YAMAHA B−1. 18台目修理記録
2023/7/31.到着   9/5.完成 
寸評
  • ヤマハがOEMで作らせたFETが使用されております(写真C81〜C96)。
    これの代替えは大変です、2〜3個パラにしないと損失が足りませんし、物理的に大変です。
    放熱器に異常に熱くなる(熱センサーが働く)、「ポップ」ノイズ出る、電源OFF時やスピーカ接続時に“ボツ”と鳴る等は直ぐに点検しましょう。
    UC-1を使用時、SPのマイナスラインは切り替えていませんので、RLの短絡に注意する。
    プロテクト回路に、未熟な所が有り、「4台目B−1」の様に終段SIT(静電誘導型トランジスター)が死にました!
    問題は、終段SIT(静電誘導型トランジスター)ブロックに温度感知サーミスタが付いていますが、動作が100%では有りません。
    温度感知して作動(多分80度C)しても、終段SIT(静電誘導型トランジスター)に電気が遮断されない事が、希に起こります。
    改造方法は修理の中にヒント有り。
    長期間使用しない場合は、待機電力 節約の為、電源コードを抜いて下さい。
A. 修理前の状況
  • 以下に「***オフ新潟***リペアセンター」の修理履歴を記載します。
    • 2023.3.19 症状。時間経つとオーバーロード点灯、オーバーロード点滅後電源入らず。
      リペアセンター修理対応。
      トランジスタ(FET)、ダイオード、ヒューズ、半固定ボリューム、抵抗、電解コンデンサを交換しました。
      DCオフセット、バイアス電流を調整しました。
      時々症状、時間経過症状のため、長期間動作確認 テストを実施しました。
      交換部品名=トランジスタ、ダイオード52個、ヒューズ、ヒートシンク6個 半固定ボリューム、抵抗11個、電解コンデンサ10個
    • 2023.7.1 症状。電源を入れたらLチャンネルからノイズが出てリレーが動作し、その後、音が出なくなった。
      故障前、背面のノーマルSWでは出力していたがダイレクトでは出力せず。
      リペアセンター修理対応。
      パワーFET電源ヒューズ断線交換後、いったん動作していましたが、 再度ヒューズが断線しパワーFET 2SK77 2個、電源トランジスタ2個が ショートしていました。
      未修理にて返却します。
  • 修理工房注記:

B. 原因・現状
  • 右側終段SIT(静電誘導型トランジスター)焼損。
    電源出力TR基板TR(トランジスター)焼損。
    電源2基板故障。
    R側ドライブ基板故障。
    RLドライブ基板、Filter基板のカードエッジコネクターが接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所)が酸化されて入る。

C. 修理状況

D. 使用部品
  • オーディオ用電解コンデンサー    個(ニチコン・ミューズ使用)。
    フイルム・コンデンサー         個。
    半固定VR              12個。
    TR(トランジスター)           個。
    FET(Field Effect Transistor)      個。
    SP接続リレー              5個。
    温度検知器(サーモスタット)     2個。
    テフロン絶縁RCA端子      2組4個。
    SP接続端子WBT0765WBT0735互換) 1組4個。
    ラバロンVCT(3.5スケア)ケーブル 1.6m。
    プラグ(Panasonic WF−5018) 1個。


E. 調整・測定

G. 修理費(改造費)      317,500円  「オーバーホール修理」。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. YAMAHA B−1 の仕様(マニアルより)

U. YAMAHA UC−1 の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中、 前から見る。
A12. 点検中、 操作パネルを取り前から見る。
A13. 点検中、 前右から見る。
A14. 点検中、 後から見る。
A15. 点検中、 後左から見る。
A21. 点検中、 上から見る。
A22. 点検中、 上蓋、左右パネルを取り上から見る。
A23. 点検中、 上蓋、左右パネルを取り上から見る。右ドライブ基板カードエッジコネクター絶縁不良、 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所)が酸化されて入る。隣との端子間で270Vの電位差がある所がある。
A24. 点検中、 上蓋、左右パネルを取り上から見る。左ドライブ基板カードエッジコネクター絶縁不良、 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所が酸化されて入る。隣との端子間で270Vの電位差がある所がある。
A25. 点検中、 上蓋、左右パネルを取り上から見る。フイルター基板カードエッジコネクター絶縁不良、 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所が酸化されて入る。
A31. 点検中、下前から見る。
A32. 点検中、下前左から見る。
A33. 点検中、下後から。
A34. 点検中、下後右から。
A41. 点検中、下から。
A42. 点検中、下蓋を取り、下から。
A43. 点検中、下蓋を取り、下から見る。 前右下足取り付け部。
A44. 点検中、下蓋を取り、下から見る。 前右下足が割れている。
A45. 点検中、下蓋を取り、下から見る。 前左下足取り付け部。
A51. 点検中、電源ブロック電解コンデンサー下。 液漏れ無く綺麗。
A52. 点検中、電源ブロック電解コンデンサー容量測定、 右側+側=12690μ/120HZ。
A53. 点検中、電源ブロック電解コンデンサー容量測定、 右側−側=14320μ/120HZ/。
A54. 点検中、電源ブロック電解コンデンサー容量測定、 左側+側=13000μ/120HZ。
A55. 点検中、電源ブロック電解コンデンサー容量測定、 左側−側=13580μ/120HZ。
