Sansui AU−9500. 18台目 修理記録 
2022/12/25.到着   2023/6/20完成 
K. 梱包の様子

A. 修理前の状況

  • 貴社のホームページを知ったのは10年ほど前で、AU-9500の修理ができないか調べている際に見つけました。
    修理内容は写真で詳しく解説されており、どのような修理をされているか分かり易く、貴社にお願いしたいと思ったことを思い出します。
    それ以後、何度か修理を依頼しようとホームページを訪れていましたが、何時も修理が混んでる様子で今になって しまいました。
    あと数年で私も定年、もう一度このアンプの音をゆっくりと聞きたいと思い修理を依頼します。
    修理をお願いしたいアンプ(SANSUI AU-9500)は、90年代半ばに初めて秋葉原へ出張、駅前のラジオ会館に入り、「清進商会」を訪れた際に見つけました。
    雑誌でその存在は知っていましたが、現物を見た瞬間改めてそのデザインにひとめぼれし、即決で購入しました。
    購入時点で既に発売から20年以上経過しており、5年ほどで電源スイッチの接触不良により電源が入らなくなり、 修理するところも見つからず、自身でスイッチボックスを作成し、外付けで電源を入れるようにしています。
    その後、引越で暫く使用できずようやく使用できるようになり、音出しを行ったところ左右のバランスがおかしく なっており以降使用していませんでした。
    先日、修理依頼する前に確認しようと十数年ぶりに電源を入れ、CDプレーヤーをAUX端子に接続し音出しを しました。
    最初は、左右バランスもさほど悪くなく聞こえていましたが、10分ほど聞いたところでと突然音が出なくなり、 何度か電源のオン-オフやスピーカ端子の接続を変えたりしましたが音は出ず、今後メインで使用する予定の フォノ端子の確認まではできていません。


B. 原因

  • 各部経年劣化。
    1分TR(トランジスター)劣化。
    MIDRENJI トーンコントロールの左側が不動。
    電源SW修理+電源投入リレー組込。
    EQ基板コネクター+AMP基板コネクター交換。


C. 修理状況

D. 使用部品
  • 半固定VR              4個。
    TR(トランジスター)         4個。
    フイルムコンデンサー       18個。
    オーディオ用電解コンデンサー  54個。
    テフロンシート           8枚。
    リレー                2個。
    ヒューズホルダー(0.5Aヒューズ込)  1組
    抵抗                4本。
    基板エッジコネクター       3個。
    テフロン絶縁RCA端子     16組32個。
    3Pインレット、FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ 1個。
    手持ち中国製「WBT0730のロジュームメッキ擬き」 4組8個。
    WBT台座(19/30)     4個。
    整流ダイオード         4個。


