KENWOOD L−02T. 2台目修理記録
平成22年10月12日到着   平成23年2月8日完成
A. 修理前の状況
  • 他のチューナーでは、80dB以上で受信可能、以前は、受信感度が高かったと思います。
    受信感度が低いので常に音が歪む状態。
    →→当方へ、到着時はステレオ受信出来ない局があり。

B. 原因
  • 経年変化による劣化

C. 修理状況
  • RF増幅、、トラッキング、IF回路、MPX回路、修理・調整。
    出力リレー交換。
    配線手直し、補強。
    半固定VR交換。
    OP−AMP交換。
    整流ダイオード交換。
    フイルター内蔵ACインレット取付。


D. 使用部品
  • 電解コンデンサー(オーディオコンデンサー使用)        83個。
    リレー                                    1個。
    半固定VR                                15個。
    OP−AMP                                 個(支給品)。
    整流ダイオード                              個(支給品)。
    フイルター内蔵ACインレット。


E. 調整・測定

F. 上位測定器による 調整・測定

. 修理費  120 ,000円     オーバーホール修理。

S. KENWOOD L−02T の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る
A13. 点検中 前右から見る
A14. 点検中 右から見る
A15. 点検中 後から見る
A16. 点検中 後左上から見る
A17. 点検中 左から見る
A18. 点検中 上から見る
A19. 点検中 上ケースを取り、上から見る。
A1A. 点検中 上ケース・シールドを取り、上から見る。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A26. 点検中 下蓋を取り、下から見る。
A27. 点検中 下蓋を・シールド取り、下から見る。
A31. 点検中 出力端子郡。左は、KENWOOD自慢の「Σドライブ」ケーブル端子。
A41. 点検中 電源コード受け口。
A42. 点検中 支給品の電源3Pプラグ。
A43. 点検中 取り付け場所があれば、下記の様な「フィルター付き電源3Pプラグ」が良い。
C. 修理状況
C11. 修理前 電源基板
C112. 修理中 電源基板、電解コンデンサーを固定した接着材。
C113. 修理中 電源基板、電解コンデンサーを固定した接着材、トルエンを使用したのでしょう、金属を腐食します。
C114. 修理中 電源基板、電解コンデンサーを固定した接着材を取り除き、コート液を塗る。
C12. 修理後 電源基板  整流ダイオード7個、整流ダイオードブリッジ2個、電解コンデンサー30個交換
C122. 修理後 電源基板、 電解コンデンサー同士を接着材で固定する。
C13. 修理前 電源基板裏
C14. 修理(半田補正)後 電源基板裏
C15. 修理中 IF基板裏 不要な半田フラックスを落とす、単純で面倒くさい長時間の作業
C16. 完成電源基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C17. 修理前 電源基板裏、ラッピング。
C172. 修理中 電源基板裏、ラッピング、半田を流し込む。
C18. 修理前 電源基板裏、ラッピング2。
C182. 修理中 電源基板裏、ラッピング2、半田を流し込む。
C19. 修理前 電源基板裏、ラッピング3。
C192. 修理中 電源基板裏、ラッピング3、半田を流し込む。
C1A. 修理前 電源基板裏、ラッピング4。
C1A2. 修理中 電源基板裏、ラッピング4、半田を流し込む。
C31. 修理前 RF−MIX基板、「周波数直線高精度7連バリコン」を採用。 左2番目が局発に1段同調バッファー。
       左端がフロントエンドIF・AGC 、オールプッシュプルのフロントエンドIF増幅。
C312. 修理前 RF−MIX基板、支給ICと比較、 付属の方が良いのでそのまま使用する。
C32. 修理後 RF−MIX基板 電解コンデンサー7個交換 
C322. 修理後 RF−MIX基板 電解コンデンサー固定
C33. 修理前 RF−MIX基板裏
C34. 修理(半田補正)後 RF−MIX基板裏
C35. 完成RF−MIX基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C41. 修理前 IF基板「ノンスペクトラムIFシステム」。 いったん4.5MHZに変換して帯域を確保している。
C42. 修理後 IF基板 OP−AMP5個、電解コンデンサー10個、半固定VR3個交換
C422. 完成IF基板、防湿の為、コート液を塗る。
C43. 修理前 IF基板裏、折角コネクターを使用しているのに、ラッピングが有る!
C43. 修理前 IF基板裏
C432. 修理中 IF基板裏、未半田場所。
C423. 修理中 IF基板裏、未半田場所、レジストを取り、半田糊代を作る。
C424. 修理中 IF基板裏、未半田場所2。
