Sansui AU−9500. 17台目 修理記録 
2021/12/14.持込   2022/3/17完成
A. 修理前の状況
  • フォノイコライザー部分に故障が起きているようです。
    時々音が出なくなったり、ブン、ブン?ボーンボーン?のような大きな雑音が出ます。
    プレーヤーを接続しているフォノ1から、何も接続していないフォノ2に切り換えても同様の雑音がします。
    接続していないフォノ2に切り換えても同様の雑音がします。
    AU-9500は、1972年に私の高校入学記念に父が買ってくれたものです。
    ここ20年くらいはたまに音出しのような状況でしたが、丁寧に扱ってきました。
    丁寧に扱っていても、使っていない端子部分がさびのようなくたびれがでています。
    ボリューム類、モノ・ステレオ切り替え、入力セレクタは、ガリを感じ接触不良のようになることもありますが、 つながるので、気にせず使っています。
    クリーニングやパーツがあってりして改善できればしたいです。
    フォノイコライザーを使わず外付のイコライザーを使えば内蔵のものよりよいのかもしれませんが、 持っている機能が使えないのは寂しくあり、修理ができればしたいと思っています。
    仕事をリタイヤし、ステレオを聞く時間ができたので動かしてみたのですが、 どれもこれも思いのほか、経年劣化していました。
    アンプは最初フォノイコライザー部分と気付かず 「おまえもついに逝ったか」と寂しくなり、仕方ないので安いアンプを買いました。
    それをつないだりしているときに、 他の入力では音が出るとわかり、これは修理に出してみようかと思ったのです。
    今の機械に買い換えたほうが、すべてよくなるとは思うのですが、馴染んだ古臭い音が落ち着きます。
    たとえがめちゃくちゃになりますが、私のオートバイ趣味と似ています。
    今のバイクのほうが性能はすべて優れていますが、ガラクタでも昔から乗っているバイクに乗ると落ち着くという感じです。
    イコライザー以外で、ボリュームやスイッチ、コンデンサなど50年経ったパーツで交換したほうがよいものが多いことは承知していますが、 私の耳で気にならない部分は、古いまま残していただけませんでしょうか。
    スイッチ(スピーカー切り替え)をさわったり、ボリュームをさわったりすると、接触の悪いところもありますが、がまんできないことはありません。
    私の家は関越高速の中ノ島見附インターそばですので、実機をもって伺うことも簡単です。
    前橋までな2時間ちょっとです。


B. 原因

  • 各部経年劣化。
    TR(トランジスター)劣化。

C. 修理状況

D. 使用部品
  • 半固定VR            4個。
    TR(トランジスター)     16個。
    フイルムコンデンサー      13個。
    オーディオ用電解コンデンサー  53個。
    テフロンシート         8枚。
    リレー             1個。
    抵抗              1本。