E. 調整・測定

F. 修理費
       200,000円    オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. SANSUI AU−9500 の仕様(マニアル・カタログより)


K1. 梱包の様子、 4角をしっかりと押さえている。
K2. 梱包の様子、 押さえスチロールには位置を記述。
A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中、 前から見る
A12. 点検中、 前右から見る。
A13. 点検中 後から見る
A131. 点検中 後から見る。銘板の所の凹み。裏に大きな穴がある為、基板で塞ぐ
A14. 点検中、 後左から見る。
A21. 点検中、 上から見る
A22. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A23. 点検中 上蓋・シールドを取り、上から見る
A24. 点検中 上蓋・シールドを取り、上から見る。 電源ブロック電解コンデンサーの頭の膨らみ無。
A25. 点検中 左右AMP基板コネクターが腐蝕している、他2個も同様。下はYAMHA B1用の同型現行品。
A31. 点検中、 下前から見る。
A32. 点検中、 下前左から見る。
A33. 点検中、 下後から見る。
A34. 点検中、 下後右から見る。
A41. 点検中、 下から見る。
A42. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A51. 点検中 電源コード取り付け部、右はユーザーが製作した外付け電源SWのコード。
A52. 点検中 電源コードをとり、3Pインレットに交換。 FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
A53. 点検中 ユーザーが製作した外付け電源SW−BOX。
A54. 点検中 ユーザーが製作した外付け電源SWへのコード、絶縁が圧縮されている。
A55. 点検中 ユーザーが製作した電源SWへのコード接続、半田は上手い。
A56. 点検中 右AMP基板コネクターの下配線、基板へのバイパス配線が施されている。
A57. 点検中 左AMP基板コネクターの下配線、基板へのバイパス配線が施されている。
A58. 点検中 EQ−AMP基板コネクターの下配線、基板へのバイパス配線が施されている。
A61. 点検中 入出力RAC端子郡。
A62. 点検中 入出力RAC端子郡、テフロン絶縁RCA端子に交換。
A63. 点検中 交換するテフロン絶縁製RCA端子。 中心電極は円筒状で4つ割方式。
A64. 点検中 WBT製RCA端子WBT−0201。 さらに複雑な構造で「カチ」と差し込み感を与える。
A65. 点検中 最近の「RCAプラグ」の中心電極は2割になっているので接触不良が起きにくい。
A71. 点検中 SP接続端子。 
A72. 点検中 SP接続端子。 右側WBT−0730PLに交換可能、又は左側WBT−0735に交換可能。WBT−0730も可能。
A73. 点検中 SP接続端子。 手持ち中国製「WBT0730のロジュームメッキ擬き」4組8個に交換。
          この製品はLラグの向き(穴の向き)が1方向に決まっています。
          3組(列)有りますが、真ん中は交換せず上下2組交換。
          Lラグの向き(穴の向き)の向きは上にします。台座は全てWBT製品(WBT 19/30)。
A81. 点検中 使用する電解コンデンサーの比較。
          原則電源回りにKZを使用しますが、大きさ・電気性能が異なるので、使用出来ない場所があります
          左=nichiconKZ、中=nichiconFG(FinGold)、右=nichiconFX
A82. 点検中 使用する電解コンデンサーの比較。
          原則電源回りにKZを使用しますが、大きさ・電気性能が異なるので、使用出来ない場所があります
          左=nichiconFG(FinGold)、右=nichiconKZ
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 R側 終段トランジスター。
C12. 修理中 R側 終段トランジスター。 熱でシリコングリスが流れ出し殆ど無い、テフロンシートに交換する。
C13. 修理後 R側 終段トランジスター
C14. 修理前 L側 終段終段トランジスター。
C15. 修理中 L側 終段トランジスター。 熱でシリコングリスが流れ出し殆ど無い、テフロンシートに交換する。
C16. 修理後 L側 終段終段トランジスター
C21. 修理前 R側終段基板。 半固定VR2個、TR(トランジスター)が2個交換されている。C819とR877が取り除かれている。
C211. 修理中 R側終段基板ドライブTR(トランジスター)の放熱シリコンオイル点検。
C22. 修理後 R側終段基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー4個、フイルムコンデンサー1個交換。抵抗1個追加
                     ドライブTR(トランジスター)のシリコンは交換して塗布する。
C23. 修理前 R側終段基板裏
C231. 修理中 R側終段基板裏 コネクターへのバイパス配線。
C232. 修理中 R側終段基板裏 コネクターへのバイパス配線半田付け。銅箔が浮いている。当時は定温半田コテは無、腕が悪いと銅箔はく離が生じる。
C24. 修理後(半田補正)後 R側終段基板裏 全ての半田をやり直す
C25. 完成R側終段基板裏 不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
C31. 修理前 L側終段基板。 半固定VR2個、TR(トランジスター)が2個交換されている。C819とR877が取り除かれている。
C312. 修理中 L側終段基板ドライブTR(トランジスター)の放熱シリコンオイル点検。
C32. 修理後 L側終段基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー4個、フイルムコンデンサー1個交換。抵抗1個追加
                     ドライブTR(トランジスター)のシリコンは交換して塗布する。
