HMA−9500mkU. 24台目 修理記録
平成17年4月4日到着    5月2日完成 
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません

    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • 電源オン直後、リレーの動作音はするが音が出ないことがある。
    スピーカのコーン紙を軽くたたく(逆起電力を送る?)と残留ノイズが聞こえるようになる。
    その後はノイズ等聞こえることは無く使用できる。

B. 原因
  • 経年変化で各部劣化がです。

C. 修理状況
  • SP接続リレー交換。
    初段FET(電界効果トランジスター)交換。
    RLバイアス/バランス半固定VR交換。
    モジュール修理??。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    SP接続端子交換
    RCA端子交換

D. 使用部品
  • SP接続リレー交換        2個。
    初段FET              2個。
    バイアス/バランス半固定VR 6個。
    フューズ入り抵抗        30個。
    モジュ−ル修理          2個。
    電解コンデンサー        31個。
    WBT−0702  2組(定価で工賃込み)。
    WBT−0201  1組(支給品)。
    WBT製品は大量現金購入していますので、当方で購入した方が結果的には、修理費は安いです。
    フイルムコンデンサー      4個。

E. 調整・測定

F. 修理費  107,500円

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)
A. 修理前の状況
A1. 点検中 下から見る
C. 修理状況
C1A. 修理前 Rドライブ基板
C1B. 修理後 Rドライブ基板 初段FET、バランス・バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C1C. 修理前 Rドライブ基板裏
C1C2. 修理中 Rドライブ基板裏 電解コンデンサーの足幅が異なるので、穴開けする
C1D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C1E. 完成Rドライブ基板裏  洗浄後
C2A. 修理前 Lドライブ基板
C2B. 修理後 Lドライブ基板 初段FET、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C2C. 修理前 Lドライブ基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 Lドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C2E. 完成Lドライブ基板裏  洗浄後
C3A. 修理前 電源基盤
C3B. 修理後 電源基盤 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個交換
           ジャンパー線のラッピングに半田を浸み込ませる
C3C. 修理前 電源基盤裏
C3D. 修理(半田補正)後 電源基盤裏 半田を全部やり直す
C3E. 完成電源基盤裏 洗浄後
C3F. 修理中 絶縁シートは綺麗です
C41. 修理前 R側SP端子
C42. 修理前 L側SP端子
C43. 修理中 R側SP端子の穴空作業
C44. 修理中 L側SP端子の穴空作業
C45. 修理後 R側SP端子 WBT−0702 使用。
C46. 修理後 L側SP端子 WBT−0702 使用。
C47. 修理後 R側SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                  理由は此方参照
C48. 修理後 L側SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                 理由は此方参照
C5A. 修理前 RCA端子
C5B. 修理後 RCA端子  WBT−0201を使用。
C5C. 修理前 RCA端子基板
C5D. 修理前 RCA端子基板裏
C5E. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏  半田を全部やり直す
                   フイルムコンデンサー2個交換、2個増設
C6A. 修理前 R終段FET(電界トランジスター)
C6B. 修理後 R終段FET
C6C. 修理前 L終段FET(電界トランジスター)
C6D. 修理後 L終段FET
C7A. 修理後 RLモジュール 久しぶりに完動品
C9A. 交換した部品
C9B. 上のビニールは良くても、下のビニールが剥けている電解コンデンサーも多い
CAA. 修理前 下から見る
CAB. 修理後 下から見る
CAC. 修理後 後ろからWBTの端子郡を見る
            長年お世話に成ったAMP、この位の「ご褒美」は付けて上げても良いのでは?
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
    <見方>
     下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
     上左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E2A. R側、31V=128W出力 0.02%歪み 1000HZ
E2B. R側、31V=128W出力 0.02%歪み 400HZ
E2C. L側、31V=128W出力 0.02%歪み 1000HZ
E2D. L側、31V=128W出力 0.02%歪み 400HZ
E3. 完成  24時間エージング。 暫しの安らぎを23台目と、仲良く過ごす
                       9500mkn18
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