Sansui AU−D11U 修理記録
平成27年5月30日到着   平成28年5月15日完成
A. 修理前の状況
  • 故障内容はスイッチを入れると赤い表示が点滅しますがパワーが入らないです。
    サーキットプロテクションが点灯すると思われます。



B. 原因
  • 経年劣化。
    前回修理の未熟。

C. 修理状況
  • 1部FET(電解トランジスター)交換
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    配線手直し、補強。
    SP接続リレー、突入電流抑制回路リレー交換。
    SP接続切り換えSW交換
    終段供給電圧ブロック電解コンデンサー交換。


D. 使用部品
  • FET(電解トランジスター)                    4個。
    電解コンデンサー                         65個。
    SP接続リレー                            2個。
    突入電流抑制回路リレー                     1個。
    終段供給電圧ブロック電解コンデンサー            1組4個(ジャンク機種より)。
    SP接続切り換えSW                         1個
    追加コンデンサー                          8個
    抵抗                                  4本


E. 調整・測定

F. 修理費  95,000円    オーバーホール修理。

S. Sansui AU−D11U の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A21. 点検中 上から見る
A22. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A23. 点検中 上蓋・シールドを取り、上から見る
A24. 点検中 電解コンデンサー2個が1個交換されている
A31. 点検中 下前から見る
A32. 点検中 下前左から見る
A33. 点検中 下後から見る
A34. 点検中 下後右から見る
A41. 点検中 下から見る
A42. 点検中 下蓋を外し、下から見る
A43. 点検中 下蓋裏見る。 電解コンデンサーの液漏れで腐食している。 
A44. 点検中 前回の修理でビスの止め半田忘れ!
A51. 点検中 入出力RCA端子郡。
A61. 点検中 SP接続端子。
A71. 点検中 電源コード取り付け。 
A81. 点検中 前パネル取り付け左側ナットが無! 
A82. 点検中 前パネル取り付け右側ナットが無!
A91. 点検中 SP接続端子に吹き付けられた多量の接点復活材! 
A92. 点検中 SP接続切り換えSWが分解されていて、切り換え不可で2回路同時接続
AA1. 点検中 ブロック電解コンデンサー比較。 上=交換した物10000μ/90V、 下=新しく交換予定10000μ/90V。
AA2. 点検中 ブロック電解コンデンサー比較。 日本向けのAU−D907Xを入手し、純正品で交換する。
AB1. 点検中 SP接続リレー比較 左=付いていた接点容量7A=8Ω出力だと392W定格
                        右=交換する接点容量10A=8Ω出力だと800W定格
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理中 前パネル・前シャーシを外して修理中。コネクターの使用が少なく修理は大変。
C11. 修理前 入力切換回路基板。
C13. 修理前 入力切換回路基板裏。
C132. 修理中 入力切換回路基板裏。部品足(端子)曲げ方向不良、銅箔の上にかかっている。
C14. 修理後 入力切換回路基板裏。
C15. 完成入力切換回路基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C152. 修理後 入力切換回路基板裏。差し込み基板の半田は十分に盛る。
C153. 修理後 入力切換回路基板裏。差し込み基板の裏の隙間は厚紙を入れて固定する。
C21. 修理前 EQ−AMP基板。
C22. 修理後 EQ−AMP基板 半固定VR2個、FET(電解トランジスター)2個、電解コンデンサー8個交換。
C23. 修理前 EQ−AMP基板裏
C24. 修理(半田補正)後 EQ−AMP基板裏。 半田を全部やり直す。
C25. 完成EQ−AMP基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 MM/MC_RCA端子基板。
C32. 修理前 MM/MC_RCA端子基板裏
C33. 修理(半田補正)後 MM/MC_RCA端子基板裏。半田を全部やり直す。
C34. 完成MM/MC_RCA端子基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理前 LED表示基板。
C42. 修理前 LED表示基板裏
C43. 修理(半田補正)後 LED表示基板裏。半田を全部やり直す。
C44. 完成LED表示基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C51. 修理前 Disk&REC選択SW基板。
C53. 修理前 Disk&REC選択SW基板裏
C54. 修理(半田補正)後 Disk&REC選択SW基板裏。半田を全部やり直す。
C55. 完成Disk&REC選択SW基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C61. 修理前 コントロールAMP基板。
C62. 修理後 コントロールAMP基板 半固定VR2個、電解コンデンサー10個交換。
C63. 修理前 コントロールAMP基板裏
C632. 修理中 コントロールAMP基板裏。 半田球が短絡を何時起こしても不思議で無い?
C633. 修理中 コントロールAMP基板裏。 曲げる方向が悪く隣の銅箔に?
C634. 修理中 コントロールAMP基板裏。 曲げる方向が悪く隣の銅箔に?
C64. 修理(半田補正)後 コントロールAMP基板裏。半田を全部やり直す。
C65. 完成コントロールAMP基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C71. 修理前 メインVR基板。
C72. 修理前 メインVR基板裏
C73. 修理(半田補正)後 メインVR基板裏。半田を全部やり直す。
C74. 完成メインVR基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C75. 修理前 ヘッドホーンジャック基板。
C76. 修理前 ヘッドホーンジャック基板裏
C77. 修理(半田補正)後 ヘッドホーンジャック基板裏。半田を全部やり直す。
C78. 完成ヘッドホーンジャック基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C81. 修理前 入力選択表示基板。