C33. 修理前 L側終段基板裏
C331. 修理中 L側終段基板裏 コネクターへのバイパス配線。
C34. 修理後(半田補正)後 L段基板裏 全ての半田をやり直す
C35. 完成 L側終段基板裏 不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
C41. 修理前 整流・プロテクト基板。 SP接続リレーが交換されている。
C42. 修理後 整流・プロテクト基板  整流ダイオード4本、SP接続リレー、電解コンデンサー12個、フイルムコンデンサー1個交換
C43. 修理前 整流・プロテクト基板裏
C44. 修理後(半田補正)後 整流・プロテクト基板裏 全ての半田をやり直す。フイルムコンデンサー4個追加。
C45. 完成 整流・プロテクト基板裏 不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
C51. 修理前 コントロール基板。 全TR(トランジスターが交換されている。
C52. 修理後 コントロール基板。 電解コンデンサー17個、フイルムコンデンサー4個交換
C53. 修理前 コントロール基板裏
C54. 修理後(半田補正)後 コントロール基板裏 全ての半田をやり直す
C55. 完成 コントロール基板裏完成 不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
C61. 修理前 EQ−AMP基板。 TR(トランジスター)が2個交換されている。
C62. 修理後 EQ−AMP基板。 電解コンデンサー12個、TR(トランジスター)2個交換
C63. 修理前 EQ−AMP基板裏
C631. 修理中 EQ−AMP基板裏 コネクターへのバイパス配線。
C64. 修理後(半田補正)後 EQ−AMP基板裏 全ての半田をやり直す
C65. 完成 EQ−AMP基板裏 不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
C7. 修理中 前面パネルを外し、倒して修理する。
C71. 修理前 TONE−VR基板。
C72. 修理(洗浄)後 TONE−VR基板。
C73.  修理前 TONE−VR基板SW。
C74. 修理中 TONE−VR基板SW。基板銅箔が酸化している。
C75. 修理中 TONE−VR基板SW。 左=清掃前、右2個=清掃後。
C76. 修理(清掃)中 TONE−VR基板。接点ローター。
C77. 修理(清掃)後 TONE−VR基板SW。
C78. 完成 TONE−VR基板。
C79. 修理前 TONE−VR基板裏。接点復活剤の多用で真っ黒。
C7A. 修理(半田補正)後 TONE−VR基板裏 全ての半田をやり直す 
C7B. 完成TONE−VR基板裏 洗浄し、コート液を塗布。
C81. 修理前 SW基板。接点復活剤の多用でベタベタ。
C811. 修理(洗浄)後 SW基板。
C82. 修理前 SW基板裏、手付けなので劣化は非常に少ない
C83. 修理(半田補正)後 SW基板裏 全ての半田をやり直す。抵抗2本追加。
C84. 完成SW基板裏 洗浄し、コート液を塗布。
C91. 修理前 FILTERS−SW基板。接点復活剤の多用で真っ黒。
C911. 修理(洗浄)後 FILTERS−SW基板。
C92. 修理前 FILTERS−SW基板裏
C93. 修理(半田補正)後 FILTERS−SW基板裏 全ての半田をやり直す
C94. 完成FILTERS−SW基板裏 洗浄し、コート液を塗布。
CA1. 修理前 Mode−SWの接点。接点復活剤の多用で真っ黒。
CA2. 修理後 Mode−SWの接点。
              一般的な接点復活材ではこの程度です。但し、強いのは基板を犯す物が有るので注意!
              粗い研磨材でキズを付けると、接触面積が減るので注意する。
CB1. 修理前 SELECTOR−SWの接点
CB2. 修理前 SELECTOR−SWの接点。
CB3. 修理(洗浄)後 SELECTOR−SWの接点。
CC1. 修理前 BASS−SWの接点
CC2. 修理(洗浄)後 BASS−SWの接点
CD1. 修理中 MIDRANGE−SW
CD2. 修理前 MIDRANGE−SWの接点
CD3. 修理(洗浄)後 MIDRANGE−SWの接点
CD4. 修理前 MIDRANGE−SWの接点2
CD5. 修理(洗浄)後 MIDRANGE−SWの接点2
CD6. 修理中 MIDRANGE−SW基板。
CD7. 修理前 MIDRANGE−SW基板裏。
CD8. 修理(半田補正)後 MIDRANGE−SW基板裏。全ての半田をやり直す。
CD9. 完成MIDRANGE−SW基板裏。不要なフラックスを取り洗浄し、コート液を塗布。
CE1. 修理前 SP切り替えSW+電源SW。
CE2. 修理中 SP切り替えSW+電源SW、分解。
CE3. 修理中 SP切り替えSW+電源SW、分解・洗浄。
CE4. 修理中 SP切り替えSW+電源SW。 電源SWは焼けてはいるが動作可能。
CE5. 修理後 SP切り替えSW+電源SW。 電源SWを修理、このSWで電源投入リレーを動作。
CE6. 修理後 SP切り替えSW+電源SW。 電源投入リレー組み込み、接点容量は10A×2回路。
                              右下にリレー用の0.5Aのヒューズホルダー増設。
CF1. 修理(洗浄)中 メインVR。 ラウドネスのタップが有るので市場に同型がなく交換不可。
CG1. 修理前 電源ブロック電解コンデンサー下周り。
CG2. 修理後 電源ブロック電解コンデンサー下周り。 フイルムコンデンサー5個追加。
CH1. 修理前  R側終段基板コネクタ下電解コンデンサー。
CH2. 修理後  R側終段基板コネクタ。 カードエッジコネクター、電解コンデンサー2個交換。
CH3. 修理前  L側終段基板コネクタ下電解コンデンサー。
CH4. 修理後  L側終段基板コネクタ下。 カードエッジコネクター、電解コンデンサー2個交換。
CH5. 修理前  EQ基板コネクタ下。
CH6. 修理後  EQ基板コネクタ下。 カードエッジコネクター、フイルムコンデンサー交換。フイルムコンデンサー1個追加。
CI1. 後パネルを外し、修理中
CJ1. 修理中(洗浄)中 上=TAPE1入力VR、TEAP2入力VR,AUX入力VR基板裏。
                下=PHONO−2入力抵抗選択SW。 共に軸を上に向けて洗浄する。