A61. 点検中、内部ヒューズ、交換無。
A62. 点検中、入力RCA端子裏配線、修理履歴無。
A71. 点検中 入力RCA端子。
A72. 点検中 入力RCA端子、 テフロン絶縁RCA端子と交換。
A81. 点検中 SP接続端子。
A82. 点検中 SP接続端子。間を開けて1組取り付け、他はメクラ。
A83. 点検中 SP接続端子。 WBT0765WBT0735互換)使用。
A91. 点検中 電源コード取り付け。
A92. 点検中 電源ケーブル。 太い(3.5スケア)に交換。
A93. 点検中 使用する電源コードプラグ(Panasonic WF−5018)。
A94. 点検中 交換する電源コード(3.5スケア)、 PSE合格品なので被服が分厚い!
A95. 点検中 交換する電源コード、 PSE合格品なので被服が分厚い!
A96. 点検中 交換するK色電源コード。 電気的性能や耐候性能は上記灰色と同じです。
C. 修理状況 。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 修理中 基板を外したシャーシ。
C1. 修理中 各基板(ドライブ基板2個)の修理・検査は専用器で行う。
C11. 修理前 R側ドライブ基板。1部TR(トランジスター)交換されている。
C112. 修理中 R側ドライブ基板、出力FET(Field Effect Transistor)とTR(トランジスター)の放熱シリコン点検。
C12. 修理後 R側ドライブ基板。フイルムコンデンサー3個、半固定VR4個、電解コンデンサー3個、TR(トランジスター)3個交換
C13. 修理前 R側ドライブ基板裏。 
C14. 修理後 R側ドライブ基板裏。 全ての半田をやり修す。
C15. 完成R側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 L側ドライブ基板。1部TR(トランジスター)交換されている。
C212. 修理中 L側ドライブ基板、出力FET(Field Effect Transistor)とTR(トランジスター)の放熱シリコン点検。
C22. 修理後 L側ドライブ基板。 フイルムコンデンサー3個、半固定VR4個、電解コンデンサー3個、TR(トランジスター)3個交換
C23. 修理前 L側ドライブ基板裏。 
C24. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏。 全ての半田をやり修す。
C25. 完成L側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C30. 修理中 各基板(Filter基板、電源基板3個)の修理・検査は専用器で行う
C31. 修理前 Filter基板
C33. 修理後 Filter基板 リレー1個、電解コンデンサー4個、フィルムコンデンサー6個 交換
C33. 修理前 Filter基板裏。
C34. 修理(半田補正)後 Filter基板裏、フィルムコンデンサー4個追加。 全ての半田をやり修す。
C35. 完成Filter基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理前 電源1基板。1部トランジスター、抵抗が交換されている。
C412. 修理中 電源1基板。電解コンデンサー固定用の接着材、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。
C413. 修理中 電源1基板。電解コンデンサー固定用の接着材を取り除いて、防湿材を塗る。TR(トランジスター)放熱器は基板に接着する。
C42. 修理後 電源1基板  電解コンデンサー8個、抵抗2個、TR(トランジスター)3個交換。
C43. 修理前 電源1基板。TR(トランジスター)の放熱器周り。
C44. 修理後 電源1基板。TR(トランジスター)の放熱器、放熱器をしっかり基板に接着する。放熱器へのTR(トランジスター)固定ビス・ナット交換。
C45. 修理前 電源1基板。TR(トランジスター)の放熱器、反対側。
C46. 修理後 電源1基板。TR(トランジスター)の放熱器、反対側。放熱器をしっかり基板に接着する。放熱器へのTR(トランジスター)固定ビス・ナット交換。
C47. 修理前 電源1基板裏。
C48. 修理中 電源1基板裏。放熱を良くする為、銅箔の半田面を広げる。
C49. 修半田補正)後 電源1基板裏。 全ての半田をやり修す。
C4A. 完成電源1基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
C51. 修理前 電源2基板。1部トランジスターが交換されている。
C52. 修理後 電源2基板。 フイルムコンデンサー4個交換
C53. 修理前 電源2基板。 TR(トランジスター)の放熱器。
C54. 修理後 電源2基板。 TR(トランジスター)の放熱器。 放熱器をしっかり基板に接着する。
C55. 修理前 電源2基板。 TR(トランジスター)の放熱器、反対側。
C56. 修理後 電源2基板。 TR(トランジスター)の放熱器、反対側。 放熱器をしっかり基板に接着する。
C57. 修理前 電源2基板裏。
C58. 修理中 電源2基板裏。放熱を良くする為、銅箔の半田面を広げる。
C59. 修理(半田補正)後 電源2基板裏。 全ての半田をやり修す。
C5A. 完成電源2基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
C61. 修理前 電源3基板。
C612. 修理中 電源3基板、 +−25V電源の電源コンデンサーが片方のみ交換されている。
C613. 修理中 電源3基板、電解コンデンサー固定用の接着材、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。
C614. 修理中 電源3基板、 電解コンデンサー固定用の接着材を取り除いて、防湿材を塗る。
C62. 修理後 電源3基板 半固定VR3個、電解コンデンサー16個交換。
C63. 修理前 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器。
C64. 修理後 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器。 放熱器をしっかり基板に接着する。
