DIATONE AS-3002P Monitor-3
内蔵アンプ MA−100P 修理記録
同時修理 2台目 MA−100P     平成27年1月25日到着    2月15日完成
A. 修理前の状況
  • オーバーホール修理依頼。


T. 修理前点検測定

B. 原因
  • 各部経年劣化多し。

C. 修理状況
  • 終段TR(トランジスター)交換。
    初段TR(トランジスター)交換。
    RLバイアス/バランスVR交換。
    SP接続リレー交換
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    フイルムコンデンサー交換・増設。
    劣化抵抗交換。
    配線手直し、補強。

D. 使用部品
  • 終段トランジスター                        2個。
    初段TR(トランジスター)                    2個。
    バイアス/バランス半固定VR                 2個。
    電解コンデンサー                         14個 。
    フイルムコンデンサー                       3個。
    抵抗                                  11個。


E. 調整・測定

F. 修理費    店経由なので非表示     オーバーホール修理

S. DIATONE AS-3002P Monitor-3 の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上・下蓋を取り、上から見る
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A26. 点検中 上・下蓋を取り、下から見る
A31. 点検中 上・下蓋を取り、右横から見る
A32. 点検中 上・下蓋を取り、左横から見る
A41. 点検中 入出力端子。
A51. 点検中 電源ケーブル取り付け。
A61. 点検中 交換する終段TR(トランジスター)は下記より測定して選別使用。
A71. 点検中 交換予定のブロック電解コンデンサー。 今回は見送り。
T. 修理前点検測定
T1. 出力・歪み率測定・調整。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
T2. 1kHz入力、SP出力電圧22V=61W出力、 2.13%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
C. 修理状況
C11. 修理前 ドライブ基板
C12. 修理後 ドライブ基板 初段TR(トランジスター)、バランス・バイアス調整用半固定VR2個、SP接続リレー2個
                      抵抗11個、電解コンデンサー13個、フイルムコンデンサー3個交換
C13. 完成ドライブ基板  洗浄後防湿材を塗る。
C14. 修理前 ドライブ基板裏
C15. 修理(半田補正)後 ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。
C16. 完成ドライブ基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理中 終段TR(トランジスター)交換中。
C31. 修理前 定電圧基板。
C32. 修理後 定電圧基板 電解コンデンサー交換。
C33. 修理前 定電圧基板裏。
C34. 修理(半田補正)後 定電源基板裏 半田を全部やり直す。
C35. 完成定電源基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C41. 修理前 ブロック電解コンデンサー。 配線の圧着端子へは半田付け。
C42. 修理後 ブロック電解コンデンサー、 フイルムコンデンサー2個追加。
C51. 交換した部品
C61. 修理前 左横から見る。
C62. 修理後 左横から見る。
E. 測定・調整
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   中左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、SP出力電圧30V=112W出力、 0.0546%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、SP出力電圧30V=112W出力、 0.0678%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、SP出力電圧30V=112W出力、 0.0399歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、SP出力電圧30V=112W出力、 0.0361%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、SP出力電圧34V=145W出力、 0.0501%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、SP出力電圧30V=112W出力、 0.0834%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、SP出力電圧23V=66W出力、 0.623%歪み。
               L側SP出力電圧30V=112W出力、 0.016%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
E4. 完成  24時間エージング、大きい足は未着。 右は「同時修理 2台目 MA−100P
S. DIATONE AS-3002P Monitor-3 の仕様(マニアルより)
形式 AS-3002P Monitor-3
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型
ユニット等構成 低域用=30cmコーン型
高域用=5cmコーン型
ネットワーク=ハイパス・フィルター
インピーダンス=8Ω
出力音圧レベル=96dB(最大=116dB)
再生周波数特性=50Hz-15kHz
クロスオーバー=1.5kHz
内蔵アンプ DENON MA-100P トランジスタ式
出力=100W(8Ω)
入力=600Ω、10kΩ(平衡)/-22dBm(600Ω平衡)
電源 単相交流100V、50Hz/60Hz
外形寸法 幅650×高さ963×奥行445mm(キャスター含まず)
重量 63.5kg
付属 専用台車キャスター=MC-1385型
価格 \960,000/1台 1973年発売
                     ma100p-17
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