Aurex SY−Λ88U. 8台目修理記録
平成29年2月9日到着    6月1日完成
注意
このAMPには、出力回路にプロテクトが有りません。 よって、出力にはDC漏れの危険が有ります。
メインAMPと「DC入力接続」するときは、十分に注意すること。「出来れば避けた方が良い」 
詳しくはこちら参照 詳しくはこちら参照2
電源回路にヒューズが有りません、修理するとこは挿入しましょう。
A. 修理前の状況
  • SY-Λ88Uのオーバーホールをお願いします。
    症状
    • 電源投入時は左チャンネルから出力が無く、しばらくすると出力が復活する。
    • ボリュームのガリ発生。
  • オーバーホール内容
    • 入出力RCAジャックをWBT製品に交換。
    • 電源コードを取り外し、3Pインレット取り付け。
    • その他グレードアップ。

B. 原因
  • 経年変化による劣化。

C. 修理状況
  • 出力接続リレ−修理。
    初段FET交換。
    RLバイアス・バランスVR交換。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    メインVR・バランスVR解体清掃。
    RCA端子交換(内WBT RCA端子 WBT−0201を4組使用)。
    整流ダイオード交換。
    3Pインレットに取付。
    電源ヒューズ増設。


K. 裏パネル加工・塗装

D. 使用部品
  • 初段FET                             2個。
    バイアス・バランス半固定VR                8個。
    メタライズド・ポリエステル・フィルムコンデンサー    18個。
    電源電解コンデンサー                    16個。
    電解コンデンサー                       26個。
    テフロン絶縁型RCA端子                 7組14個。
    整流ダイオード                         3個。
    WBT RCA端子 WBT−0201             4組(定価で工賃込み)
    3Pインレット FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ  1個。
    ヒューズブラケット                       1個。