C65. 修理前 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器、反対側。
C66. 修理後 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器、反対側。 放熱器をしっかり基板に接着する。
C67. 修理前 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器2。
C68. 修理後 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器2。 放熱器をしっかり基板に接着する。
C69. 修理前 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器2、反対側。
C6A. 修理後 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器2、反対側。 放熱器をしっかり基板に接着する。
C6B. 修理前 電源3基板裏。
C6C. 修理後 電源3基板裏 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。
C6D. 修理(半田補正)後 電源3基板裏。 全ての半田をやり修す。
C6E. 完成電源3基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
C71. 修理前 電源出力TR基板。前回修理で交換した物を含み、TR(トランジスター)4個焼損。
C72. 後 電源出力TR基板。 TR(トランジスター)4個交換。
C73. 修理前 電源出力TR基板裏。
C74. 完成電源出力TR基板裏。
C75. 修理前 電源出力TR基板コネクター足。綺麗です。
C81. 修理前 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77。 左=−側、右=+側。
C812. 修理中 左4個が交換する静電誘導型トランジスター2SK77。
C82. 修理(交換)後 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77。 左=−側、右=+側。
C83. 修理中 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター、+側測定。
C84. 修理中 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター、−側測定。
C85. 修理前 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77裏。 左=−側、右=+側。
C86. 修理(交換)後 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77裏。 左=−側、右=+側、サーモスタット増設。
C87. 修理前 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77コネクター足。 左=−側、右=+側。綺麗です。
C91. 修理前 左側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77。 左=+側、右=−側。
C92. 修理(交換)後 左側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77。 左=−側、右=+側。
C93. 修理前 左側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77裏。 左=+側、右=−側。
C94. 修理(交換)後 左側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77裏。 左=−側、右=+側、サーモスタット増設。
C95. 修理前 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77トランジスター足。 左=側+、右=−側。綺麗です。
CA1. 修理前 電源投入回路周り。
CA2. 修理後 電源投入回路周り。突入電流抑制回路組込。お陰で1次ヒューズは4AでOK。
CB1. 修理前  電源投入SW基板
CB2. 修理後  電源投入SW基板 電解コンデンサー2個交換。
CB3. 修理前 電源投入SW基板裏。
CB4. 修理後 電源投入SW基板裏。 全ての半田をやり修す。
CB5. 完成電源投入SW基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
CC1. 修理前 右ドライブ基板カードエッジコネクター。 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所)が酸化されて入る。
CC2. 修理(交換)後 右ドライブ基板カードエッジコネクター。
CC3. 修理前 左ドライブ基板カードエッジコネクター。 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所が酸化されて入る。
CC4. 修理(交換)後 左ドライブ基板カードエッジコネクター。
CC5. 修理前 フイルター基板カードエッジコネクター。 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所が酸化されて入る。
CC6. 修理(交換)後 フイルター基板カードエッジコネクター。
CD0. 後パネルを取り、傾けて修理中。
CD1. 修理前 入力RCA端子。
CD2. 修理(交換)後 入力RCA端子。テフロン絶縁RCA端子に交換。
CD3. 修理前 RCA端子基板。
CD4. 修理後 RCA端子基板。電解コンデンサー2個交換。
CD5. 修理前 RCA端子基板裏。
CD6. 修理後 RCA端子基板裏、フイルムコンデンサー2個追加。 全ての半田をやり修す。
CD7. 完成RCA端子基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
CD8. 完成RCA端子基板取り付け。
CE1. 修理中 入力切換SW(Normal/Direct)分解。修理済で接点綺麗!