C82. 修理後 入力選択表示基板 表示電球5個交換。
C83. 修理前 入力選択表示基板裏
C84. 修理(半田補正)後 入力選択表示基板裏。半田を全部やり直す。
C85. 完成入力選択表示基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C91. 修理前 定電圧基板。
C912. 修理中 定電圧基板。 電解コンデンサー固定するトルエン溶媒の接着剤。
C913. 修理中 定電圧基板。 電解コンデンサー固定するトルエン溶媒の接着剤を半田コデで暖めて接着力を弱めて取り去る。
                  何処かの修理屋の様に、ドライバーで強引に取る事はしません!
                   この様な古いタイプの安物ハンダコテの出番です、普段使用するコテは温調タイプ2本
C914. 修理中 定電圧基板。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後。
C92. 修理後 定電圧基板 電解コンデンサー10個交換。
C93. 修理前 定電圧基板裏
C94. 修理(半田補正)後 定電圧基板裏。半田を全部やり直す。フイルムコンデンサー4個
C95. 完成定電圧基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
CA1. 修理前 RL初段ドライブAMP基板
CA2. 修理後 RL初段ドライブAMP基板 初段FET2個、半固定VR4個、電解コンデンサー12個交換
CA3. 修理前 RL初段ドライブAMP基板裏
CA4. 修理(半田補正)後 RL初段ドライブAMP基板裏。半田を全部やり直す。
CA5. 完成RL初段ドライブAMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CB1. 修理前 RLプロテクト基板
CB2. 修理後 RLプロテクト基板電解コンデンサー4個交換。
CB3. 修理前 RLプロテクト基板裏
CB4. 修理(半田補正)後 RLプロテクト基板裏。半田を全部やり直す。
CB5. 完成RLプロテクト基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CC1. 修理前 メイン・ドライブAMP基板
CC2. 修理中 メイン・ドライブAMP基板。 差し込み基板を取り除く。
CC22. 修理中 メイン・ドライブAMP基板右側。 トルエン溶媒の接着剤。
CC23. 修理中 メイン・ドライブAMP基板右側。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後。
CC24. 修理中 メイン・ドライブAMP基板左側。 トルエン溶媒の接着剤。
CC25. 修理中 メイン・ドライブAMP基板左側。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後。
CC3. 修理後 メイン・ドライブAMP基板 半固定VR4個、電解コンデンサー10個交換
CC4. 修理前 メイン・ドライブAMP基板裏
CC42. 修理中 メイン・ドライブAMP基板裏。 部品足の曲げ方向、銅箔の上にかかっている。又、半田屑が引っかかっている。
CC43. 修理中 メイン・ドライブAMP基板裏。 部品足の曲げ方向、銅箔の上にかかっている。
CC5. 修理中 メイン・ドライブAMP基板裏。 差し込み基板を取り除く。
CC6. 修理(半田補正)後 メイン・ドライブAMP基板裏。半田を全部やり直す。
CC6. 修理(半田補正)後 メイン・ドライブAMP基板裏。 差し込み基板の端子部裏の隙間には厚紙を挿入する。
CC7. 完成メイン・ドライブAMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CD1. 修理前 プロテクト基板。
CD2. 修理中 プロテクト基板。 SP接続端子を外す。
CD3. 修理後 プロテクト基板 リレー3個、電解コンデンサー11個交換。
CD4. 修理前 プロテクト基板裏
CD5. 修理(半田補正)後 プロテクト基板裏。半田を全部やり直す。
CD6. 完成プロテクト基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
CD7.修理前 SP接続端子、 この薄さでは、太いケーブルの荷重に耐えられない。
CD8.修理後 SP接続端子、 使用済みのハンダ吸い取り線やロックタイを流用し、ホット・ボンドで強度を増す。
CE1. 修理前 終段電源基板。前回の修理で右側の放熱器のビス止め半田忘れ!
CE2. 修理(交換)後 終段電源基板。 純正品を入手して交換する。
CE3. 修理前 終段電源基板裏
CE4. 修理(交換)後 終段電源基板裏。半田を全部やり直し、洗浄後防湿材を塗る。コンデンサー4個追加。
CF1. 交換した部品
CF2. 交換した部品。 前回修理で交換された、ブロック電解コンデンサー。
CF3. 交換した部品。 前回修理で交換された、ブロック電解コンデンサー。
CG1. 修理前 上から見る
CG3. 修理後 上から見る
CG4. 修理前 下から見る
CG5. 修理後 下から見る
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E2. 出力・歪み率測定・調整。仕様が220Vなので、100/220V_500VAトランス使用する、低域で容量不足!
E21. AUX_50Hz入力、R側SP出力電圧30V=112.5W、 0.155%歪み。
                 L側SP出力電圧31V=120W、   0.151%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. AUX_100Hz入力、R側SP出力電圧31V=120W出力、 0.143%歪み。
                   L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.123%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. AUX_500Hz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0628%歪み。
                   L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0685%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. AUX_1kHz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0387%歪み。