E. 調整・測定


F. 上位測定器による調整・測定

G. 修理費   160,000円    オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. TOSHIBA  Aurex SY−Λ88U の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A17. 点検中 上蓋を取り、上から見る。頭のビニールが膨らんだ電源整流電解コンデンサー群。
A18. 点検中 上蓋裏の修理標?
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A26. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A27. 点検中 下蓋を取り、下から見る。後付け部品は、接着材で固定されていない。
A28. 点検中 基板の銅箔(板)の厚さに圧倒される。 しかし半田付けは大変。
A31. 点検中 入力RCA端子は交換可能。 WBT−0201端子へ交換は定価で工賃込み。
A32. 点検中 出力RCA端子は交換可能。 WBT−0201端子へ交換は定価で工賃込み。
A33. 点検中 アース端子も交換可能。
A41. 点検中 電源コードを3Pインレットプラグに交換。
           出来るだけコード取付け場所に交換。 FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
A51. 点検中  電解コンデンサー比較。
               左=付いていた470μ/100V Aurexの名前が!!
               右=交換する1500μ/100V
A52. 点検中  電解コンデンサー比較。
               左=付いていた820μ/63V Aurexの名前が!!
               右=交換する1500μ/100V
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 AMP部
C112. 修理中 AMP部、出力TR(トランジスター)放熱器を固定するトルエン溶媒の接着剤。
C12. 修理後 AMP部 電解コンデンサー14個、λコンデンサー14個交換
C13. 修理前 AMP部裏。 銅箔面取り付け部品は表へ出来るだけ移動する。
C14. 修理(ハンダ補正)後 AMP部裏 電解コンデンサー8個交換
C15. 完成AMP部裏  洗浄後コーテング材を塗る。
C21. 修理前 SW部
C22. 修理後 SW部 十分な空きがあるのでRCA端子の交換が出来た
C25. 修理前 SW部裏
C26. 修理(ハンダ補正)後 SW部裏
C27. 完成SW部裏  洗浄後コーテング材を塗る。
C31. 修理中 メインVR分解点検中。 回転子のリード線がRL共、切断しいる。
C32. 修理中 メインVR修理。
C41. 修理前 電源整流部
C42. 修理後  電源整流部 電解コンデンサー4個、λコンデンサー4個交換
C421. 修理前 電源整流部ラッピング1
C422. 修理後 電源整流部ラッピング1、 ハンダを流し込む
C423. 修理前 電源整流部ラッピング2
C424. 修理後 電源整流部ラッピング2、 ハンダを流し込む
C43. 修理前  電源部整流裏
C44. 修理(ハンダ補正)後  電源部整流裏
C45. 完成電源部整流裏  洗浄後コーテング材を塗る。
C51. 修理前 定電圧部
C52. 修理後 定電圧部 大型電解コンデンサー16個、電解コンデンサー8個、半固定VR4個交換
C53. 修理前 定電圧部裏
C54. 修理(ハンダ補正)後 定電圧部裏
C55. 定電圧部裏完成  洗浄後コーテング材を塗る。
C61. 修理前 RCA端子       RCA端子の説明は此方
           止めネジがセンターに1個しか無い構造、これで太い4本のケーブルは支えられない!
C62. 修理後 新しいテフロン絶縁RCA端子に6組12個、 WBT−0201端子4組8個交換。
           アース端子2個も交換する。    RCA端子の説明は此方
C63. 修理前 入出力RCA端子裏。
C64. 修理後 入出力RCA端子裏。
C71. 修理前 電源コード取り付け。
C72. 修理(加工)中 3Pインレット取り付け穴を開ける位置。
C73. 修理(加工)中 3Pインレット取り付け穴を開ける、ハンドツールなので時間がかかる。
C74. 修理(加工)中 3Pインレット取り付け穴を開けて、透明ラッカーを吹き付ける。
C75. 修理後 3Pインレット取り付け。  FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
C76. 修理後 3Pインレット裏配線。アースもしっかり取る。
C81. 修理中 パネル洗浄
C82. 修理前 パネル裏スポンジの交換中 ご覧の様に水分を吸い、ぼろぼろ、鉄板まで腐食
C83. 修理後 パネル裏スポンジの交換後
C91. 修理後 電源にフューズを挿入する。 これで電源トランスの焼損が無くなる。
CA1. 交換した部品
CA2. 交換した部品 取り外したλコンデンサーの容量測定結果。 但し安い測定器なので絶対値は不信用
      年月は確実にコンデンサーを変化させます。 これでも、λコン神話は健在かな?
CA3. 交換した部品 取り外したλコンデンサーの容量測定中。
                             カップリング等の使用なので、測定周波数は1kHz。
CB1. 修理前 下から見る
CB2. 修理(ハンダ補正)後 下から見る
CB3. 洗浄後コーテング材を塗り後、 下から見る。
CB4. 修理前 上から見る
CB5. 修理後 上から見る
CB6. 完成  綺麗なお尻で帰ります。
K. 裏パネル加工・塗装。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
K11. 修理前 後パネル。
K12. 修理(塗装)後 後パネル。
K21. 修理(乾燥)中 炎天下にさらし、焼き付ける。
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E11. AUX_50Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.00311%歪み。
                  L側出力電圧=2V、 0.00331%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. AUX_100Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.00310%歪み。
                    L側出力電圧=2V、 0.00331%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. AUX_500Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.00360%歪み。
                    L側出力電圧=2V、 0.00325%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. AUX_1kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.00375%歪み。
                  L側出力電圧=2V、 0.00330%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. AUX_5kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.00358%歪み。
                 L側出力電圧=2V、 0.00316%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E16. AUX_10kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.00451%歪み。
                   L側出力電圧=2V、 0.00418%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. AUX_50kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.0369%歪み。
                   L側出力電圧=2V、 0.0389%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E18. AUX_100kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.00515%歪み。
                   L側出力電圧=2V、 0.00532%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E21. MC_50Hz入力、 R側出力電圧=2V、 0.01346%歪み。
                   L側出力電圧=2V、 0.01294%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. MC_100Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.01185%歪み。
                   L側出力電圧=2V、 0.01176%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. MC_500Hz入力、R側出力電圧=2V、 0.01273%歪み。
                   L側出力電圧=2V、 0.01201%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. MC_1kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.01095%歪み。
                  L側出力電圧=2V、 0.01089%歪み。
                      「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. MC_5kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.01243%歪み。
                 L側出力電圧=2V、 0.01126%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. MC_10kHz入力、R側出力電圧=2V、 0.01256%歪み。
                  L側出力電圧=2V、 0.01103%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. MC_50kHz入力、R側出力電圧=1.9V、 0.0209%歪み。
                   L側出力電圧=1.9V、 0.0275%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
F. 上位測定器による 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
F1. 入出力特性測定(AUX入力)
    AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmax、平均で1V出力。左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色
F2. 歪み率特性測定(AUX入力)
     AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F3. 入出力特性測定(MM入力)
      MM入力 入力電圧=2mV一定入力 VRはmax   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F4. 入出力特性測定(MC入力)
     MC入力 入力電圧=0.11mV一定入力 VRは100%。左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色
Y. ユーザー宅の設置状況
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S. TOSHIBA  Aurex SY−Λ88U の仕様(マニアル・カタログより)
型式 コントロールアンプ SY−λ88U
入力感度/インピーダンス Phono MM=2.0mV/100Ω、47kΩ
Phono MC=0.1mV/10Ω、100Ω
Tuner、Aux、Tape=150mV/47kΩ
全高調波歪率(1kHz) Phono MM=0.002%(7.5V出力時、Rec out)
Phono MC=0.002%(7.5V出力時、Rec out)
Aux=0.002%(3V出力時、Pre out)
混変調歪率 Aux=0.002%(1kHz、3V出力時、Pre out)
SN比(IHF-A、ショートサーキット) Phono MM=88dB
Phono MC=70dB
Aux=110dB
周波数特性 Phono=RIAA偏差 ±0.2dB(20Hz〜20kHz、Rec out)
Aux=10Hz〜100kHz +0 -1dB
最大許容入力(1kHz、THD 0.002%) Phono MM=450mV
Phono MC=23mV
定格出力/インピーダンス Rec out=150mV/180Ω(1kHz)
Pre out=1V/100Ω
最大出力 Pre out=30V
サブソニックフィルター MM、MC=16Hz、6dB/oct
使用半導体 トランジスタ=60個
ダイオード=15個
FET=11個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 30W
外形寸法 幅450×高さ93×奥行386mm
重量 9kg
価格 \265,000(1981年頃)
                sy88-2_82n
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