LUXMAN CL−35mkU. 3台目修理記録
   メインアンプは Mcintosh MC240. 3台目           平成25年6月20日到着  11月23日完成
A. 修理前の状況
  • 母曰く、mc240と同じくらいの時期(35年ほど前)に購入したそうです。
    しかし、それからは修理や部品の交換といった事は一切しておらず、かなりの経年劣化が予想されます。
    また、mc240故障の件もあってか、最悪の場合、折角修理していただいたmc240ごと巻き込み、故障してしまう可能性もあるのではと考えると、私共々、不安は募るばかりです。 気になる部分としましては、左側のスピーカーから「しゅわ〜っ」というノイズが聞こえてきます。
    さほど大きな音ではないのですが、右側のスピーカーからは聞こえません。
    ケーブルの接続なども確認しましたが、どうも鳴り止みません。mc240のみに電源を入れた場合は、ノイズは聞こえてきませんので、CL-35mkUの異常ではと考えております。

B. 原因
  • 各部経年劣化。

C. 修理状況
  • フイルム・コンデンサー交換。
  • 電解コンデンサー交換。
  • (テフロン製)真空管ソケット交換。
  • テフロン絶縁RCA端子に交換。
  • ヘッドホーンジャック交換。
  • 各部半田補正。
  • 電源ソケット交換(3Pインレット)。 FURUTECH製FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。


U. TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定 別ファイルが開きます。

K. 裏パネルと木製ケース修理   別ファイルが開きます

D. 使用部品
  • フイルム・コンデンサー                    28個。
  • 電解コンデンサー                      16個。
  • MT9ピンソケット(テフロン製)                9個。
  • ブロック電解コンデンサー(TMC)              5個。
  • ブロック電解コンデンサー                   1個。
  • ヘッドホーンジャック                      2個。
  • テフロン絶縁RCA端子                12組24個。
  • 3Pインレット                       1個。 FURUTECH製FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。
  • 整流ダイオード                      2個

