YAMAHA BX−1. 4台目修理記録
   同時修理 BX−1. 5台目   平成29年4月2到着  9月22日完成
注意 SPのアース線を本体に接続出来ません。
    DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • 若い頃給料を貯めて購入したYAMAHAのBX1ですが、10年ほど後、しばらく使わない期間があり、再度鳴らそうとしてプロテクト解除ができなくなり、製造メーカー修理をしました。
    左右同時ではありませんでしたが両方共、修理に出しました。
    それで、しばらく使っていましたが、また、引っ越しなどの関係で長らく使わない時期がありました。
    今回は、右(5台目)に使っているBX1がプロテクトが解除しません。
    左4台目は30分ほどでいったん止まってしまいます(プロテクト動作)。
    製造メーカーはもう部品がないので修理できないという返事でした。


B. 原因・現状
  • プロテクト解除せず。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換
    1部フイルム・コンデンサー交換。
    半固定VR交換。
    初段FET(電解トランジスター)交換。
    1部TR(トランジスター)交換。
    SP接続リレ−交換。
    終段TR(トランジスター)電圧切換リレ−交換。
    1部抵抗交換。


D. 使用部品
  • 電解コンデンサー           40個。
    フイルム・コンデンサー        18個。
    FET(電解トランジスター)      個。
    TR(トランジスター)          個。
    半固定VR                10個。
    リレ−                  4個。
    抵抗                   2個。


