YAMAHA C2. 3台目修理記録
平成29年7月20到着  月日完成
注意 このAMPは基板が逆さになっております。
    よって、内部に熱がこもり、コンデンサーの寿命が短いです。 放熱には十分気を使ってください。
使用上の注意
A. 修理前の状況
  • 購入時期:1975年頃
      現状:ガリが発生。メインボリューム、バランス ともに回すと発生します。
  • 修理歴:10年ほど前、福島の猪苗代にいらっしゃる方を ネットで探し、修理依頼して、一旦直ったのですが、
       1、2年して症状復活し、その後、放置してある状態。
  • 当方希望:仕事柄転勤が多く、リスニング環境を整えられなかったため、当機購入以来、本領を発揮する機会が殆どないまま、劣化したのが、口惜しく、購入当時自分がイメージ していた音を再確認したいとの思いでご相談している次第です。
     オーバーホールによる徹底的甦りを希望します。


B.  原因・現状
  • EQ−AMPは雑音・歪み多い。
    バッファーAMP歪み多い。
    このAMPは基板が逆さになるため、放熱が悪く、熱がこもり、電解コンデンサーの劣化が進みます。

C. 修理状況
  • 全電解コンデンサー交換。
    半固定VR交換。
    足黒TR(トランジスター)交換。
    リレー修理(内部接点交換)。
    EQ−AMP初段FET(電解トランジスター)交換。
    電源ソケット交換(3Pインレット)。 FURUTECH製FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ

D.  使用部品
  • オーディオ用電解コンデンサー          27個(ニチコン・ミューズ使用)。
    フイルムコンデンサー               24個。
    半固定VR                      10個。
    TR(トランジスター)                 個。
    FET(電解トランジスター)              2個。
    3Pインレット                      1個 FURUTECH製FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ

E. 調整・測定

F. 上位測定器による 調整・測定

F.  修理費(改造費)  140,000円
                 オーバーホール修理

S. YAMAHA C2 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上蓋を取り、上から見る。 未半田補正が沢山有る。
A17. 点検中 上蓋を取り、上から見る。 RCA端子のコネクターに増設したRCA端子へのコネクターのジャンパー線。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A26. 点検中 下蓋を取り、下から見る 電解コンデンサー同士を接着して有る。
           これはメインアンプで鳴きを防ぐ為に使用するが、通過電力の低いプリアンプでは意味無!
A31.  点検中 電源コード周り
A32.  点検中 電源コード周り。 3Pインレットに交換。
A41.  点検中 入力RCA端子
A42.  点検中 入力RCA端子。 テフロン絶縁製に交換。
A43.  点検中 出力RCA端子。
A44.  点検中 出力RCA端子。 テフロン絶縁製に交換。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11.  修理前 電源基板 。 電解コンデンサー同士を接着して有る。
           これはメインアンプで鳴きを防ぐ為に使用するが、通過電力の低いプリアンプでは意味無!
C112.  修理前 電源基板 。 足黒TR(トランジスター)が未交換。
C12.  修理後 電源基板 TR(トランジスター)4個、電解コンデンサー5個、半固定VR2個交換
C13.  修理前 電源基板裏
C14.  修理(半田補正)後 電源基板裏  全ての半田をやり修す+余分なフラックスを取った後 
C15.  完成電源基板裏 洗浄後
C21.  修理前 コントロール基板 電解コンデンサー同士を接着して有る。
           これはメインアンプで鳴きを防ぐ為に使用するが、通過電力の低いプリアンプでは意味無!
C212.  修理前 コントロール基板 。 足黒TR(トランジスター)が未交換。
C22.  修理後 コントロール基板 TR(トランジスター)2個交換
C23.  修理前 コントロール基板裏。 未半田補正が沢山有る。
C24. 修理(半田補正)後 コントロール基板裏  全ての半田をやり修す
C25. 完成コントロール基板裏 洗浄後
C26. 修理(半田補正)後 コントロール基板裏 右側
C27. 完成コントロール基板裏 右側
C28. 修理(半田補正)後 コントロール基板裏 左側
C29. 完成コントロール基板裏 左側 洗浄後
C31.  修理前 EQ基板 電解コンデンサー同士を接着して有る。
           これはメインアンプで鳴きを防ぐ為に使用するが、通過電力の低いプリアンプでは意味無!
C312.  修理前 EQ基板 。 足黒TR(トランジスター)が未交換。
C32.  修理後 EQ基板 TR(トランジスター)2個交換
C33.  修理前 EQ基板裏。 未半田補正が沢山有る。
C34. 修理(半田補正)後 EQ基板裏  全ての半田をやり修す
C35. 完成EQ基板裏 洗浄後
C41. 修理中 メインVR+バランスVR清掃 メインVR部 外さないで、接点復活材を使用すると、軸のグリスが溶け出し、
           やがて、抵抗体や接点に皮膜を作る事になる。 松下電器製。
C42. 修理中 メインVR清掃
C43. 修理後 バランスVR清掃
C44. 完成メイン・バランスVR
C51. 修理前 入出力RCA端子郡
C52. 修理前 入出力RCA端子郡の接続端子郡の半田補正をこの隙間からするはずでしたが!
                                    端子部にぐらつきがあるので、以下「C6A.〜C7G.」 の修理参照
C53. 修理前 入出力RCA端子郡裏
C54. 修理(ハンダ補正)後 入出力RCA端子郡裏 全ハンダやり直す
C55. 完成入出力RCA端子郡裏、清掃後
C61. 修理前 RCA端子基板裏、RCA端子を取り除く
C62. 修理中 RCA端子基板裏、接続端子の半田部分を広げる。
C63. 修理(ハンダ補正)後 RCA端子基板裏 全ハンダやり直す
C64. 完成RCA端子基板裏、清掃後
C71. 修理前 RCA端子、基板より取りはずす。
C72. 修理前 RCA端子、カシメ構造でゆるみが出ている。
C73. 修理前 RCA端子、カシメ部分拡大。
C74. 修理後 RCA端子、カシメ部分に半田を盛る。
C75. 修理後 RCA端子、カシメ部分に半田を盛る。
C76. 修理後 RCA端子、拡大。
C77. 修理後 RCA端子、さらにホットボンドで補強する。
C78. 完成RCA端子。
C81. 修理中 ACインレットソケット取付場所
C82. 修理中 ACインレットソケット取付 穴開け
C83.完成  ACインレットソケット取付
C91. 修理前 出力リレー
C92. 修理後 出力リレー交換後 メーカー名は写真上で消しました
CA1.  修理前 電源部の定電圧TR(トランジスター)の放熱器。
CA2.  修理後 電源部の定電圧TR(トランジスター)の放熱器。
CB. パネル清掃
CC. 交換部品 
CD1. 修理前 上から
CD2. 修理後 上から
CD3. 修理前 下から
CD4. 修理後 下から
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E11. AUX、50Hz入力=R側出力電圧2V、 0.00498%歪み。
                   L側出力電圧2V、 0.00508%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. AUX、100Hz入力=R側出力電圧2V、 0.00637%歪み。
                     L側出力電圧2V、 0.00514%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. AUX、500Hz入力=R側出力電圧2V、 0.00603%歪み。
                     L側出力電圧2V、 0.00519%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. AUX、1kHz入力=R側出力電圧2V、 0.00611%歪み。
                   L側出力電圧2V、 0.00523%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. AUX、5kHz入力=R側出力電圧2V、 0.00287%歪み。
                   L側出力電圧2V、 0.00288%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E16. AUX、10kHz入力=R側出力電圧2V、 0.00601%歪み。
                     L側出力電圧2V、 0.00519%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. AUX、50kHz入力=R側出力電圧2V、 0.00558%歪み。
