GAS THAEDRA. 8台目修理記録
  同時修理BOZAK  BOZAK MDEL929                   平成29年6月25日到着     9月15日完成
注意
  • このAMPもプリ出力にコンデンサーが無くDC漏れの可能性が有ります、メインAMPのDC入力端子に接続すると、メインAMPが「チンチン」になり壊れます
    更に、音質重視の為、プリ出力に安全(保護)抵抗が有りません!!
    プリ出力をショウトさせると、プリのバッファAMP(出力リレー)が壊れる可能性が有ります
    安全の為、RCAケーブルの接続は電源を切って行いましょう
 
A. 修理前の状況
  • 先月アメリカ・ロスより購入しました「 GAS THAEDRA + BOZAK MDEL929」で音出ししました。
    大変満足な音でしたが、3時間程連続のCD演奏でBOZAK MDEL929のINDICANTランプが点灯、 右SPから音が出なくなりました。
     しばらくして再演奏すると、MDEL929の右CHのメーターが中ほどまで振れてブーッの音、 演奏音は右CHはかすかに聞こえます。 左SPは正常に聞こえます。
  • GAS THAEDRAのプリアンプの音は、初めて聞き、その濃厚な音が気に入りました。
    御社の同型機種の修理内容を見させて頂き、かなり癖のある様ですので、いきなりの組み合わせがまずかったか?


B. 原因
  • 各部経年劣化。

C. 修理状況
  • 半固定VR交換。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。
    電解コンデンサー交換(オ−ディオコンデンサー使用)。
    OP−AMP交換。
    RCA端子交換。
    底足交換。

D. 使用部品
  • 半固定VR                  14個。
    抵抗。
    電解コンデンサー              55個。
    フイルムコンデンサー            12個。
    OP−AMP                   8個。
    RCA端子                   24個。
    底足                        4個。