CE2. 修理中 入力切換SW(Normal/Direct)可動接点が開いている。前回修理ミス!
CE3. 修理(清掃)後 入力切換SW(Normal/Direct)可動接点修理後。
CE4. 修理(清掃)後 入力切換SW(Normal/Direct)、3A位流し確認する。
CE5. 修理中 RumbleFilterSW(Normal/Direct)分解。
CE6. 修理中 RumbleFilterSW(Normal/Direct)接点。
CE7. 修理(清掃)後 RumbleFilterSW(Normal/Direct)接点清掃後。
CF1. 修理前 出力フイルター基板。
CF2. 修理前 出力フイルター基板裏。
CF3. 修理(半田補正)後 出力フイルター基板裏。 全ての半田をやり修す。
CF4. 完成出力フイルター基板裏。 半田補正・洗浄後防湿材を塗る。
CG1. 修理前 SP接続リレー。
CG2. 修理前 SP接続リレー。  リレー5個交換。使用するのは1個ですが入手難なので5個交換。
CH1. 修理前 SP接続端子。
CH2. 修理(交換)後 SP接続端子。 WBT0765WBT0735互換)使用。
CI1. 修理前  電源コード取り付け。
CI2. 修理(交換)後  電源コード取り付け。
CI3. 完成  電源コード交換。ソケットのアース端子が無いのはユーザーの要望、後付は簡単です。
CI4. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。 差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い。
           上のK線=巻き付いた端側、 下の白線=挿入した側。止めビスは未締結です。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI5. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い、反対側。
           上の白線=巻き付いた端側、 下のK線=挿入した側。止めビスは未締結です。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI6. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。 差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い。
           上のK線=巻き付いた端側、 下の白線=挿入した側。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI7. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い、反対側。
           上の白線=巻き付いた端側、 下のK線=挿入した側。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI8. 完成 3Pプラグにケーブル取り付。 奥までしっかり芯線が入っている。
CI9. 完成 3Pプラグにケーブル取り付、反対側。 奥までしっかり芯線が入っている。
CIA. 完成 3Pプラグにケーブル取り付。 被覆部も十分に差し込む。ユーザーの要望でアース端子は外して有る。
CIB. 完成 3Pプラグにケーブル取り付、反対側。 被覆部も十分に差し込む。ユーザーの要望でアース端子は外して有る。
CJ1. 修理前 前パネルVR・電源SW基板裏
CJ2. 修理(半田補正)後 前パネルVR・電源SW基板裏。 全ての半田をやり修す。
CJ3. 完成前パネルVR・電源SW基板裏、洗浄後防湿材を塗る
CK1. 修理中 前パネルコネクター受け端子点検。
CK2. 修理前 前パネルコネクター端子。
CK3. 修理中 前パネルコネクター端子の配線点検。
CK4. 修理中 前パネルコネクター端子の配線点検、反対側。
CL1. 修理前  SIT(静電誘導型トランジスター)用ブロック電解コンデンサー下周り。
CL2. 修理後  SIT(静電誘導型トランジスター)用ブロック電解コンデンサー下周り。フイルムコンデンサー4個追加、取り付けビス2個交換。
CL3. 修理中  SIT(静電誘導型トランジスター)用ブロック電解コンデンサー下周り。フイルムコンデンサー4個。
CL4. 修理中  SIT(静電誘導型トランジスター)用ブロック電解コンデンサー下周り。アース側取り付けビスが短すぎるので交換する。 電解コンデンサー端子に十分にビスを入れ、締結はナットで行う。
写真の様に2倍近く電解コンデンサー端子内に入る。電極用ビス、ワッシャ、スプリングワッシャ、ナットは黄銅製+ニッケルメッキ使用。
CM1. 修理前 前右下足取り付け部。
CM2. 修理中 前右下足取り付け部。
CM3. 修理後 前右下足取り付け部。
CM4. 修理前 前右下足が割れている。
CM5. 修理後 ホットボンドを詰め、下足補強。
CM6. 修理前 前左下足取り付け部。
CM7. 修理中 前左下足取り付け部。
CM8. 修理後 前左下足取り付け部。
CN1. 交換部品。
CN2. 交換部品2。
CN3. 交換部品3。
CN4. 交換部品。 終段V−FET
CO1. 修理前 上から見る
CO2. 修理後 上から見る
CO3. 修理前 下から見る
CO4. 修理後 下から見る
E. 測定・調整。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこら。