C425. 修理中 IF基板裏、未半田場所2、レジストを取り、半田糊代を作る。
C426. 修理中 IF基板裏、半田不良ケ所。
C427. 修理中C552. 修理中 MPX基板裏、ラッピング端子を補強する、屑錫メッキ線で絡げ、補強する。基板裏、半田不良ケ所2。
C428. 修理中 IF基板裏、ラッピング端子を補強する、屑錫メッキ線で絡げ、補強する。
C429. 修理中 IF基板裏、ラッピング端子を補強する2、屑錫メッキ線で絡げ、補強する。
C44. 修理(半田補正)後 IF基板裏
C45. 修理中 IF基板裏 不要な半田フラックスを落とす、単純で面倒くさい長時間の作業
C46. 完成IF基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C50. 修理中 MPX基板「ノンステップ・サンプリングホールドMPX」の配線のラッピングを外し、基板を取り出す
           コストダウンの為に、コネクターを省略した為ですが、「仕事結果の善し悪し」は、お膳立てが大切、根気よく外す。
C51. 修理中 MPX基板
C54. 修理後 MPX基板 IC10個、OP−AMP19個、電解コンデンサー22個、半固定VR12個、リレー交換
C542. 完成MPX基板、防湿の為、コート液を塗る。
C55. 修理前 MPX基板裏  
C552. 修理中 MPX基板裏、ラッピング端子を補強する、屑錫メッキ線で絡げ、補強する。
C553. 修理中 MPX基板裏、ラッピング端子を補強する2、屑錫メッキ線で絡げ、補強する。
C56. 修理(半田補正)後 MPX基板裏  
C57. 修理中 MPX基板裏 不要な半田フラックスを落とす、単純で面倒くさい長時間の作業
C58. 完成MPX基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C60. 修理中 前パネルを外し修理中
C602. 修理中 埃が付いたメータ・文字板周り
C602. 修理(清掃)後 メータ・文字板周り
C61. 修理前 コントロール基板
C62. 修理後 コントロール基板 電解コンデンサー14個交換
C621. 完成コントロール基板、防湿の為、コート液を塗る。
C622. 修理中 コントロール基板ラッピング1。
C623. 修理中 コントロール基板ラッピング1、ハンダを流し込む。
C624. 修理中 コントロール基板ラッピング2。
C625. 修理中 コントロール基板ラッピング2、ハンダを流し込む。
C626. 修理中 コントロール基板ラッピング3。
C627. 修理中 コントロール基板ラッピング3、ハンダを流し込む。
C63. 修理前 コントロール基板裏
C64. 修理(半田補正)後 コントロール基板裏 手直しで取り付けられたコンデンサー・抵抗、出来るだけ表へ移動する
C642. 修理中 コントロール基板裏 不要なフラックスを落とす、 普通は掃除機で吸いながら行うので写真は撮らず。
C65. 完成コントロール基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理前 LED表示基板1裏
C72. 修理(半田補正)後 LED表示基板1裏
C73. 洗浄して完成LED表示基板1裏
C81. 修理前 LED表示基板裏2
C82. 修理(半田補正)後 LED表示基板裏2
C83. 完成LED表示基板2裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C91. 修理中 主VR基板
C92. 修理前 主VR基板裏
C93. 修理(半田補正)後 主VR基板裏
C94. 完成主VR基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
CA1. 修理中 QuietingControlSW基板
CA2. 修理前 QuietingControlSW基板裏
CA3. 修理(半田補正)後 QuietingControlSW基板裏
CA4. 完成主QuietingControlSW基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
CA5. パネルを取り外したので、フライホイール軸に注油する
CB2. 修理前 TuneLockSW基板裏
CB3. 修理(半田補正)後 TuneLockSW基板裏
CB4. 完成TuneLockSW基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
CC1. 修理前 アースライン
CC2. 修理(半田補正)後 アースライン
CD. 修理中 後ろパネルを外し修理中
CD1. 修理前 ANT切替へ基板。 ANT=antenna
CD2. 修理前 ANT切替へ基板裏
CD22. 修理前 ANT切替へ基板裏、半田不良ケ所。
CD3. 修理(半田補正)後 ANT切替へ基板裏
CD4. 完成ANT切替へ基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
CE1. 修理中 出力RCA端子、補強する。
CE2. 修理後 出力RCA端子 網線で補強し、「ホットボンド」を埋める
CF1. 修理前 出力RCA端子基板裏
CF2. 修理(半田補正)後 出力RCA端子裏
