YAMAHA B5 修理記録
同時修理 YAMAHA C2a.5台目      2026/1/.到着  完成 
注意 このAMPはシャーシにSPの線(アース側)を接続してはいけません。
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません。
    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • 使用はできているのですが、接点の劣化によるガリオン?のようなものが聞こえたりしており、しっかりと点検修理をお願いします。


B. 原因・現状
  • 各部、経年劣化。


C. 修理状況

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                          26個
    半固定VR                               12個
    リレー                                 3個
    FET(Field Effect Transistor)                    6個
    SP接続端子                         2組4個。
    3Pインレットに                           1個、FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ
    テフロン絶縁RCA端子                     1組2個。
    抵抗                                  3本。
    LED                                 3個。
    VR                                  2個。


E. 調整・測定

F. 修理費    ,000円    オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. YAMAHA B5 の仕様(カタログ、マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上下蓋、左右測板を取り、上から見る。
A17. 点検中 上下蓋、左右測板、コンデンサー固定板を取り、上から見る。
A18. 点検中 上下蓋を取り、上から見る。ブロック電解コンデンサーの頭のビニール膨らみ無。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A26. 点検中 上下蓋、左右測板を取り、下から見る。
A31. 点検中 入力RCA端子。
A32. 点検中 入力RCA端子。 テフロン絶縁RCA端子に交換。 WBT−0201は定価で工賃込み。
A41. 点検中 SP接続端子。
A42. 点検中 SP接続端子。 バナナ対応端子に交換。 WBT−0710Cuも使用可能。
A43. 点検中 SP接続端子。 2種類から選択可能。
A51. 点検中 電源コード。
A52. 点検中 電源コード。 3Pインレットに交換。  FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 修理中 前後パネル、左右パネル、基板を外した所。 
C11. 修理前 R側ドライブ基板。 
C112. 修理中 R側ドライブ基板。 電解コンデンサーの足(端子)は出来るだけ短くして、基板に固定する。
C113. 修理中 R側ドライブ基板。 電解コンデンサーの足(端子)は出来るだけ短くして、基板に固定する。
C12. 修理後 R側-AMP基板 半固定VR4個、電解コンデンサー9個、FET(Field Effect Transistor)3個交換
C13. 修理前 R側-AMP基板裏 
C14. 修理(半田補正)後 R側-AMP基板裏。 全半田やり直しする。
     写真紛失。
C15. 完成R側-AMP基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
C21. 修理前 L側-AMP基板
C212. 修理中 L側ドライブ基板。 電解コンデンサーの足(端子)は出来るだけ短くして、基板に固定する。
C212. 修理中 L側ドライブ基板。 電解コンデンサーの足(端子)は出来るだけ短くして、基板に固定する。
C22. 修理後 L側-AMP基板 半固定VR4個、電解コンデンサー9個、FET(Field Effect Transistor)3個交換
C23. 修理前 L側-AMP基板裏 
C24. 修理(半田補正)後 L側-AMP基板裏。 全半田やり直しする。
     写真紛失。
C25. 完成L側-AMP基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
C31. 修理前 R側-終段基板。
C32. 修理後 R側-終段基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー1個交換
C33. 修理前 R側-終段基板裏 
C34. 修理(半田補正)後 R側-終段基板裏。 全半田やり直しする。
     写真紛失。
C35.完成R側-終段基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
C36. 修理前 R側-終段SUB基板裏 
C37. 修理(半田補正)後 R側-終段SUB基板裏。 全半田やり直しする。
C38.完成R側-終段SUB基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
C41. 修理前 L側-終段基板。
C42. 修理後 L側-終段基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー1個交換
C43. 修理前 L側-終段基板裏 
C44. 修理(半田補正)後 L側-終段基板裏。 全半田やり直しする。
     写真紛失。
C45. 完成L側-終段基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
C46. 修理前 L側-終段SUB基板裏 
C47. 修理(半田補正)後 L側-終段SUB基板裏。 全半田やり直しする。