E11. 50Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0216%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0215%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. 100Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0221%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0218%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. 500Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0225%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0229%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. 1kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.027%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.027%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. 5kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0363%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0368%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E16. 10kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0466%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0471%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. 20kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0799%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0814%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E2. フルパワー出力なので、 24V高速フアンが全回転でクーリング。
Y. ユーザー宅の設置状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況.
S. YAMAHA B−1 の仕様(マニアルより) 
型式 ステレオ・パワーアンプ B-1
回路方式 シングルプッシュプルOCL、SEPP回路
パワー段用電源 L・R独立のトランス及びケミコン(15,000μF×2)×両ch
ダイナミックパワー 360W(8Ω)、(1kHz,歪0.1%)
実効出力 150W+150W(8Ω/4Ω共)、(両ch,20〜20,000Hz,歪み0.1%)
160W+160W(8Ω/4Ω共)、(両ch,1kHz,歪み0.1%)
パワーバンド幅 5Hz〜50kHz(8Ω)、(IHF,歪み0.5%)
ダンピングファクター 80(8Ω)、(両ch,100W時,8Ω)
全高調波歪率 0.02%(1kHz),0.06%(20kHz)、(両ch,100W時,8Ω)
0.02%(1kHz),0.03%(20kHz)、(両ch,1W時,8Ω)
混変調歪率 0.04%、(70Hz:7kHz=4:1,100W,8Ω)
周波数特性 5Hz〜100kHz(+0,−1dB)、(1W,8Ω)
入力インピーダンス 100kΩ
入力感度 775mV
レベル可変幅 18dB(775mV〜6V)
残留雑音 0.3mV
SN比 100dB
ランブルフィルターfc 10Hz,−12dB/oct
入力端子 NORMAL-DIRECT(SW切換)
出力端子 1-2-3-4-5(UC−1使用時)
(B-1単体の場合は1のみ)
付属回路 オーバーロード・インジケーター
パワーFET(Field Effect Transistor)保護回路(自動復帰・純電子式過電流保護回路)
スピーカー保護回路(電圧検出リレー駆動方式)
サーマルインジケーター(温度上昇検出保護回路)
ランブルフィルタースイッチ
主な使用半導体 FET(Field Effect Transistor)=39個
TR(トランジスター)=113個、 LED=3個、 ツェナーダイオード=7個、 ダイオード=64個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 440W(電気用品取締法による表示)
寸法 460W×150H×390Dmm
重量 37kg
別売品 専用アダプター UC-1
価格 335,000円(1974年当時)
U. YAMAHA UC−1 の仕様(マニアルより)
ピークメーター部 −50dB〜+5dBまで表示するピークVUメーターとメータードライブ回路
スピーカー切換部 5組のスピーカー切換SWと左右独立レベルコントロールボリューム
その他 パワーインジケーター,オーバーロードインジケーター,サーマルインジケーター
B-1との接続 直接B-1前面に実装,または,別売専用コネクターコードにて接続使用
仕上げ ブラックアルマイト,梨地仕上げ
寸法 460W×150(+5)H×83(+50)Dmm
重量 5.5kg
別売品 専用コネクターコード
価格 5万円(1974年当時)
            y-b1-i52
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