E. 調整・測定

F. 上位測定機器での調整・測定

G. 修理費 150,000円     オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. GAS THAEDRA の仕様(マニアル・カタログより)


A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A26. 点検中 下から見る。 底足比較、真ん中=着いているもの、左右=交換する物。
A27. 点検中 下から見る。 前パネルに曲がりがある。
A28. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A31.  点検中 電源コード周り
A32.  点検中 電源コード周り。 3Pインレットに交換。
A41.  点検中 入力RCA端子、AUX1端子が交換されている。
A42.  点検中 入力RCA端子。 小型RCA端子に交換可。
A43.  点検中 出力RCA端子、MAIN1端子が交換されている。
A44.  点検中 出力RCA端子。  小型RCA端子に交換可。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 基板を取り除いたシャシー。
C11. 修理前 定電圧基板
C12. 修理後 定電圧基板 電解コンデンサー20個、撮影後OP−AMP4個交換。
C13. 修理前 定電圧基板裏
C14. 修理(半田補正)後 定電圧基板裏 フイルムコンデンサー8個追加
C15. 完成定電圧基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 バッファーAMP基板。 接続端子が修理されている。
C212. 修理中 バッファーAMP基板。10kΩの半固定VR測定。
         左=抵抗体全測定(両端)、右=センター抵抗体測定。摺動子の酸化により、接触不良が起きている。
C22. 修理後 バッファーAMP基板 半固定VR6個、電解コンデンサー10個、撮影後OP−AMP2個交換
C23. 修理前 バッファーAMP基板裏
C24. 修理(半田補正)後 バッファーAMP基板裏
C25. 完成バッファーAMP基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 MM−EQ−AMP基板
C32. 修理後 MM−EQ−AMP基板 半固定VR4個、電解コンデンサー12個、撮影後OP−AMP交換
C33. 修理前 MM−EQ−AMP基板裏
C34. 修理(半田補正)後 MM−EQ−AMP基板裏。後付け電解コンデンサー8個は表へ移動。
C35. 完成MM−EQ−AMP基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理前 MC−EQ−AMP基板
C42. 修理後 MC−EQ−AMP基板 半固定VR2個、電解コンデンサー10個、撮影後OP−AMP1個交換
C43. 修理前 MC−EQ−AMP基板裏
           画像紛失。
C44. 修理(半田補正)後 MC−EQ−AMP基板裏
C45. 完成MC−EQ−AMP基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄後防湿材を塗る。
C46. MC−EQ−AMP基板接続端子 緩いので半田メッキをしている、折角の金メッキ端子が台無し!!
                           材質など考慮せず、真空管時代の修理屋が良く行う手法。
C51. TapeCopy・TapeMonitorSW基板
C52. 修理前 TapeCopy・TapeMonitorSW基板裏
C53. 修理(半田補正)後 TapeCopy・TapeMonitorSW基板裏
C54. 完成TapeCopy・TapeMonitorSW基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄後防湿材を塗る。
C61. Mode・LowFilter基板
C62. 修理前 Mode・LowFilter基板裏
C63. 修理(半田補正)後 Mode・LowFilter基板裏
C64. 完成Mode・LowFilter基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄後防湿材を塗る。
C71. 修理前 出力リレー回路
C72. 修理後 出力リレー回路 電解コンデンサー1個交換
C73. 修理前 出力リレー回路基板裏
C74. 修理(半田補正)後 出力リレー回路基板裏
C75. 完成出力リレー回路基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄後防湿材を塗る。
C81. 修理前 トーンコントロールコンデンサー
C82. 修理後 トーンコントロールコンデンサー6個交換
C83. 修理中 コンデンサーは測定し、同じ容量を選別して使用する
              記入数字=0.****の4桁、 但し安い測定器なので絶対値は不正確。
C84. 修理中 コンデンサーは測定し、同じ容量を選別して使用する
              記入数字=0.0****の4桁、但し安い測定器なので絶対値は誤差大きい
C91. 修理前 メイン基板電解コンデンサー
C92. 修理後 メイン基板電解コンデンサー  電解コンデンサー6個交換
CA1. 修理前 メイン基板裏
CA2. 修理(半田補正)後 メイン基板裏
CA3. 完成メイン基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄後防湿材を塗る。
CB1.  修理前 電源コード周り。
CB2.  修理中 3Pインレット取り付け穴加工。 ステンレス製なので加工は大変。
CB3.  修理後 3Pインレット取り付け。
CB4.  修理後 3Pインレット裏配線、アースをしっかり取る。
CC1.  修理前 コンセント基板。 コンセント端子穴が○穴連結とは時代を感じます!
CC2.  修理前 コンセント基板裏。
CC3. 修理(半田補正)後 コンセント基板裏
CC4. 完成コンセント基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄後防湿材を塗る。
CD1. 修理前 前パネルに曲がりがある。
CD2. 修理中. 前パネルに曲がりがある。 万力で夾んで補正する
CD3. 修理中 前パネル清掃
CE1. 修理前 後パネル。 サビが発生している。この当時のステンレスは高温多湿では錆る。
CE2. 修理(塗装)後  後パネル。 錆の発生と、文字消えを防ぐ為にクリヤーラッカーを塗布する。
CE3. 修理(塗装)後 RCA端子取り付けパネル。 錆の発生と、文字消えを防ぐ為にクリヤーラッカーを塗布する。
CE4.  修理前 入力RCA端子、AUX1端子が交換されている。
CE5. 修理(交換)後 入力RCA端子
CE6. 修理(交換)後 入力RCA端子裏、太いケーブルを使用するので、しっかりと固定する。
CE7. 修理前 出力RCA端子、MAIN1端子が交換されている。
CE8. 修理(交換)後 出力RCA端子。
CE9. 修理(交換)後 出力RCA端子裏、太いケーブルを使用するので、しっかりと固定する。
CF1. 修理前 下蓋表。
CF2. 修理前 下蓋表拡大。サビが発生している。
CF3. 修理(塗装)後  下蓋表。 錆の発生を防ぐ為にクリヤーラッカーを塗布する。
CF4. 修理中  止めビス、 錆が発生している。
CF5. 修理(塗装)後  止めビス、 ラッカーを塗布する。
CF6. 修理中  上蓋を止めるビスを受けるナットが無。 何回も修理するため、取り外しを行った為!
CF7. 修理後  上蓋を止めるビスを受けるナットを取り付ける。
CG1. 修理前 上から見る
CG2. 修理後 上から見る
CG3. 修理前 下から見る
CG4. 修理後 下から見る
CH1. 交換部品
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E11. AUX、50Hz入力=R側出力電圧2V、 0.01045%歪み。
                   L側出力電圧2V、 0.01113%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. AUX、100Hz入力=R側出力電圧2V、 0.00912%歪み。
                     L側出力電圧2V、 0.00995%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. AUX、500Hz入力=R側出力電圧2V、 0.00828%歪み。
                     L側出力電圧2V、 0.00888%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. AUX、1kHz入力=R側出力電圧2V、 0.00832%歪み。
                   L側出力電圧2V、 0.00890%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. AUX、5kHz入力=R側出力電圧2V、 0.00977%歪み。