                     L側出力電圧2V、 0.00509%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E21. MM、50Hz入力=R側出力電圧2V、 0.0321%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0151%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. MM、100Hz入力=R側出力電圧2V、 0.0308%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0271%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. MM、500Hz入力=R側出力電圧2V、 0.0398%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0301%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. MM、1kHz入力=R側出力電圧2V、 0.0351%歪み。
                 L側出力電圧2V、 0.0299%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. MM、5kHz入力=R側出力電圧2V、 0.0287%歪み。
                 L側出力電圧2V、 0.0288%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. MM、10kHz入力=R側出力電圧2V、 0.0250%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0263%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. MM、50kHz入力=R側出力電圧1.6V、 0.0319%歪み。
                  L側出力電圧1.6V、 0.0384%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
F. 上位測定器による 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
F1. 下のオーディオアナライザーで自動測定
F21. 入出力特性測定(AUX入力)。
                        AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmaF、平均で1.6V出力。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F22. 入出力特性測定(AUX入力)、 SubSonic(17Hz)+HightFilter(8kHz) ON。
                        AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F23. 歪み率特性測定(AUX入力)
                        AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F24. 入出力特性測定(AUX入力)、 BASS(200Hz) & TREBLE(5kHz) 最大。
                        AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F25. 入出力特性測定(AUX入力)、 BASS(200Hz) & TREBLE(5kHz) 最小。
                        AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F26. 入出力特性測定(AUX入力)、 BASS(400Hz) & TREBLE(25kHz) 最大。
                        AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F27. 入出力特性測定(AUX入力)、 BASS(400Hz) & TREBLE(25kHz) 最小。
                        AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F3. 入出力特性測定(MM入力)。
      MM入力 入力電圧=2mV一定入力 VRはmax、  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F4. 入出力特性測定(MC入力)。
      MM入力 入力電圧=0.11mV一定入力 VRはmax、 左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
E6. 引き続き24時間エージング、左はMcIntosh MR−65B
S. YAMAHA C2 の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 コントロールアンプ C2
入力感度/インピーダンス Phono1/2=2mV/47kΩ
Phono3(MC)=50μV/10kΩ
Tuner、Aux=120mV/47kΩ
Tape PB A/B=120mV/47kΩ
最大許容入力 Phono1/2=30mV(20Hz)、300mV(1kHz)、3000mV(20kHz)
Phono3= 1.25mV(20Hz)、7.5mV(1kHz)、20mV(20kHz)
出力レベル/インピーダンス Pre out 1/2=775mV/400Ω
Rec out 1/2=120mV/660Ω
周波数特性 Phono1/2/3(RIAA偏差)=30Hz?15kHz ±0.2dB
Tuner、Aux=5Hz?100kHz +0 -1.5dB
Tape A/B=5Hz?100kHz +0 -1.5dB
SN比(IHF-Aネットワーク) Phono1/2=85dB(2mV定格入力時、入力ショート)、
        99dB(10mV入力時、入力ショート)
Phono3=70dB(50μV定格入力時、入力50Ωショート)
Tuner、Aux=100dB(入力ショート)
残留ノイズ -∞dB
歪率 Phono1/2=0.003%以下(VRmax、7.75V出力)
        0.003%以下(VR-30dB、775mV出力)
Phono3(MC)= 0.02%以下(VRmax、7.75V出力)
          0.05%以下(VR-30dB、775mV出力)
Tuner、Aux、Tape A/B= 0.003%以下(VRmax、7.75V出力)
                0.003%以下(VR-30dB、775mV出力)
トーンコントロール カットオフ周波数
 Bass=350Hz
 Treble=3.5kHz
変化量(Bass=20Hz、Treble=20kHz)
 0、±1.5、±1.5、±2.0、±3.0、±4.0、±5.0、±6.0、±8.0、±10dB
サブソニックフィルター 15Hz、12dB/oct
ミューティング -20dB、off
使用半導体 IC=2個
FETモジュール=4個
FET=2個
トランジスタ=61個
ツェナーダイオード=7個
ダイオード=23個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 25W
外形寸法 幅435×高さ72×奥行320mm
重量 7.8kg
価格 150,000(1976年頃)
                         c2-3s
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