E. 調整・測定

F. 修理費
       110,000円    オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. SANSUI AU−9500 の仕様(マニアル・カタログより)


A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中、 前右から見る。
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中、 後左から見る。
A21. 点検中、 上から見る
A22. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A23. 点検中 上蓋・シールドを取り、上から見る
A24. 点検中 上蓋・シールドを取り、上から見る。 電源ブロック電解コンデンサーの頭の膨らみ無。
A31. 点検中、 下前から見る。
A32. 点検中、 下前左から見る。
A33. 点検中、 下後から見る。
A34. 点検中、 下後右から見る。
A41. 点検中、 下から見る。
A42. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A51. 点検中 電源コード取り付け。
A52. 点検中 電源コードをとり、3Pインレットに交換可能。今回見送り。 FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
A61. 点検中 入出力RAC端子郡。
A62. 点検中 入出力RAC端子郡、テフロン絶縁RCA端子に交換可能。今回見送り。
A63. 点検中 交換するテフロン絶縁製RCA端子。 中心電極は円筒状で4つ割方式。
A64. 点検中 WBT製RCA端子WBT−0201。 さらに複雑な構造で「カチ」と差し込み感を与える。
A65. 点検中 最近の「RCAプラグ」の中心電極は2割になっているので接触不良が起きにくい。
A71. 点検中 SP接続端子。 
A72. 点検中 SP接続端子。 WBT−0730に交換可能。今回見送り。
A81. 点検中 使用する電解コンデンサーの比較。
          原則電源回りにKZを使用しますが、大きさ・電気性能が異なるので、使用出来ない場所があります
          左=nichiconKZ、中=nichiconFG(FinGold)、右=nichiconFX
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 R側 終段トランジスター。
C12. 修理中 R側 終段トランジスター。 熱でシリコングリスが流れ出し殆ど無い、テフロンシートに交換する。
C13. 修理後 R側 終段トランジスター
C14. 修理前 L側 終段終段トランジスター。
C15. 修理中 L側 終段トランジスター。 熱でシリコングリスが流れ出し殆ど無い、テフロンシートに交換する。
C16. 修理後 L側 終段終段トランジスター
C21. 修理前 R側終段基板。 TR(トランジスター)が2個交換されている。
C212. 修理前 R側終段基板。 抵抗に塩分が結晶?
C212. 修理中 R側終段基板ドライブTR(トランジスター)の放熱シリコンオイル点検。
C22. 修理後 R側終段基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー4個交換
                    ドライブTR(トランジスター)のシリコンは交換して塗布する。
C23. 修理前 R側終段基板裏
C24. 修理後(半田補正)後 R側終段基板裏 全ての半田をやり直す
C25. 完成R側終段基板裏 不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
C31. 修理前 L側終段基板。 TR(トランジスター)が2個交換されている。
C312. 修理前 L側終段基板。 抵抗に塩分が結晶?
C312. 修理中 L側終段基板ドライブTR(トランジスター)の放熱シリコンオイル点検。
C32. 修理後 L側終段基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー4個交換。
                    ドライブTR(トランジスター)のシリコンは交換して塗布する。
C33. 修理前 L側終段基板裏
C34. 修理後(半田補正)後 L段基板裏 全ての半田をやり直す
C35. 完成 L側終段基板裏 不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
C41. 修理前 整流・プロテクト基板
C412. 修理前 整流・プロテクト基板。 抵抗にヒビ割れ。
C413. 修理前 整流・プロテクト基板。 ダイオード4本、ヒューズ1本が交換されている。
C42. 修理後 整流・プロテクト基板  SP接続リレー、電解コンデンサー12個、TR(トランジスター)2個、抵抗1本交換
C43. 修理前 整流・プロテクト基板裏
C44. 修理後(半田補正)後 整流・プロテクト基板裏 全ての半田をやり直す。フイルムコンデンサー4個追加。
C45. 完成 整流・プロテクト基板裏 不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
C51. 修理前 コントロール基板
C512. 修理中 コントロール基板。 抵抗に塩分が結晶?
C513. 修理中 コントロール基板。 足を継ぎ足しでTR(トランジスター)交換。
C52. 修理後 コントロール基板。 TR(トランジスター)14個、電解コンデンサー17個、フイルムコンデンサー4個交換
C53. 修理前 コントロール基板裏
C54. 修理後(半田補正)後 コントロール基板裏 全ての半田をやり直す
C55. 完成 コントロール基板裏完成 不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
C61. 修理前 EQ−AMP基板。 TR(トランジスター)が4個交換されている。
C62. 修理後 EQ−AMP基板。 電解コンデンサー12個交換
C63. 修理前 EQ−AMP基板裏
C64. 修理後(半田補正)後 EQ−AMP基板裏 全ての半田をやり直す
C65. 完成 EQ−AMP基板裏 不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
C7. 修理中 前面パネルを外す方が、作業がしやすい
C71.  修理前 TONE−VR基板
C72. 修理中 TONE−VR基板。基板銅箔が酸化している。
C73. 修理中 TONE−VR基板。 左=清掃後、右2個=清掃前。
C74. 修理(清掃)後 TONE−VR基板。
C75. 修理(清掃)中 TONE−VR基板。接点ローター。
C76. 完成 TONE−VR基板。写真紛失、下記はAU−9500. 16台目参考。
C77. 修理前 TONE−VR基板裏
C78. 修理(半田補正)後 TONE−VR基板裏 全ての半田をやり直す 
