HITACHI LO-D HCA−8300 修理記録
平成20年2月20到着  4月5日完成
A. 修理前の状況
  • オーバーホール修理依頼。

T. 修理前点検測定

B. 原因・現状
  • 経年変化による劣化で歪みが多い。

C. 修理状況
  • 全電解コンデンサー交換。
    劣化TR(トランジスター)交換。
    劣化FET(電解トランジスター)交換。
    劣化フイルムコンデンサー。
    WBT RCA端子に交換(出力RCA端子2個・Phono1の2個)。
    他のRCA端子交換。


D. 使用部品
  • オーディオ用電解コンデンサー            32個(ニチコン・ミューズ使用)。
    フイルムコンデンサー                  20個。
    WBT RCA端子 WBT−0201          2組(定価で工賃込み)。
    テフロン絶縁RCA端子                 8組、16個。
    TR(トランジスター)                   6個。
    FET(電解トランジスター)                4個。


E. 調整・測定

F. 上位測定器による 調整・測定

G. 修理費        105,700円   オーバーホール修理、3台目からの、お馴染みさん価格。

S. HITACHI LO-D HCA−8300 の仕様(マニアル・カタログより)
A. 修理前の状況
A11. 点検中 外観、前から見る。
A12. 点検中 外観、上から見る。
A13. 点検中 外観、後から見る。
A21. 点検中 上蓋を取り、上から見る。
A22. 点検中 下蓋を取り、下から見る。
A31. 点検中 入出力RCA端子郡
A32. 点検中 入出力RCA端子郡裏、基板で接続されている。
T. 修理前点検測定
T0. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
T21. 出力電圧1V 歪み率=0.2% 測定レンジ=0.3% AUX入力 1000HZ
T22. 出力電圧1V 歪み率=0.25% 測定レンジ=0.3% AUX入力 400HZ
T31. 出力電圧1V 歪み率=0.5% 測定レンジ=1% Phono1入力 1000HZ
T32. 出力電圧1V 歪み率=0.7% 測定レンジ=1% Phono1入力 400HZ
T41. 出力電圧1V 歪み率=0.9% 測定レンジ=1% Phono2入力 1000HZ
T42. 出力電圧1V 歪み率=0.7% 測定レンジ=1% Phono2入力 400HZ
C. 修理状況
C11. 修理前 オーディオ基板(1)
C12. 修理後 オーディオ基板(1)
C13. 修理前 オーディオ基板(1)裏
C14. 修理(半田補正)後 オーディオ基板(1)裏
C15. 完成オーディオ基板(1)裏。 洗浄後コート液を塗る。
C21. 修理前 定電圧・HeadHornAMP基板。
C22. 修理後 定電圧・HeadHornAMP基板。 電解コンデンサー21個交換。
                                電解コンデンサー4個、フイルムコンデンサー2個追加
C23. 修理前 定電圧・HeadHornAMP基板裏。
C24. 修理(半田補正)後 定電圧・HeadHornAMP基板裏。
C25. 完成定電圧・HeadHornAMP基板裏。 洗浄後コート液を塗る。
C31. 修理前 BufferAMP基板。
C32. 修理後 BufferAMP基板。 電解コンデンサー2個、フイルムコンデンサー2個交換。
C33. 修理前 BufferAMP基板裏。
C34. 修理(半田補正)後 BufferAMP基板裏。
C35. 完成BufferAMP基板裏。 洗浄後コート液を塗る。
C41. 修理前 トーンAMP基板。
C42. 修理後 トーンAMP基板。 フイルムコンデンサー16個交換。
C43. 修理前 トーンAMP基板裏。
C431. 修理前 トーンAMP基板裏、半田不良。
C432. 修理前 トーンAMP基板裏、半田不良2。
C433. 修理前 トーンAMP基板裏、半田不良3。
C44. 修理(半田補正)後 トーンAMP基板裏。
C45. 完成トーンAMP基板裏。 洗浄後コート液を塗る。
C51. 修理前 EQ基板(1)(2) 「EQ=Equalize」
C52. 修理後 EQ基板(1)(2)
C53. 修理前 EQ基板裏(1)(2)
C54. 修理(半田補正)後 EQ基板裏(1)(2)  全ての半田をやり修す
C55. 完成EQ基板裏(1)(2)。 洗浄後コート液を塗る。
C61. 修理前 EQ基板 「EQ=Equalize」
C62. 修理後 EQ基板、電解コンデンサー6個、TR(トランジスター)6個、FET(電解トランジスター)4個交換
C63. 修理前 EQ基板裏
C64. 修理(半田補正)後 EQ基板裏  全ての半田をやり修す
C65. 完成EQ基板裏。 洗浄後コート液を塗る。
C71. 修理前 入出力RCA端子基板。
C72. 修理後 入出力RCA端子基板。
C73. 修理前 入出力RCA端子基板裏。
C74. 修理(半田補正)後 入出力RCA端子基板裏。  全ての半田をやり修す。
C75. 完成入出力RCA端子基板裏。 洗浄後コート液を塗る。
C81. 修理前 出力RCA端子基板。
C82. 修理後 出力RCA端子基板。
C83. 修理前 出力RCA端子基板裏。
C84. 修理(半田補正)後 出力RCA端子基板裏。
C85. 完成出力RCA端子基板裏。 洗浄後コート液を塗る。
C91. 修理前 メインVR基板。
C92. 修理前 メインVR基板裏。
C93. 修理(半田補正)後 メインVR基板裏。  全ての半田をやり修す。
C94. 完成メインVR基板裏。 洗浄後コート液を塗る。
C95. 修理中 メインVR基板裏。  ラッピング
C96. 修理中後 メインVR基板裏。 ラッピング、半田を染みこませる
CA. パネル・ツマミ清掃中
CB1. 交換部品
CB2. 交換部品、RCA端子、重く太いケーブルの使用を想定していないため、外側端子のカシメが緩んで、接続不良になる
CC1. 修理前 入出力RCA端子郡
CC2. 修理(交換)後 入出力RCA端子郡
CD1. 修理前 上から
CD2. 修理後 上から
CD3. 修理前 下から
CD4. 修理後 下から
E. 調整・測定
E1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
