LUX MB3045. 2台目修理記録
 同時修理 MB3045.1台目MB3045.3台目MB3045.4台目MB3045.5台目MB3045.修理真空管 
    2024/1/30到着  44/11完成 
A. 修理前の状況

B. 原因

L. LUX GX100−3.6 出力トランス点検
  • 現在オークションでは直流抵抗を測定して、良否を表示しているが、完璧ではありません。
    正確には、交流電圧を入力し、各巻き線の出力電圧を点検する。

T. バラック修理・バラック調整後測定

C. 修理状況


U. TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定
  • KT88 Gm、IP測定。
    • 付属1本目 「KT88」 Gm測定=10800μmho、IP=125.7mA。
      付属2本目 「KT88」 Gm測定=9500μmho、IP=108.5mA。

    6240G Gm、IP測定。
    • 付属1本目 「6240G」ユニット1 Gm測定=1800μmho、IP=6.69mA。
            「6240G」ユニット2 Gm測定=2000μmho、IP=7.41mA。
    • 付属2本目 「6240G」ユニット1 Gm測定=1200μmho、IP=5.24mA。
            「6240G」ユニット2 Gm測定=1480μmho、IP=5.36mA。

    12AU7 Gm、IP測定。
    • 付属「12AU7」1本目ユニット1測定 Gm=3100μmho、Ip=15.54mA。
        「12AU7」1本目ユニット2測定 Gm=3000μmho、Ip=13.48mA。

    12AX7 Gm、IP測定。
    • 付属「12AX7」ユニット1 Gm測定=3450μmho、IP=2.34mA。
        「12AX7」ユニット2 Gm測定=2200μmho、IP=2.17mA。