CF3. 完成出力RCA端子裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
CG1. 修理前 電源コード受け口。
CG2. 修理中 ACインレット取り付け穴を開ける。
CG3. 修理後 ACインレット取り付け。
CH. パネル清掃 合わせ(重ね)構造なので、洗浄剤は控えめにする
CI. 交換部品
CI2. 交換部品
CI3. 交換部品、交換した足の腐食したOP-AMP。
CI4. 交換部品、交換した足の腐食したOP-AMP、反対側から見る。
CJ1. 修理前 上から
CJ2. 修理後 上から
CJ3. 修理前 下から
CJ4. 修理後 下から
E. 調整・測定 FM受信感度、RL分離測定調整
 <見方>
   上のFMステレオ信号発信器より 85MHZで 400HZ & 1KHZの 変調信号を 85dBで出す これを受信し出力を測定する。
   中左端電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用。
   中中左歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力。
   中中右=R側出力電圧測定、赤針のみ使用。
   中右端オシロ=出力波形 赤色=R出力、黄色=L出力。
   下中=オシロ=H&V出力波形 上=H出力、下=V出力。
   下中右上デジタル電圧計=出力電圧測定R、下中右下デジタル電圧計=出力電圧測定L。
E11. トラッキング調整、 78MHZ。
E12. トラッキング調整、 88MHZ。
E21. FMステレオ歪み測定。
   FMステレオ信号発信器より 85MHZで 1KHZの 85dBで出す。
   R側出力電圧=0.7V。
     歪み率=0.01%(最大0.1%レンジ)。
   L側出力電圧=07V。
     歪み率=0.01%(最大0.1%レンジ)。
E22. FMステレオ歪み測定。
   FMステレオ信号発信器より 85MHZで 400HZの 85dBで出す。
   R側出力電圧=0.7V。
     歪み率=0.01%(最大0.1%レンジ)。
   L側出力電圧=07V。
     歪み率=0.01%(最大0.1%レンジ)。
E23. FMステレオ歪み測定(IF狭帯域)。
   FMステレオ信号発信器より 85MHZで 1KHZの 85dBで出す。
   R側出力電圧=0.7V。
     歪み率=0.02%(最大0.1%レンジ)。
   L側出力電圧=07V。
     歪み率=0.02%(最大0.1%レンジ)。
E24. FMステレオ歪み測定(IF狭帯域)。
   FMステレオ信号発信器より 85MHZで 400HZの 85dBで出す。
   R側出力電圧=0.7V。
     歪み率=0.02%(最大0.1%レンジ)。
   L側出力電圧=07V。
     歪み率=0.02%(最大0.1%レンジ)。
E31. RL分離測定調整 R側
   FMステレオ信号発信器より 85MHZで 1KHZの Rのみ変調信号を 85dBで出す。
   R側出力電圧=0.7V。
   L側出力電圧=7.2mV。
E32. RL分離測定調整 L側
   FMステレオ信号発信器より 85MHZで 1KHZの Lのみ変調信号を 85dBで出す。
   R側出力電圧=9.5mV。
   L側出力電圧=0.7V。
E33. RL分離測定調整(IF狭帯域) R側
   FMステレオ信号発信器より 85MHZで 1KHZの Rのみ変調信号を 85dBで出す。
   R側出力電圧=0.7V。
   L側出力電圧=13.9mV。
E34. RL分離測定調整(IF狭帯域) L側
   FMステレオ信号発信器より 85MHZで 1KHZの Lのみ変調信号を 85dBで出す。
   R側出力電圧=6.8mV。
   L側出力電圧=0.7V。
F. 上位測定器による 調整・測定
F1. 左下のSSGより信号を受信測定
F2. VUメータ信号強度確認、入力39dBμ=50dB。
F3. VUメータ信号強度確認、入力59dBμ=70dB。
F3. 入出力特性測定(上記条件) 左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F4. 24時間エージング。
S. KENWOOD L−02T の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 FMステレオチューナー L−02T
受信周波数範囲 76MHz〜90MHz
アンテナインピーダンス(2系統) A=75Ω不平衡。 B=75Ω不平衡
感度 NORMAL(75Ω)=10.7dBf(新IHF)/0.95μV(IHF) 
 DIRECT(75Ω)=25.2dBf(新IHF)/5.0μV(IHF)
SN比50dB感度     NORMAL MONO=15.8dBf(新IHF)/1.7μV(IHF)
NORMAL STEREO=37.2dBf(新IHF)/20μV(IHF)
DIRECT MONO =31.2dBf(新IHF)/10μV(IHF)
DIRECT STEREO=51.6dBf(新IHF)/105μV(IHF)
高調波ひずみ率 
 (ANT・IN→Σ・OUT アンテナ入力85dBf)
         