E. 調整・測定

F. 上位測定器による 調整・測定

G. 修理費                   131,500円
                             但し、真空管別途。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. LUXMAN CL−35mkU の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A11. 外観 前から見る
A12. 外観 前右から見る
A13. 外観 後から見る
A14. 外観 後左から見る
A15. 外観 上から見る
A21. 外観 下前から見る
A22. 外観 下前左から見る
A23. 外観 下後から見る
A24. 外観 下後右から見る
A25. 外観 下から見る
A252. 外観 下から見る、固定ボルトの座金は食い込むタイプでないと不可!
A26. 点検中 木箱から取出 上から見る。
A27. 点検中 木箱から取出、上蓋・真空管シールドを外し、上から見る
A28. 点検中 木箱から取出 下から見る
A29. 木箱から取出、下蓋をとり、 下から見る
A292. 下から見る、 電解コンデンサーの比較。
A293. 下から見る、 電解コンデンサーの比較。
A31. 点検中 LUX純正MC入力トランス付き!
A32. 点検中 入出力RCA端子郡。
A33. 点検中 入出力RCA端子郡、 テフロン絶縁RCA端子に交換。 但し、全交換のみ。
A34. 点検中 割れたMICジャック2個。
A35. 点検中 電源ソケット、3Pインレットに交換可能。
A36. 点検中 真空管。
A37. 点検中 真空管ソケット、右=テフロン製、左=タイト製を選択可能。
A38. 点検中 MCトランスソケット、右=テフロン製を選択、左=タイト製も使用可能。
C. 修理状況
C11. 修理前 R側AMP基板。
C12. 修理後 R側AMP基板 電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー14個交換
C13.完成R側AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 L側AMP基板
C22. 修理後 L側AMP基板 電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー14個交換
C23. 完成L側AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 整流・ヘッドホンAMP基板
C32. 修理後 整流・ヘッドホンAMP基板。
                         整流ダイオード2個、電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー2個交換
C33. 修理後 整流・ヘッドホンAMP基板裏
C34. 修理(半田補正後)後 整流・ヘッドホンAMP基板裏、フイルムコンデンサー2個追加
C35. 完成整流・ヘッドホンAMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理前 真空管ソケット
C42. 修理(交換)後 真空管ソケット、テフロン製に交換。
C51. 修理前 MCトランスソケット。
C52. 修理(交換)後、 MCトランスソケット テフロン製に交換。
C61. 修理前 RCA端子郡、 MIC入力端子。
C62. 修理(交換)後 RCA端子郡、 MIC入力端子。
C71. 修理前 電源ソケット
C72. 修理(交換)後 電源ソケット
C81. 交換部品。
C82. 交換部品。
C91. 修理前 上から見る
C92. 修理後 上から見る
C93. 修理後 上から見る、 真空管挿入。
C94. 修理前 下から見る
C95. 修理後 下から見る
C96. 完成 後から見る。
E. 測定・調整
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. AUX_50Hz入力、R側出力電圧=0.9V、 0.013%歪み。
                 L側出力電圧=2V、 0.011%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. AUX_100Hz入力、R側出力電圧=1.9V、 0.015%歪み。
                    L側出力電圧=2V、 0.011%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. AUX_500Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.015%歪み。
                    L側出力電圧=2V、 0.011%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. AUX_1kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.014%歪み。
                  L側出力電圧=2V、 0.011%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. AUX_5kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.015%歪み。
                 L側出力電圧=2V、 0.013%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. AUX_10kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.019%歪み。
                   L側出力電圧=2V、 0.018%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. AUX_50kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.22%歪み。
                   L側出力電圧=2V、 0.27%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E28. AUX_100kHz入力、R側出力電圧=1.3V、 0.48%歪み。
                    L側出力電圧=1.4V、 0.58%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E29. AUX_1kHz入力、R側出力電圧=12V、 0.075%歪み。
                  L側出力電圧=12V、 0.065%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
                 この上で、飽和する。
E31. MM_50Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.092%歪み。
                 L側出力電圧=2V、 0.098%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E32. MM_100Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.19%歪み。
                  L側出力電圧=2V、 0.18%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E33. MM_500Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.076%歪み。
                  L側出力電圧=2V、 0.057%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E34. MM_1kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.06%歪み。
                 L側出力電圧=2V、 0.06%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E35. MM_5kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.036%歪み。
                 L側出力電圧=2V、 0.029%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E36. MM_10kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.038%歪み。
                  L側出力電圧=2V、 0.039%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E37. MM_50kHz入力、R側SP出力電圧8.7V=36W出力、 0.21%歪み。
                  L側SP出力電圧7.2V=36W出力、 0.24%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E41. MCトランス_50Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.080%歪み。
                      L側出力電圧=2V、 0.086%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E42. MCトランス_100Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.094%歪み。
                       L側出力電圧=2V、 0.094%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E43. MCトランス_500Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.089%歪み。
                       L側出力電圧=2V、 0.086%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E44. MCトランス_1kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.084%歪み。
                      L側出力電圧=2V、 0.083%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E45. MCトランス_5kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.034%歪み。
                      L側出力電圧=2V、 0.085%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E46. MCトランス_10kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.047%歪み。
                       L側出力電圧=2V、 0.042%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E47. MCトランス_50kHz入力、R側側出力電圧=2V、 0.41%歪み。
                       L側側出力電圧=2V、 0.43%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
F. 上位測定器によるプリAMP調整・測定
F1. 下のオーディオアナライザーで自動測定
F21. 入出力特性測定(AUX入力)
        AUX入力端子へ150mV一定入力、VRはmax、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F22. 歪み率特性測定(AUX入力)
        AUX入力端子へ150mV一定入力、VRはmax、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色。
F31. 入出力特性測定(AUX入力) BASS(150HZ) & TREBLE(1.5KHZ) 最大
        AUX入力端子へ150mV一定入力、VRはmax、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F32. 入出力特性測定(AUX入力) BASS(150HZ) & TREBLE(1.5KHZ) 最小
        AUX入力端子へ150mV一定入力、VRはmin、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F33. 入出力特性測定(AUX入力) BASS(300HZ) & TREBLE(3KHZ) 最大
        AUX入力端子へ150mV一定入力、VRはmax、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F34. 入出力特性測定(AUX入力) BASS(300HZ) & TREBLE(3KHZ) 最小
        AUX入力端子へ150mV一定入力、VRはmin、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F35. 入出力特性測定(AUX入力) BASS(600HZ) & TREBLE(6KHZ) 最大
        AUX入力端子へ150mV一定入力、VRはmax、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F36. 入出力特性測定(AUX入力) BASS(600HZ) & TREBLE(6KHZ) 最小
        AUX入力端子へ150mV一定入力、VRはmin、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F41. 入出力特性測定(AUX入力) LowFilter(25HZ) & HighFilter(12KHZ) ON
        AUX入力端子へ150mV一定入力、VRはmax、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F42. 入出力特性測定(AUX入力) LowFilter(60HZ) & HighFilter(7KHZ) ON
        AUX入力端子へ150mV一定入力、VRはmax、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F51. 入出力特性測定(MM入力)=PHONO−2
       入力電圧=1.5mV一定入力、VRはmax、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F52. 入出力特性測定(MM入力)=PHONO−2(MCトランス使用)
           入力電圧=1.5mV一定入力、VRはmax、左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
E4. 完成、 24時間エージング中。 左は ONLIFE Research U−22.2台目
Y. ユーザー宅の設置状況
Y1. 設置状況、 正面から見る。
Y2. 設置状況、 右側から見る。
Y3. 設置状況、 左側から見る。
Y4. 設置状況、プリはLUXMAN CL-35mk、上は117Vへの昇圧電源。
Y5. 設置状況、レコードプレヤー等。
S. LUXMAN CL−35mkU の仕様(マニアル・カタログより)
型式 管球式コントロールアンプ
周波数特性 15Hz〜40kHz、 -1dB
全高調波歪率 0.06%以下(出力2V)
出力電圧 最大15V(歪率0.3%)
出力インピーダンス 550Ω
入力感度 Phono1、2 = 1.2mV。
Aux1、3 = 120mV(可変)。
Aux2 = 120mV。
Mic = 0.5mV。
SN比 Phono = 64dB以上。
Aux = 77dB以上。
Mic = 60dB以上。
トーン コントロール LUX方式、NF型湾曲点切換
付属装置 ハイフィルター。
ローフィルター。
ローフリーク・エンシートリマー。
アッテネーター。
テープモニター2回路。
テープダビング。
使用真空管 12AX7×6本+12AU7×1本
定格消費電力 最大30W
外形寸法 幅476mm×高さ190mm×奥行275mm
重量 約12kg
定価 \98,000(1972年5月発売)。
\138,000(1974年頃)
                          cl35-2_33f
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