Musical Fidelity A-1000. 2台目修理記録
平成15年6月9日到着  7月19日完成
このAMPはSP接続リレーが装備されておりません。
電源入/切り時にSPに直流が流れます、ネットワークを装備していないSPを接続する時は、十分注意してください
A. 修理前の状況
  • 11年前(1994年10月)、ロンドン駐在時に購入したMusical Fidelity A1000を7年前に持ち帰りました。
    現地使用の240V対応のものを購入し、帰国前に110V対応へメーカーで部品交換してもらいました。
    日本では、変圧器なしで使用しております。
    数年前より右側の音が出なくなりました。
    ボリュームを上げてしばらくCDを聞いていると、急に音が出るのですが安定しません。

B. 原因
  • 各部劣化。

C. 修理状況
  • 電源基板修理。
    メインAMPの修理。
    プリAMPの修理。
    WBT SP端子に交換。
    プリ出力リレー交換。
    電解コンデンサー交換。
    電源SW入切改造、リレーによる電源入り切り、およびラッシュカーレント抑制回路新設。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。

D. 使用部品。
  • ラッシュカーレント抑制回路。
    電解コンデンサ−             46個。
    リレー新設                   2個。
    プリ出力リレー                 1個。
    ブロック電解コンデンサー          8個。
    WBT SP端子 WBT−0730PL    1組(定価で工賃込み)。