WIDE
     100Hz  0.004%(MONO)0.015%(STEREO)
    1kHz    0.004%(MONO)0.01%(STEREO)
    6kHz    0.015%(MONO)0.03%(STEREO)
    15kHz   0.01%(MONO) 0.1%(STEREO)
   50Hz〜10kHz 0.015%(MONO)0.04%(STEREO)
NARROW
     100Hz    0.005%(MONO)0.08%(STEREO)
       1kHz   0.02%(MONO) 0.05%(STEREO)
      15kHz    0.05%(MONO) 0.5%(STEREO)
    50Hz〜10kHz 0.2%(MONO)  0.2%(STEREO)
SN比 
  (ANT・IN→Σ・OUT、100%変調85dBf入力)
MONO=98dB
STEREO=88dB
キャプチャーレシオ 0.9dB(WIDE) 2.5dB(NARROW)
実効選択度(IHF) NARROW= 65dB(±300kHz)
WIDE=    45dB
ステレオセパレーション 
  (ANT・IN→Σ・OUT)
WIDE     1kHz        60dB
         50Hz〜10kHz   50dB
         15kHz       45dB
NARROW  1kHz        47dB
         50Hz〜10kHz   35dB
周波数特性(ANT・IN→Σ・OUT) 15Hz〜15kHz、  +0.2dB −0.5dB
イメージ妨害比 120dB。(84MHz NORMAL)
IF妨害比 120dB。(84MHz NORMAL)
スプリアス妨害比 120dB。(84MHz NORMAL)
AM抑圧比 70dB
サブキャリア抑圧比 ローパスフィルターON =70dB 
ローパスフィルターOFF=65dB
レックキャリブレーション 440Hz、 50%変調
出力レベル&インピーダンス(1kHz、100%変調) 固定出力      = 0.75V/1Ω以下 
Σ出力(可変)出力= 1.5V/1Ω以下
マルチパス出力 垂直出力= 0.5V/3kΩ 
水平出力= 0.01V/10kΩ
ダイヤルスケール・アジャスター ±2mm
電源電圧・電源周波数 100V  50Hz/60Hz
定格消費電力(電気用品取締法に基づく表示) 28W
外形寸法 約480mm(W)×147.5mm(H)×423mm(D)
重量 約12.4kg
価格 30万円 1982年
                      l02t-23z
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