CK1. 修理前 電源コード挿入部。
CK2. 修理(加工)中 電源ケーブル挿入部、3Pインレット取り付け穴を開ける、ハンドツールなので時間がかかる。
CK3. 修理(加工)中 3Pインレット取り付け穴を開ける、ハンドツールなので時間がかかる。銘板の裏は保護無。
CK4. 修理(交換)後 電源コードをとり、3Pインレットに交換。 FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
CK5. 修理後 3Pインレット裏配線。 アースはしっかり取る。左側の基板は銘板の裏保護の為。
CL1. 修理(交換)前 入出力RAC端子郡。
CL2. 修理中 入出力RAC端子郡。RCA端子の隙間は埋める。
CL3. 修理(交換)後 入出力RAC端子郡、テフロン絶縁RCA端子に交換。
CM1. 修理(交換)前 SP接続端子郡。
CM2. 修理中 SP接続端子郡。取り付け穴の加工。
CM3. 修理(交換)後 SP接続端子郡。
CM4. 修理(交換)後 SP接続端子郡。軸は太く6mmは使用不可。
               上=サンドイッチスペードWBT 0681Cuを挿す。下=WBT 0681Agを挿す。
CN1. 修理中 裏パネル加工終了。
CN2. 修理(塗装)後 裏パネル加工終了。透明ラッカーを霧状に吹き、錆止めや文字印刷消えを防止する。
CN3. 完成裏パネル。不要ビス穴も空ビスで埋める。
CO1. 修理中 前パネル清掃。
CO2. 修理中 前パネル裏SWエスカッション接着。
CP1. 交換部品
CP2. 交換部品、SP接続リレー。 左=付いていた接点5Aの物、右=交換した接点10Aの物。
                       リレー接点はパラレル接点にしても接点容量は倍にならない。
CP3. 交換部品、カードエッジコネクター。 下=付いていた物、上=交換した物。
CQ1. 修理前 上から見る
CQ2. 修理後 上から見る
CQ3. 修理前 下から見る
CQ4. 修理後 下から見る
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E1. AUX_50Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0141%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0161%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E2. AUX_100Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0141%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0140%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E3. AUX_500Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0117%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0116%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E4. AUX_1kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0165%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0155%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E5. AUX_5kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0243%歪み。
                L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0247%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E6. AUX_10kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0401%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0409%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E7. AUX_20kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0803%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0824%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E11. MM_50Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0219%歪み。
                L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0211%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. MM_100Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0213%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0198%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. MM_500Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0170%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0127%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. MM_1kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0201%歪み。
