HMA−9500. 3台目 修理記録
平成14年3月17日到着   3月23日完成 
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません

    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
    最近放熱板があまり熱くならないような気が致します。
    今は冬なので気のせいかもしれませんが!何分にも古いものですから、
    一度、動作点検をしてみたいと考えております

B. 原因
    FET(電界効果トランジスター)の経年変化によるバイアス変化。

C. 修理状況
    SP接続リレー交換
    終段FET(電界効果トランジスター)
    バイアス/バランスVR交換
    初段FET(電界効果トランジスター)交換
    プリント基板補修
    配線手直し、補強

D. 使用部品
   SP接続リレー                  2個
   初段FET(電界効果トランジスター)    2個
   バイアス/バランス半固定VR        4個
   抵抗                        2個
 
E. 修理費   32,000円   通常修理。

S. HITACHI Lo−D HMA−9500 の仕様(マニアルより)
C. 修理状況
1. 終段FET(電界効果トランジスター)を取った跡3番目はシリコンが薄い。
2. 修理後取り付けた様子。
4. 修理前のドライブ基板。
5. 修理後ドライブ基板、初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR、SP接続リレー交換。
6. 交換したSP接続リレー、ご覧の様に真っ黒。
7. 半田不良の所、銅線の周りに「ヒビ」が入っている。
   原因=銅と鉛(半田)の膨張係数が異なり、長年の使用で起きる。
   元々製造を早くするため、「ドブツケ」方式なので半田のノリが薄いのも原因のひとつ。
8. ハンダ補正後、怪しいと思ったら迷わず補正する、大した時間ではない。
    光って、丸いところは補正した跡です
出力・歪み率測定・調整
11.  出力・歪み率測定・調整
12.  L側、30V=112W出力 0.04%歪み 1000HZ。
13.  R側、30V=112W出力 0.04%歪み 1000HZ。
15.  完成、下から見る
                         ha95003
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