C79. 完成TONE−VR基板裏 洗浄し、コート液を塗布。
C81. 修理前 SW基板
C82. 修理前  SW基板裏、手付けなので劣化は非常に少ない
C83. 修理(半田補正)後 SW基板裏 全ての半田をやり直す
C84. 完成SW基板裏 洗浄し、コート液を塗布。
C91. 修理前 FILTERS−SW基板
C92. 修理前 FILTERS−SW基板裏
C93. 修理(半田補正)後 FILTERS−SW基板裏 全ての半田をやり直す
C94. 完成FILTERS−SW基板裏 洗浄し、コート液を塗布。
CA1. 修理前 Mode−SWの接点
CA2. 修理後 Mode−SWの接点。
              一般的な接点復活材ではこの程度です。但し、強いのは基板を犯す物が有るので注意!
              粗い研磨材でキズを付けると、接触面積が減るので注意する。
CB1. 修理前 SELECTOR−SWの接点
CB2. 修理(洗浄)後 SELECTOR−SWの接点
CC1. 修理前 BASS−SWの接点
CC2. 修理(洗浄)後 BASS−SWの接点
CD1. 修理中 MIDRANGE−SW
CD2. 修理前 MIDRANGE−SWの接点
CD3. 修理(洗浄)後 MIDRANGE−SWの接点
CD4. 修理前 MIDRANGE−SWの接点2
CD5. 修理(洗浄)後 MIDRANGE−SWの接点2
CD6. 修理中 MIDRANGE−SW基板。
CD7. 修理前 MIDRANGE−SW基板裏。
CD8. 修理(半田補正)後 MIDRANGE−SW基板裏。全ての半田をやり直す。
CD9. 完成MIDRANGE−SW基板裏。不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
CE1. 修理前 SP切り替えSW。
CE2. 修理(洗浄)後 SP切り替えSW。 大電流が流れるので、接点洗浄剤を使用する。
CF1. 修理(洗浄)中 メインVR。 ラウドネスのタップが有るので交換不可。
CF2. 修理中 電源表示パイロットランプ。取り付けブラケットが錆びている。
CF3. 修理中 電源表示パイロットランプ、反対側。取り付けブラケットが錆びている。
CF4. 修理中 電源表示パイロットランプ取り付けブラケット。軽くサビ止め塗装する。
CF5. 修理中 電源表示パイロットランプ取り付けブラケット、反対側。軽くサビ止め塗装する。
CG1. 修理前 電源ブロック電解コンデンサー下周り。
CG2. 修理後 電源ブロック電解コンデンサー下周り。 フイルムコンデンサー5個追加。
CH1. 修理前  R側終段基板コネクタ下電解コンデンサー。
CH2. 修理後  R側終段基板コネクタ下電解コンデンサー。電解コンデンサー2個交換。
CH3. 修理前  L側終段基板コネクタ下電解コンデンサー。
CH4. 修理後  L側終段基板コネクタ下電解コンデンサー。電解コンデンサー2個交換。
CI1. 後パネルを外し、修理中
CJ1. 修理前 TAPE1入力VR、TEAP2入力VR,AUX入力VR。
CJ2. 修理中(洗浄)中 TAPE1入力VR、TEAP2入力VR,AUX入力VR基板裏。軸を上に向けて洗浄する。
CM1. パネル清掃
CN1. 交換部品
CN2. 交換部品 酸化した半固定VR。
CN3. 交換部品 足黒TR(トランジスター)。
CK1. 修理前 上から見る
CK2. 修理後 上から見る
CK3. 修理前 下から見る
CK4. 修理後 下から見る
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E1. AUX_50Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.01215%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.01197%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E2. AUX_100Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0122%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0117%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E3. AUX_500Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0124%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0121%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E4. AUX_1kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0151%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0137%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E5. AUX_5kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0229%歪み。
                L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0229%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E6. AUX_10kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0169%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0168%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E7. AUX_20kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0282%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0386%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E11. MM_50Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0202%歪み。