C48.完成L側-終段SUB基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
C51. 修理前 R側終段TR(トランジスター)
C52. 修理中 R側終段TR(トランジスター)のマイカー。 シリコンは柔らかい。
C53. 修理後 R側終段TR(トランジスター)
C61. 修理前 L側終段TR(トランジスター)
C62. 修理中 L側終段TR(トランジスター)のマイカー。 シリコンは柔らかい。
C63. 修理後 L側終段TR(トランジスター)
C71. 修理前 RCA端子基板 & VR基板
C72. 修理後 RCA端子基板 & VR基板  VR2個、フィルムコンデンサー2個交換、フイルムコンデンサー2個追加。
C73. 修理前 RCA端子基板裏 & VR基板裏
C74. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏 & VR基板裏。 全半田やり直しする。 入力VR2個交換。
C75. 完成RCA端子基板裏 & VR基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
C76. 修理中 モードSW分解。
C77. 修理(清掃)前 モードSW分解・清掃。
C78. 修理(清掃)後 モードSW分解・清掃。
C81. 修理前 入力RCA端子。
C82. 修理(交換)後 入力RCA端子。
C91. 修理前 電源基板
C912. 修理中 電源基板。 電解コンデンサーの足(端子)は出来るだけ短くして、基板に固定する。
C913. 修理中 電源基板。 電解コンデンサーの足(端子)は出来るだけ短くして、基板に固定する。
C92. 修理後 電源基板 リレー3個、電解コンデンサー6個交換
C93. 修理前 電源基板のSP接続リレー部
C94. 修理後 電源基板のSP接続リレー部
C95. 修理前 電源基板裏
C96. 修理(半田補正)後 電源基板裏。 全半田やり直しする。フイルムコンデンサー4個追加。
C97. 修理前 電源基板裏。 このB4は前期型なので、SP接続端子が市販品に合わない。
C98. 電源基板裏。 基板を後期型に改造して使用する、W接点(5A×2)になる。
C99. 完成電源基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CA1. 修理前 SP接続端子
CA2. 修理中 SP接続端子の穴開け。 固定ツメも使用する。
CA3. 修理後 SP接続端子
CB1. 修理前 表示ランプ基板。
CB2. 修理後 表示ランプ基板。 抵抗3本追加。 表示電球3個をLEDに交換。
CB3. 修理前 表示ランプ基板裏。
CB4. 修理(半田補正)後 表示ランプ基板裏。 全半田やり直しする。
CB5. 完成表示ランプ基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CC1. 修理前 SP出力インピーダンス調整VR基板。
CC2. 修理前 SP出力インピーダンス調整VR基板裏。
CC3. 修理(半田補正)後 SP出力インピーダンス調整VR基板裏。 全半田やり直しする。
CC4. 完成SP出力インピーダンス調整VR基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CC5. 修理(分解・清掃)中 SP出力インピーダンス調整VR。
CC6. 修理(分解・清掃)後 SP出力インピーダンス調整VR。
CD1. 修理前 SP接続端子 電源コード取付け部。
CD2. 修理中 3Pインレット取り付け穴位置。
CD3. 修理(交換)後 3Pインレット取り付け。  FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
CD4. 修理(交換)後 3Pインレット裏配線。 アースはしっかり取付る。
CE1. 修理(交換)後 電源、スオイーカー、A/B級動作表示。  LEDに交換後。
CF1. 交換部品
CF2. 交換部品、Aクラス/Bクラスの電圧切り替えリレー。 出来るだけ通電時には切り替えしない事。
             可動片まで焼けて色が変わっている、よって接点のみ磨いてもNGだし、手間が高く付くだけ!
CF3. 交換部品、SP接続リレー。 このB4は前期型なので、同型リレーが無く、市場品を改造して使用。
            よって、1a接点(5A)のみ使用。 当方は基板を後期型に改造して使用する、W接点(5A×2)になる。
CF4. 交換部品、足黒トランジスター。
CF5. 交換部品、半固定VR。
CG1. 修理前 上から見る
CG2. 修理後 上から見る
CG3. 修理前 下から見る
CG4. 修理後 下から見る
CG5. 修理前 後ろから見る。
CG6. 修理後 後ろから見る。
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低なります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E11. B級動作、50Hz入力、R側SP出力電圧31V=120W出力、 0.00188%歪み。
                     L側SP出力電圧31V=120W出力、 0.00194%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. B級動作、100Hz入力、R側SP出力電圧31V=120W出力、 0.00206%歪み。
                      L側SP出力電圧31V=120W出力、 0.0027%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. B級動作、500Hz入力、R側SP出力電圧31V=120W出力、 0.00268歪み。
                      L側SP出力電圧31V=120W出力、 0.00278%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. B級動作、1kHz入力、R側SP出力電圧31V=120W出力、 0.00445%歪み。
                     L側SP出力電圧31V=120W出力、 0.00445%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. B級動作、5kHz入力、R側SP出力電圧31V=120W出力、 0.0163%歪み。