E. 調整・測定

F. 修理費。  149,000円   オーバーホール修理


S. MusicalFidelity A−1000. の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1. 点検中 電源部を上から見る。
          せっかく価格が高く、性能の良い「トロイダルトランス」を使用しているのに、
          2次巻き線にラッシュカーレント防止抵抗(48×2=96オーム)が入れてある。
          これでは、EIコアーのトランスで十二分! しかも巻き線はRL共通。
A2. 点検中 電源供給コネクター、外皮が後退している
A3. 点検中 上から見る
A4. 点検中 RCA端子
A5. 点検中 この隙間から、アース端子に半田する=職人芸
A6. 点検中 SP端子
C. 修理状況
C1A. 修理前 電源部を上から見る
C1A1. 修理中 電源部電源SW 雑音防止コンデンサー焼損している
                         上の写真(C1A)の様に絶縁チューブの中にあり、取り付け方法も良くない
C1A2. 修理中 電源部電源SW 焼損雑音防止コンデンサーの拡大
C1A3. 修理中 電源部内部の電線接続
C1A4. 修理後 電源部内部の電線接続 十分に絡め半田を流し込む
C1B. 修理・改造後。 電源部上から見る、リレーによる電源入り切り、およびラッシュカーレント抑制回路新設。
                電源部にリレーを2個新設=真ん中下に見える物。
                トロイダル・トランスを使用しているので、「2段階(steps)」に電源を投入する。
                右端=ラッシュ・カーレント(突入電流)防止用セメント抵抗。
C2A. 修理前 電源供給コネクター、外皮が後退している
C2B. 修理中 電源供給コネクター、クランプは外皮に噛ませる
C2C. 修理後 電源供給コネクター
C3A. 修理前 R側整流基板
C3B. 修理後 R側整流基板 電解コンデンサー4個交換
C3C. 修理前 R側整流基板裏
C3D. 修理(半田補正)後 R側整流基板裏、 半田を全部やり直す。
C3E. 完成R側整流基板裏 洗浄後
C4A. 修理前 L側整流基板
C4B. 修理後 L側整流基板 電解コンデンサー4個交換
C4C. 修理前 L側整流基板 裏
C4D. 修理(半田補正)後 L側整流基板裏、 半田を全部やり直す。
C4E. 完成L側整流基板裏 洗浄後
C5A. 修理前 R側メインAMP基板
C5B. 修理後 R側メインAMP基板  電解コンデンサー7個、フイルムコンデンサー2個交換
C5C. 修理前 R側メインAMP基板裏
C5D. 修理(半田補正)後 R側メインAMP基板裏、 全ての半田をやり直す。
C5E. 完成R側メインAMP基板裏 洗浄後
C6A. 修理前 L側メインAMP基板
C6B. 修理後 L側メインAMP基板 電解コンデンサー7個、フイルムコンデンサー2個交換
C6C. 修理前 L側メインAMP基板裏
C6D. 修理(半田補正)後 L側メインAMP基板裏、 全ての半田をやり直す。
C6E. 完成L側メインAMP基板 洗浄後
C7A. 修理前 プリ基板
C7B. 修理後 プリ基板  電解コンデンサー29個、リレー、フイルムコンデンサー16個交換
C7C. 修理前 プリ基板裏
C7D. 修理(半田補正)後 プリ基板裏、 全ての半田をやり直す。
C7E. 完成プリ基板裏 洗浄後
C8A. 修理前 入力・出力RCA端子
C8B. 修理中 入力・出力RCA端子 半田吸い取り線で補強
C8C. 修理後 入力・出力RCA端子 半田吸い取り線で補強+さらにホットボンドで補強
C9A. 修理前 電源SW
           何とメインAMPの供給電圧を入切している、プリAMPの電源は入りっぱなし!
           改造後、このSWはリレーの入り切りのみ
C9B. 修理後 電源SW周り配線
CAA. 修理前 SP接続端子 普通は内側をアース端子にするのですが!
CAB. 修理前 SP接続端子 
CB. 交換部品
CCA. 修理前 上から見る
CCB. 修理後 上から見る
CCC. 修理前 メイン基板を取り上から見る
CCD. 修理後 メイン基板を取り上から見る
CDA. 完成 前から見る
CDB. 完成 後から見る
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整。
    <見方>
     下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)。
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)。
     下右=周波数計。
     上左=SP出力の歪み率測定、 左メータ=L出力、右メータ=R出力。
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力。
     上右=SP出力波形オシロ、 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)。
E2A. R−SP出力 16V=32W 0.06%歪み率 AUX入力 1000HZ
E2B. L−SP出力 16V=32W 0.06%歪み率 AUX入力 1000HZ
E2C. R−SP出力 16V=32W 0.06%歪み率 AUX入力 400HZ
E2D. L−SP出力 16V=32W 0.065%歪み率 AUX入力 400HZ
E3A. R−SP出力 16V=32W 0.06%歪み率 MM入力 1000HZ
E3B. L−SP出力 16V=32W 0.065%歪み率 MM入力 1000HZ
E3C. R−SP出力 16V=32W 0.065%歪み率 MM入力 400HZ
E3D. L−SP出力 16V=32W 0.07%歪み率 MM入力 400HZ
E4A. R−SP出力 16V=32W 0.08%歪み率 MC入力 1000HZ
E4B. L−SP出力 16V=32W 0.08%歪み率 MC入力 1000HZ
E4C. R−SP出力 16V=32W 0.08%歪み率 MC入力 400HZ
E4D. L−SP出力 16V=32W 0.08%歪み率 MC入力 400HZ
E5. 完成 24時間エージング
S. MusicalFidelity A−1000. の仕様(マニアル・カタログより)
型式 プリメインアンプ Musical Fidelity A1000、A1000B
A1000A=ミュージカルフィデリティー社創立10周年特別生産モデル
定格出力 50W+50W(8Ω)
入力感度/インピーダンス Phono MC= 0.6mV/120Ω
Phono MM= 8mV/47kΩ
CD、Tuner、Aux、Tape= 350mV/47kΩ
再生帯域 21Hz〜21kHz ±1dB
RIAA偏差 ±0.7dB以下
高調波歪率(20Hz〜20kHz) 0.5%以下
SN比 Phono MC= 60dB以上
Phono MM= 75dB以上
CD、Tuner、Aux、Tape= 90dB
クロストーク 85dB以上
電源電圧 100/120/220/240V対応、 50/60Hz
消費電力 215W(連続)
外形寸法 本体=幅483×高さ120×奥行350mm
電源=幅195×高さ120×奥行340mm
重量 本体=11.6kg
電源=8.2kg
価格 1993年発売、\650,000→¥580,000、
                      a1000-2-1r
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