                L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0223%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. MM_100Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0121%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0161%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. MM_500Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.01131%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.01238%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. MM_1kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0152%歪み。
                L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0186%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. MM_5kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0358%歪み。
                L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0369%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E16. MM_10kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0267%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0285%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. MM_20kHz入力、R側SP出力電圧17V=36W出力、 0.0299%歪み。
                 L側SP出力電圧17V=36W出力、 0.0418%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E8. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
E9. 引き続き24時間エージング、 右は SHARP SM−SX100. 7台目 です
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S. SANSUI AU−9500 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 プリメインアンプ AU-9500 
定格出力 ミュージックパワー(IHF)=260W(4Ω、1kHz).
実効出力(片ch動作)=85W/85W(8Ω、1kHz).
実効出力(両ch動作)=80W+80W(8Ω、1kHz).
連続実効出力(両ch動作、定格歪率8Ω、20Hz〜20kHz)=75W+75W
全高調波歪率(定格出力) 0.1%以下
混変調歪率 0.1%以下(定格出力、70Hz=7kHz=4:1、SMPTE)
パワーバンドウィズ(IHF) 5Hz〜40kHz
周波数特性 3Hz〜80kHz、+0 -1dB(メインアンプ、1W出力時)
ダンピングファクター 50(8Ω)
入力感度/入力インピーダンス(1kHz) Phono1=2.5mV/50kΩ.
Phono2=2.5mV/30kΩ、50kΩ、100kΩ.
(最大許容入力 300mV、全高調波歪率 0.5%以下).
MIC=2.5mV/50kΩ.
Tuner、AUX(レベル調整可能)=100mV/50kΩ.
Tape Monitor1、2(PIN)(レベル調整可能)=100mV/50kΩ.
Tape Monitor2(DIN)=100mV/50kΩ.
4ch、N.R.Adaptor=100mV/50kΩ.
出力電圧/出力インピーダンス Tape Rec1、2(PIN)=100mV/1.5kΩ.
Tape Rec2(DIN)=30mV/70kΩ.
4ch、N.R.Adaptor=100mV/1.5kΩ.
プリアンプ(定格出力)=0.8V/1.5kΩ.
[最大出力、全高調波歪率 0.5%以下]:4.5V.
クロストーク(定格出力 1kHz) Phono1、2=50dB以上
ハム及びノイズ(IHF) Phono1、2=75dB以上.
Tuner、AUX=85dB以上.
メインアンプ=100dB以上.
トーンコントロール Bass(Defeat、150Hz、300Hz、600Hz)=±15dB(20Hz)、3dBステップ.
Midrange(Defeat、750Hz、1.5kHz、3kHz)=±5dB(1.5kHz)、1dBステップ.
Treble(Defeat、6kHz、3.5kHz、2kHz)=±15dB(20kHz)、3dBステップ.
ラウドネス(ボリューム -30dB) 50Hz:+10dB.
10kHz:+8dB.
ロー・フィルター 25Hz、50Hz:-3dB(12dB/oct).
ハイ・フィルター 12kHz、6kHz:-3dB(12dB/oct).
使用半導体 トランジスタ:58
FET:2
ダイオード:37
定格消費電力 205W(最大550VA)
外形寸法 幅500×高さ140×奥行347mm
重量 23.3kg
価格 123,000円(1972年10月発売当時).
135,000円(1975年頃). 
特色。
  • チャンネル独立電源供給方式を採用 小出力から75W+75Wまで,20Hzから20kHzにわたって 0.1%以下の低歪率を実現
  • 全帯域にわたって低歪率(0.1%以下)を保証
  • 高安定度を可能にした左右チャンネル独立電源供給方式
  • パラレル・プッシュプル回路による低歪率,大出力のパワー段
  • 正確な過渡応答。
  • 透明で高品位な音質。
  • 許容入力300mV(1kHz,THD0.5%以下)の広ダイナミックレンジ
  • カレントリミッター,リレー,ヒューズによる大出力アンプにふさわしい完ぺきな保護回路
  • ロータリー・スイッチ式の本格的トリプル・トーン・コントロール(T.T.C.)
  • 上昇,下降点の変えられるトーン・セレクター
  • 2段切換のハイ・フィルター,ロー・フィルター
  • テープリプリントも自由自在
  • 4チャンネル時代に対処した4CHアダプター回路
  • ノイズ・リダクション(N.R.)アダプター  接続回路
  • スピーカーシステムは3系統接続可能
  • 3段にインピーダンスの切替え可能のPHONO-2端子
  • プリ,メインアンプ部は,単独使用可能
  • ミューティングスイッチ
                  au9500-h3k
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