D. 使用部品

E. 調整・測定

G. 修理費   20,000円    見積・点検のみ。
                      但し、真空管は別途です。
                      3台目からの、お馴染みさん価格。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. LUX MB3045 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 前右から見る。
A13. 点検中 後から見る。
A14. 点検中 後左から見る。
A15. 点検中 上から見る。
A16. 点検中 真空管を取り、上から見る。
A21. 点検中 下前左から見る。
A22. 点検中 下後右から見る。
A23. 点検中 下から見る。下蓋表に「再調整のしかた」の表示あり。
A24. 点検中 下蓋を取り、下から見る。 入力VR、入力RCA端子、電解コンデンサー交換してある。
A31. 点検中 真空管。左から12AX7、12AU7、6FQ7、6FQ7、KT88、KT88
A41. 点検中 終段出力真空管ソケットを金メッキ端子テフロン絶縁製に2個交換。
A51. 点検中 前段真空管ソケットを金メッキ端子タイト絶縁製に4個交換。
A52. 点検中 基板を外すのでフイルムコンデンサー6個交換。
A61. 点検中 整流ダイオード8個交換。ファストリカバリー対応。
A71. 点検中 SP接続端子交をバナナ対応に交換。裏に当て板製作が必要。写真は未加工なので曲がっています。
A81. 点検中 入力RCA端子をテフロン絶縁製に交換。
A91. 点検中 電源プラグを3Pインレットに交換。FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
L. LUX GX100−3.6 出力トランス点検。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
    LUX GX100−3.6 の仕様。
  • 1次プレート巻線インピーダンス=0.9kΩ(PA−B−PB)。
    2次インピーダンス=16Ω(最大)。
    インピーダンス比=0.9kΩ/16Ω=56.25、 巻き線比=7.5。
    2次16Ω端子にAC5V/1kHzを入力すると、
    1次巻線(PA−B−PB)電圧=37.5V。       
L1. 点検中 出力トランス電圧測定。1次出力電圧=5.101V×7.5=38.26V。
  • 左端=1次プレート巻線(PA−B−PB)電圧=38.35V。
    左から2台目=カソード巻線(KA−L−KB)間電圧=38.22V。
    真右=ブーストラップ巻線(FA−C−FB)間電圧=37.73V。
    右から2台目=NF巻線(FC−G−FD)間電圧=38.94V。
    右端=2次C巻線16Ω端子にAC5.101V/992.8Hzを入力。    
T. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
T0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
左=SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
     表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   右=VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
   よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
T1. 1kHz入力、SP出力電圧20V=50W出力、 0.968%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
トランス類を保護する。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 前段AMP基板。
C13. 修理前 前段AMP基板裏。
C23. 修理(交換)前 出力真空管6550のソケット下周り。
C31. 修理前 出力トランス下のフイルター基板。電解コンデンサー4個交換してある。
C41. 修理前 電源トランス下、ブロック電解コンデンサー下付近。整流ダイオード8個交換してある。
C51. 修理前 SP接続端子。
C61. 修理前 入力RCA端子。
C71. 電源プラグ。
U. TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
U0. 付属真空管 「KT88」。
     真空管ハンドブック(規格表)の、
       「KT88」相互コンダクタンス=11000μmho「Ep=Esg=250V、IP=140mA、Eg1=−14V」。
U11. 付属1本目 「KT88」。 Gm測定=10800μmho、IP=125.7mA。
     測定条件、「Ep=Esg=250V、IP=120mA、Eg1=−14V」。 RangeSW=A、FullScale=15000μmho。
U12. 付属2本目 「KT88」。 Gm測定=9500μmho、IP=108.5mA。
U2. 付属真空管。 「6240G」、2本。
    LUX6240Gの付属規格表から、6240G相互コンダクタンス=3500μmho、「Ep=250V、Ip=7mA、Eg1=−5V」。
U21. 付属1本目 「6240G」ユニット1。 Gm測定=1800μmho、IP=6.69mA。
     測定条件、「Ep=250V、Ip=7mA、Eg1=−5V」。 RangeSW=C、FullScale=6000μmho
U22. 付属1本目 「6240G」ユニット2。 Gm測定=2000μmho、IP=7.41mA。
U23. 付属2本目 「6240G」ユニット1。 Gm測定=1200μmho、IP=5.24mA。
     「Ep=250V、Ip=7mA、Eg1=−5V」。 RangeSW=C、FullScale=6000μmho
U24. 付属2本目 「6240G」ユニット2。 Gm測定=1480μmho、IP=5.36mA。
U3. 付属真空管「12AX7(ECC83)」。 
       真空管ハンドブック(規格表)の、
    12AX7(ECC83)相互コンダクタンス=1600μmho「Ep=250V、Ip=1.2mA、Eg1=−2V」。
1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30 Receiving Tube Manual、1966/実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。
U31. 付属1本目「12AX7」 ユニット1。 Gm測定=3450μmho、IP=2.34mA。
             測定条件、「Ep=250V、Eg1=−2V」。 RangeSW=C、FullScale=3000μmho
U32. 付属1本目「12AX7」ユニット2。 Gm測定=2200μmho、IP=2.17mA。
U4. 付属真空管「12AU7(ECC82)」。 
       真空管ハンドブック(規格表)の、
    12AU7(ECC82)相互コンダクタンス=2200μmho「Ep=250V、Ip=10.5mA、Eg1=−8.5V」。
1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30 Receiving Tube Manual、1966/実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。
U41. 付属真空管「12AU7」1本目ユニット1測定。 Gm=3100μmho、Ip=15.54mA。
           測定条件、「Ep=250V、Eg1=−8.5V」、 Cレンジ=6000μmhoレンジでの測定。
U42. 付属真空管「12AU7」1本目ユニット2測定。 Gm=3000μmho、Ip=13.48mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
測定電源は安定化電源を使用し、AC115V 60Hzで行う。
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況.
S. LUX MB3045 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 モノラルパワーアンプ MB3045
連続実効出力 60W(4Ω、8Ω、16Ω)
全高調波歪率 0.2%以下(60W、1kHz)
0.3%以下(50W、20Hz〜20kHz)
0.05%以下(10W、1kHz)
混変調歪率 0.3%以下(50W、60Hz:7kHz=4:1)
周波数特性 10Hz〜40kHz -1dB以内
入力感度 約800mV
入力インピーダンス 80kΩ
残留雑音 0.5mV以下
使用真空管 8045G=2本
6240G=2本
12AU7=1本
12AX7=1本
外形寸法 幅370x高さ170x奥行240mm
重量 16.0kg
価格 ¥128,000(1台、1976年7月発売)
8045G 付属規格表
6240G 付属規格表
                            mb3045_2u
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