E11. 出力電圧1V 歪み率=0.0?%(測定レンジ=0.1%) AUX入力 1000HZ
E12. 出力電圧1V 歪み率=0.0?%(測定レンジ=0.1%) AUX入力 400HZ
E21. 出力電圧1V 歪み率=0.02%(測定レンジ=0.1%) MM2入力 1000HZ
E22. 出力電圧1V 歪み率=0.01% (測定レンジ=0.1%) MM2入力 400HZ
E31. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% (測定レンジ=0.1%) MM1入力 1000HZ 
E32. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% MM1入力 400HZ
E41. 出力電圧15V 歪み率=0.03%(測定レンジ=0.1%) MM入力 1000HZ、この上で飽和
E42. 出力電圧15V 歪み率=0.03%(測定レンジ=0.1%) MM入力 400HZ、この上で飽和
F. 上位測定器による 調整・測定
F1. 下のオーディオアナライザーで自動測定
F21. 入出力特性測定(AUX入力)
        AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax 左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F22. 歪み率特性測定(AUX入力)
        AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax 左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F3. 入出力特性測定(AUX入力)、Low・High−Filter ON
        AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F41. 入出力特性測定(AUX入力)、ToneControl Max (Low=300HZ、High=3KHZ)
        AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F42. 入出力特性測定(AUX入力)、ToneControl Min (Low=300HZ、High=3KHZ)
        AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F43. 入出力特性測定(AUX入力)、ToneControl Max (Low=150HZ、High=6KHZ)
        AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F44. 入出力特性測定(AUX入力)、ToneControl Min (Low=150HZ、High=6KHZ)
        AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F5. 入出力特性測定(MM入力)=PHONO−2
       入力電圧=2mV一定入力 VRはmax   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F6. 入出力特性測定(MM入力)=PHONO−1
       入力電圧=2mV一定入力 VRはmax   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F71. 引き続き24時間エージング
F72. 綺麗なお尻で帰ります。
S. HITACHI LO-D HCA−8300 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオコントロールアンプ HCA−8300
回路方式 イコライザーアンプ=初段FET差動PNP定電流駆動NPN3段直結ICL
コントロールアンプ=初段FET差動定電流駆動PNPプッシュプル3段直結
入力感度/入力インピーダンス Phono1=2〜6mV/50kΩ
Phono2=2mV/50kΩ
Tuner、Aux1、2、Tape1、2=100mV/50kΩ
最大許容入力 Phono1=400mV〜1,200mV(RMS、1kHz)
Phono2=400mV(RMS、1kHz)
Tuner、Aux1、2、Tape1、2=10V以上
出力レベル/出力インピーダンス Tape rec(pin)=100mV/600Ω
Tape rec(din)=40mV/80kΩ
Pre out=1V/600Ω
Headphone=70mV/90Ω
最大出力レベル Pre out=7V以上
Rec out=20V
周波数特性(RIAA偏差) Phono1、2=20Hz〜20kHz ±0.2dB
Tuner、Aux1、2=5Hz〜100kHz +0 -1.5dB
S/N(IHF、Aネットワーク) Phono1、2=75dB
Tuner、Aux1、2、Tape1、2=100dB
残留ノイズ Pre out=8μV
Headphone=40μV
歪率(20Hz〜20kHz) Phono1、2=0.005%以下(1V)、0.01%以下(20V)
Tuner、Aux1、2=0.005%以下(1V)、0.01%以下(7V)
トーンコントロール Bass=±10dB(50Hz、100Hz)、ターンオーバー周波数=150Hz、300Hz
Treble=±10dB(10kHz、20kHz)、ターンオーバー周波数=3kHz、6kHz
フィルター Low=20Hz、12dB/oct
High=8kHz、6dB/oct
ラウドネスコントロール(Volume -30dB) +8dB(100Hz)
+4dB(10kHz)
ゲインセレクター -5、-10、-20dB(加算可能)
使用半導体 トランジスタ=26個、 FET=8個、 ダイオード=16個、 IC=2個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
ACアウトレット 電源スイッチ連動=2系統
電源スイッチ非連動=2系統
定格消費電力 9.5W(電気用品取締法)
外形寸法 幅435×高さ152×奥行308mm
重量 6.5kg
価格 \60,000(1976年発売)
別売 キャリングハンドル TA-2(\3,500)
                       ca8300-2e
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