E. 調整・測定

F. 修理費   100,000円   オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. YAMAHA BX−1 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上パネルを取り、上から見る。
       基板が逆さに取り付けられ、ゴミ等の混入に備え、バッファー・ドライブ基板を絶縁紙が覆う。
       お陰で、放熱が悪く、部品の劣化が早い(基本設計が悪い)。 
A162. 点検中 上パネルを取り、上から見る。 右横パネル止めビスが山崩れ。
A17. 点検中 上パネル・絶縁紙を取り、上から見る。 
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A3. 点検中 上・右横パネルを取り、右横から見る
A4. 点検中 SP出力端子、RCA入力端子
A5. 点検中 電源ケーブル取り付け
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理前 終段ブロック
C2. 修理後 終段ブロック
C11. 修理前 +側終段基板
C112. 修理中 +側終段基板。 終段TR(トランジスター)のマイカー板の放熱シリコンが少ない。
C113. 修理中 +側終段基板。 終段TR(トランジスター)のマイカー板に放熱シリコンを塗布。
                       1部終段TR(トランジスター)は未塗布。
C12. 修理後 +側終段基板
C13. 修理前 +側終段基板裏
C132. 修理中 +側終段基板裏。 アース端子の半田不良予備郡
C133. 修理中 +側終段基板裏。 アース端子の半田不良予備郡その2
C14. 修理(半田補正)後 +側終段基板裏、半田を全部やり直す。
C15. 完成+側終段基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 −側終段基板
C212. 修理中 −側終段基板。 終段TR(トランジスター)のマイカー板の放熱シリコンが少ない
C213. 修理中 −側終段基板。 終段TR(トランジスター)のマイカー板に放熱シリコンを塗布。
                       1部終段TR(トランジスター)は未塗布。
C22. 修理後 −側終段基板
C23. 修理前 −側終段基板裏
C24. 修理(半田補正)後 −側終段基板裏、半田を全部やり直す。
C25. 完成−側終段基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 +側バイアス制御基板
C32. 修理後 +側バイアス制御基板、 半固定VR2個、電解コンデンサー1個交換。
C33. 修理前 +側バイアス制御基板裏
C34. 修理(半田補正)後 +側バイアス制御基板裏、半田を全部やり直す。
C35. 完成+側バイアス制御基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理前 −側バイアス制御基板
C42. 修理後 −側バイアス制御基板、 半固定VR2個、電解コンデンサー1個交換。
C43. 修理前 −側バイアス制御基板裏
C44. 修理(半田補正)後 −側バイアス制御基板裏、半田を全部やり直す。
C45. 完成−側バイアス制御基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C51. 修理前 プロテクト・リレー基板。
  • 一般的なSP接続リレー方式と異なり、終段TR(トランジスター)の電源を切り、SP出力ラインをアースする方法で、出力回路は低インピーダンスなので、損失を無くすGOODアイデア回路  
C52. 修理後 プロテクト・リレー基板。 リレー2個交換。
C53. 修理前 プロテクト・リレー基板裏
C54. 修理(半田補正)後 プロテクト・リレー基板裏、半田を全部やり直す。
C55. 完成プロテクト・リレー基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C61. 修理前 +側バッファー・ドライブ基板
C62. 修理後 +側バッファー・ドライブ基板半固定VR2個、電解コンデンサー8個交換。
C63. 修理前 +側バッファー・ドライブ基板裏
C632. 修理中 +側バッファー・ドライブ基板裏。 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。
C64. 修理(半田補正) +側バッファー・ドライブ基板裏、半田を全部やり直す。
C65. 完成+側バッファー・ドライブ基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C71. 修理前 −側バッファー・ドライブ基板
C72. 修理後 −側バッファー・ドライブ基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー8個交換。
C73. 修理前 −側バッファー・ドライブ基板裏
C732. 修理中 −側バッファー・ドライブ基板裏。 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。
C74. 修理(半田補正) −側バッファー・ドライブ基板裏、半田を全部やり直す。
C75. 完成−側バッファー・ドライブ基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C81. 修理前 電源基板
C82. 修理後 電源基板、フイルムコンデンサー2個追加。 半固定VR2個、電解コンデンサー20交換。
C83. 修理前 電源基板裏
C84. 修理(半田補正)後 電源基板裏、半田を全部やり直す。
C85. 完成電源基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C86. 修理中 電源基板ラッピング。
C87. 修理後 電源基板ラッピング。 ラッピング線に半田を浸み込ませる。
C91. 修理前 電圧切り替えリレー基板
C92. 修理後 電圧切り替えリレー基板。 リレー2個交換。
C93. 修理前 電圧切り替えリレー基板裏
C94. 修理(半田補正)後 電圧切り替えリレー基板裏、半田を全部やり直す。
C95. 完成電圧切り替えリレー基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
CA1. 修理前 終段TR(トランジスター)電源ブロック電解コンデンサー、 フイルムコンデンサー2個追加。
CB1. 交換部品
CC1. 最終調整中
CD1. 修理前 上から見る
CD2. 修理後 上から見る
CD3. 修理前 右横から見る
CD4. 修理後 右横から見る
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   中=SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
        表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   右端=VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   左端=オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
       よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E1. 50Hz入力、SP出力電圧30V=112.5W出力、 0.00473%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E2. 100Hz入力、SP出力電圧30V=112.5W出力、 0.00393%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E3. 500Hz入力、SP出力電圧30V=112.529V=105W出力、 0.00675歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E4. 1kHz入力、SP出力電圧30V=112.5W出力、 0.0106%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E5. 5kHz入力、側SP出力電圧30V=112.5W出力、 0.0312%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E6. 10kHz入力、側SP出力電圧30V=112.5W出力、 0.0346%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E7. 20kHz入力、側SP出力電圧30V=112.5W出力、 0.0169%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E9. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
EA. 完成  24時間エージング。 左はMcintosh C22. 9台目
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S. YAMAHA BX−1 の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 モノラルパワーアンプ
定格出力(10Hz〜20kHz、歪0.002%) 100W(4Ω・8Ω)
全高調波歪率(8Ω、50W) 0.001%(10Hz〜20kHz)
0.005%(100kHz)
パワーバンド幅 10Hz?100kHz(歪0.005%、50W)
入力感度/インピーダンス
          (100W、1kHz)
1V/27kΩ
IM混変調歪率(50W、50Hz:7kHz) 0.001%(4Ω・8Ω)
周波数特性(8Ω、1W) DCインプット。
10Hz=0dB、 1kHz=0dB、 100kHz=-0.8±0.5dB
ACインプット。
10Hz=-1.5±1dB、 1kHz=0dB、 100kHz=-0.8±0.5dB
残留ノイズ(IHF-A、入力ショート、8Ω) 20μV以下
SN比 123dB
ライズタイム 0.3μsec
スルーレイト 600V/μsec
ダンピングファクター 160(1kHz)
使用半導体 トランジスタ=165個、ダイオード=89個
FET=2個、ツェナーダイオード=26個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 370W
外形寸法 幅271×高さ230×奥行488mm
重量 18.4kg
付属品 ピン−ピンコード1本
価格

\330,000(1980年頃)

                       bx1-42g
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