                    L側SP出力電圧31V=120W出力、 0.0161%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E16. B級動作、10kHz入力、R側SP出力電圧31V=120W出力、 0.0183%歪み。
                      L側SP出力電圧31V=120W出力、 0.0181%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. B級動作、50kHz入力、R側SP出力電圧27V=91W出力、 0.00520%歪み。
                      L側SP出力電圧27V=91W出力、 0.00533%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E21. A級動作、50Hz入力、R側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00353%歪み。
                     L側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00356%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. A級動作、100Hz入力、R側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00362%歪み。
                      L側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00369%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. A級動作、500Hz入力、R側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00358歪み。
                      L側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00385%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. A級動作、1kHz入力、R側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00423%歪み。
                     L側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00439%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. A級動作、5kHz入力、R側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00749%歪み。
                    L側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00753%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. A級動作、10kHz入力、R側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00722%歪み。
                      L側SP出力電圧16V=32W出力、 0.00728%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. A級動作、50kHz入力、R側SP出力電圧14V=24.5W出力、 0.00512%歪み。
                      L側SP出力電圧14V=24.5W出力、 0.00544%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
E4. 24時間エージング。 左は M−506RS. 3台目
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 全体正面から見る。
S. YAMAHA B5 の仕様(カタログ、マニアルより) 
型式 ステレオパワーアンプ  B−5
定格出力
20Hz〜20kHz= 350W+350W(4Ω、歪0.01%)
240W+240W(8Ω、歪0.005%)
1kHz= 350W+350W(4Ω、歪0.005%)
250W+250W(8Ω、歪0.003%)
パワーバンド幅(8Ω、120W) 10Hz〜100kHz(歪0.01%)
ダンピングファクター 200(8Ω、20kHz)
入力感度/インピーダンス 1V/25kΩ(470pF、8Ω、100W)
周波数特性(8Ω、120W)
mode DC  10Hz=
1kHz=
100kHz=
0dB
0dB
-0.7±0.5dB
mode AC  10Hz=
1kHz=
100kHz=
-1.5±0.5dB
0dB
-0.7±0.5dB
全高調波歪率(120W、8Ω) 0.003%以下(10Hz〜20kHz)
0.007%以下(10Hz〜50kHz)
0.01%以下(100kHz)
混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1、8Ω、120W) 0.002%以下
SN比(IHF-Aネットワーク、Vol.max、RL=8Ω) 123dB以上
フィルター -6dB/oct、fc=6.4Hz
チャンネルセパレーション(8Ω) 1kHz=100dB
20kHz=95dB
100kHz=70dB
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 560W
外形寸法 幅435x高さ182.7x奥行361.5mm
重量 20.9kg
価格 ¥250,000(1979年頃)
                         yamahab5
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