                  L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0406%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. AUX_5kHz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0416%歪み。
                 L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0438%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. AUX_10kHz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0445%歪み。
                   L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0454%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. AUX_50kHz入力、R側SP出力電圧30V=112.5W出力、 0.0290%歪み。
                   L側SP出力電圧30V=112.5W出力、 0.0313%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E31. MM_50Hz入力、R側SP出力電圧31V=120W出力、 0.481%歪み。
                L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.500%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E32. MM_100Hz入力、R側SP出力電圧31V=120W出力、 0.148%歪み。
                 L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.148%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250kHz、右=1kHz。
E33. MM_500Hz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0239%歪み。
                  L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0144%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E34. MM_1kHz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0215%歪み。
                 L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0220%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E35. MM_5kHz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0355%歪み。
                 L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0397%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=100kHz。
E36. MM_10kHz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0322%歪み。
                  L側SP出力電圧32V=128W出力、 0.0337%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E37. MM_50kHz入力、R側SP出力電圧30V=112.5W出力、 0.0334%歪み。
                  L側SP出力電圧30V=112.5W出力、 0.0303%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=500kHz。
E4. フルパワー出力なので、 24V高速フアンが全回転でクーリング。
S. Sansui AU−D11U の仕様(マニアルより) 
型式 インテグレーテッドDCアンプ AU−D11U
パワーアンプ部
方式 Xバランス・アンプ(Twin Diamond Balanced Drive Amp)
実効出力(両ch駆動) 130W+130W(8Ω、10Hz〜20kHz)
全高調波歪率 0.0028%(8Ω、10Hz〜20kHz、実効出力時)
混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1) 0.0028%(8Ω、実効出力時)
ダンピングファクター(1kHz、両ch動作) 150(8Ω)
周波数特性(1W) DC〜300kHz +0 -3dB
スルーレイト ±250V/μsec
ライズタイム 0.8μsec
イコライザーアンプ部
入力感度/入力インピーダンス(1kHz) Phono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC Low:70μV/3.2Ω(MCトランス採用)
Phono MC High:250μV/40Ω(MCトランス採用)
DA、AUX、Tuner、Tape1、2:150mV/47kΩ
Phono最大許容入力(1kHz、THD 0.01%) MM:200mV
MC High:25mV(トランス方式)
出力レベル/インピーダンス Tape rec:150mV/47kΩ
RIAA偏差(MM、Rec out) 20Hz〜300kHz ±0.2dB
SN比(Aネットワーク、ショートサーキット) Phono MM:90dB
Phono MC:80dB
DA、AUX、Tuner、Tape:110dB
トーンコントロール Bass:±10dB(50Hz)
Treble:±10dB(10kHz)
トーンセレクター Bass:125Hz、250Hz
Treble:3kHz、6kHz
サブソニックフィルター 16Hz(-3dB、6dB/oct)
ラウドネス(Volume-30dB) +8dB(50Hz)、+6dB(10kHz)
オーディオミューティング -20dB
総合
電源
定格消費電力
120/220/240V(50/60Hz) 、120V(60Hz)
470Ws、 560VA Rated、 700W Max
外形寸法 幅466×高さ161×奥行431mm
重量 17kg
                  aud11-2_13u
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