                   L側出力電圧2V、 0.01024%歪み。
                   「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E16. AUX、10kHz入力=R側出力電圧2V、 0.01133%歪み。
                     L側出力電圧2V、 0.01145%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. AUX、50kHz入力=R側出力電圧2V、 0.0222%歪み。
                     L側出力電圧2V、 0.0188%歪み。
                    「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E21. MM、50Hz入力=R側出力電圧2V、 0.0276%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0280%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. MM、100Hz入力=R側出力電圧2V、 0.0419%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0431%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. MM、500Hz入力=R側出力電圧2V、 0.052%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0499%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. MM、1kHz入力=R側出力電圧2V、 0.0498%歪み。
                 L側出力電圧2V、 0.0400%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. MM、5kHz入力=R側出力電圧2V、 0.0458%歪み。
                 L側出力電圧2V、 0.0405%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. MM、10kHz入力=R側出力電圧2V、 0.0408%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0391%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. MM、50kHz入力=R側出力電圧2V、 0.0479%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0407%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E31. MC、50Hz入力=R側出力電圧2V、 0.0649%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0347%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E32. MC、100Hz入力=R側出力電圧2V、 0.0545%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0560%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E33. MC、500Hz入力=R側出力電圧2V、 0.0558%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0638%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E34. MC、1kHz入力=R側出力電圧2V、 0.0769%歪み。
                 L側出力電圧2V、 0.0759%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E35. MC、5kHz入力=R側出力電圧2V、 0.0767%歪み。
                 L側出力電圧2V、 0.0771%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E36. MC、10kHz入力=R側出力電圧2V、 0.0681%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.0759%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E37. MC、50kHz入力=R側出力電圧2V、 0.245%歪み。
                  L側出力電圧2V、 0.213%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
F. 上位測定器による 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
F0. 下のオーディオアナライザーで自動測定
F11. 入出力特性測定(AUX入力)。
                        AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmaF、平均で1.6V出力。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F12. 歪み率特性測定(AUX入力)
                        AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F13. 入出力特性測定(AUX入力)、 BASS & TREBLE 最大。
                        AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F14. 入出力特性測定(AUX入力)、 BASS & TREBLE 最小。
                        AUX入力端子へ150mV一定入力。VRはmax。
                        左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F2. 入出力特性測定(MM入力)。
      MM入力 入力電圧=2mV一定入力 VRはmax、 左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F3. 入出力特性測定(MC入力)。
      MC入力 入力電圧=0.11mV一定入力 VRはmax、 左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
E6. 完成 24時間エージング。 右は同時修理BOZAK BOZAK MDEL929 
Y. ユーザー宅の設置状況
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S.GAS THAEDRA の仕様(マニアル・カタログより)
型式、価格 コントロール(プリ)アンプ  THAEDRA 価格¥660,000. (株)バブコ
<HEAD AMP/Moving-Coil、Phono>
ゲイン Tape output=69dB、 Main output=90dB
ノイズ 75nV(20Hz〜20kHz)、 32nV(400Hz〜20kHz)
歪率 0.01%以下(出力=2V、20Hz〜20kHz)
RIAA偏差 ±0.5dB(20Hz〜20kHz)
<HEAD AMP/Magnetic Phono>
ゲイン Tape output=42dB、 Main output:63dB
ノイズ 500nV(20Hz〜20kHz)
歪率 0.01%以下(2V、20Hz〜20kHz)
RIAA偏差 ±0.5dB(20Hz〜20kHz)
<High Level
ゲイン Main output=21dB
ノイズ 6μV(20Hz〜20kHz)
歪率 0.01%(出力=2V、20Hz〜20kHz)
周波数特性 DC〜100kHz ±1dB
総合
最大入力 Head amp=3.5mV(1kHz)、 Phono=100mV(1kHz)、 High level=1V R.M.S.
最大出力 10V R.M.S.
外形寸法 430(W)×152(H)×324(D)mm
重量 15.9kg
備考 入出力端子、接続コード・ピンは全て金メッキが施されています。
オプションパーツアンプカード¥8,000
                      thaed_83q
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。 Copyright(C) 2017 Amp Repair Studio All right reserved.