                L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0273%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. MM_5kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0460%歪み。
                L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0510%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E16. MM_10kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0658%歪み。
                 L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0680%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. MM_20kHz入力、R側SP出力電圧17V=36W出力、 0.0840%歪み。
                 L側SP出力電圧17V=36W出力、 0.0884%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E8. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S. SANSUI AU−9500 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 プリメインアンプ AU-9500 
定格出力 ミュージックパワー(IHF)=260W(4Ω、1kHz).
実効出力(片ch動作)=85W/85W(8Ω、1kHz).
実効出力(両ch動作)=80W+80W(8Ω、1kHz).
連続実効出力(両ch動作、定格歪率8Ω、20Hz〜20kHz)=75W+75W
全高調波歪率(定格出力) 0.1%以下
混変調歪率 0.1%以下(定格出力、70Hz=7kHz=4:1、SMPTE)
パワーバンドウィズ(IHF) 5Hz〜40kHz
周波数特性 3Hz〜80kHz、+0 -1dB(メインアンプ、1W出力時)
ダンピングファクター 50(8Ω)
入力感度/入力インピーダンス(1kHz) Phono1=2.5mV/50kΩ.
Phono2=2.5mV/30kΩ、50kΩ、100kΩ.
(最大許容入力 300mV、全高調波歪率 0.5%以下).
MIC=2.5mV/50kΩ.
Tuner、AUX(レベル調整可能)=100mV/50kΩ.
Tape Monitor1、2(PIN)(レベル調整可能)=100mV/50kΩ.
Tape Monitor2(DIN)=100mV/50kΩ.
4ch、N.R.Adaptor=100mV/50kΩ.
出力電圧/出力インピーダンス Tape Rec1、2(PIN)=100mV/1.5kΩ.
Tape Rec2(DIN)=30mV/70kΩ.
4ch、N.R.Adaptor=100mV/1.5kΩ.
プリアンプ(定格出力)=0.8V/1.5kΩ.
[最大出力、全高調波歪率 0.5%以下]:4.5V.
クロストーク(定格出力 1kHz) Phono1、2=50dB以上
ハム及びノイズ(IHF) Phono1、2=75dB以上.
Tuner、AUX=85dB以上.
メインアンプ=100dB以上.
トーンコントロール Bass(Defeat、150Hz、300Hz、600Hz)=±15dB(20Hz)、3dBステップ.
Midrange(Defeat、750Hz、1.5kHz、3kHz)=±5dB(1.5kHz)、1dBステップ.
Treble(Defeat、6kHz、3.5kHz、2kHz)=±15dB(20kHz)、3dBステップ.
ラウドネス(ボリューム -30dB) 50Hz:+10dB.
10kHz:+8dB.
ロー・フィルター 25Hz、50Hz:-3dB(12dB/oct).
ハイ・フィルター 12kHz、6kHz:-3dB(12dB/oct).
使用半導体 トランジスタ:58
FET:2
ダイオード:37
定格消費電力 205W(最大550VA)
外形寸法 幅500×高さ140×奥行347mm
重量 23.3kg
価格 123,000円(1972年10月発売当時).
135,000円(1975年頃). 
特色。
  • チャンネル独立電源供給方式を採用 小出力から75W+75Wまで,20Hzから20kHzにわたって 0.1%以下の低歪率を実現
  • 全帯域にわたって低歪率(0.1%以下)を保証
  • 高安定度を可能にした左右チャンネル独立電源供給方式
  • パラレル・プッシュプル回路による低歪率,大出力のパワー段
  • 正確な過渡応答。
  • 透明で高品位な音質。
  • 許容入力300mV(1kHz,THD0.5%以下)の広ダイナミックレンジ
  • カレントリミッター,リレー,ヒューズによる大出力アンプにふさわしい完ぺきな保護回路
  • ロータリー・スイッチ式の本格的トリプル・トーン・コントロール(T.T.C.)
  • 上昇,下降点の変えられるトーン・セレクター
  • 2段切換のハイ・フィルター,ロー・フィルター
  • テープリプリントも自由自在
  • 4チャンネル時代に対処した4CHアダプター回路
  • ノイズ・リダクション(N.R.)アダプター  接続回路
  • スピーカーシステムは3系統接続可能
  • 3段にインピーダンスの切替え可能のPHONO-2端子
  • プリ,メインアンプ部は,単独使用可能
  • ミューティングスイッチ
                  au9500-i4d
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した物です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2023 Amp Repair Studio All right reserved.