McIntosh MC2255. 6台目修理記録
     C26. 2台目 ユーザー。 2023/5/11到着  完成 
A. 修理前の状況
  • 主な症状は、左チャンネルのメーターが不動であること。
    あと、何年前か忘れましたが、前面のガラスパネルをネットで入手して自分で交換しています。
    その際、メーター周りのガラスとモール?が分かれて送られてきたため、モール無しの方がスッキリしていたため、 モールは付けていません。



B. 原因
  • 各部経年劣化。

C. 修理状況

D. 使用部品
  • 電解コンデンサ−          個ミューズ使用。
    OP−AMP              個。
    フイルム・コンデンサ−       個。
    半固定VR              個。
    TR(トランジスター)      個。
    RCA端子WBT−0201  1組。
    ラバロンVCT(3.5スケア)ケーブル  1.6m。
    プラグ(Panasonic WF−5018) 1個。
    3チップ入りLED            80個。

E. 調整・測定

F. 修理費   165,000円   オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. McIntosh MC2255 の仕様(マニアル・カタログより)


A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 右から見る。 輸入業者「ELECTORI」のシール。
A14. 点検中 後から見る
A15. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 シールドを取り、上から見る。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前右から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A31. 点検中 下から見る。
A32. 点検中 下蓋裏埃は無。
A34. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A41. 点検中 SP接続端子。
A51. 点検中 入力RCA端子。
A52. 点検中 入力RCA端子。 WBT−0201に交換。
A61. 点検中 電源ケーブル。
A62. 点検中 電源ケーブル。 太い(3.5スケア)に交換。
A63. 点検中 使用する電源コードプラグ(Panasonic WF−5018)。
A64. 点検中 交換する電源コード(3.5スケア)、 PSE合格品なので被服が分厚い!
A65. 点検中 交換する電源コード、 PSE合格品なので被服が分厚い!
A66. 点検中 交換するK色電源コード。 電気的性能や耐候性能は上記灰色と同じです。
A71. 点検中 前シールド板のVU−AMP基板押さえが配線を噛んでいる。 修理者の技能に余裕がないと起きる。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 R−AMP基板
C12. 修理後 R−AMP基板 TR(トランジスター)4個、OP−AMP、電解コンデンサー9個、半固定VR2個交換
C13. 完成R−AMP基板 洗浄後防湿材を塗る。
C14. 修理前 R−AMP基板裏
C15. 修理(半田補正)後 R−AMP基板裏。 全半田やり直す。
C16. 完成R−AMP基板裏   洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 L−AMP基板
C22. 修理後 L−AMP基板 TR(トランジスター)4個、OP−AMP、電解コンデンサー9個、半固定VR2個交換
C23. 完成L−AMP基板 洗浄後防湿材を塗る。
C24. 修理前 L−AMP基板裏
C25. 修理(半田補正)後 L−AMP基板裏。 全半田やり直す。
C26. 完成L−AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 定電圧・制御基板
C32. 修理後 定電圧・制御基板 電解コンデンサー11個交換
C33. 完成定電圧・制御基板 洗浄後防湿材を塗る。
C34. 修理前 定電圧・制御基板裏
C35. 修理(半田補正)後 定電圧・制御基板裏。 全半田やり直す。
C36. 完成定電圧・制御基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理前 VU−AMP基板。
C42. 修理後 VU−AMP基板 電解コンデンサー9個交換。
C43. 完成VU−AMP基板 洗浄後防湿材を塗る。
C44. 修理前 VU−AMP基板裏
C45. 修理(半田補正)後 VU−AMP基板裏。 全半田やり直す。
C46. 完成VU−AMP基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C51. 修理前  メータ・イルミネーション・ランプ基板。
C52. 修理前  メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。
C53. 修理(改造)後  メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。整流ダイオード1個、電解コンデンサー1個、フイルムコンデンサー1個、セラミックコンデンサー1個追加。
C54. 完成メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C55. 修理前  メータ・イルミネーション・ランプ基板2。
C56. 修理前  メータ・イルミネーション・ランプ基板2裏。
C57. 修理(改造)後  メータ・イルミネーション・ランプ基板2裏。整流ダイオード1個、電解コンデンサー1個、フイルムコンデンサー1個、セラミックコンデンサー1個追加。
C58. 完成メータ・イルミネーション・ランプ基板2裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C59. 修理中  メータ・イルミネーション・ランプ。 左側=従来のランプ照明。 右側=LED照明、3チップLED×10個×4個使用。
C5A. 修理後  メータ・イルミネーション・ランプ。
C61. 修理前 Status・LED表示基板
C62. 修理後 Status・LED表示基板。
C63. 完成Status・LED表示基板 洗浄後防湿材を塗る。
C64. 修理前 Status・LED表示基板裏
C65. 修理(半田補正)後 Status・LED表示基板裏。 全半田やり直す。
C66. 完成Status・LED表示基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C71. 修理前 入力切替SW基板
C72. 修理後 入力切替SW基板 電解コンデンサー2個交換
C73. 修理前 入力切替SW基板裏
C74. 修理(半田補正)後 入力切替SW基板裏。 全半田やり直す。
C75. 完成入力切替SW基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C76. 修理中 モードSW基板裏。 洗浄する。
C81. 修理前 システム・テストSW。
C82. 修理前 システム・テストSW裏。
C83. 修理後 システム・テストSW裏。W−SWにする。
C90. 修理中 R、L側終段ブロックと基板類を取り外す。
C91. 修理前 R側終段ブロック。
C92. 修理後 R側終段ブロック。
C93. 修理前 R側終段ブロック裏。
C94. 修理後 R側終段ブロック裏。
CA1. 修理前 R側+終段基板
CA2. 修理(半田補正)後 R側+終段基板。 全半田やり直す。
CA3. 完成R側終段+終段基板 洗浄後防湿材を塗る。
CA4. 修理前 R側+終段基板裏
CA5. 修理(半田補正)後 R側+終段基板裏。 全半田やり直す。
CA6. 完成R側終段+終段基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CB1. 修理前 R側−終段基板
CB2. 修理(半田補正)後 R側−終段基板。 全半田やり直す。
CB3. 完成R側終段−終段基板 洗浄後防湿材を塗る。
CB4. 修理前 R側−終段基板裏
CB5. 修理(半田補正)後 R側−終段基板裏。 全半田やり直す。
CB6. 完成R側終段−終段基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CC1. 修理前 L側終段ブロック。
CC2. 修理後 L側終段ブロック。
CC3. 修理後 L側終段ブロック裏。
CC4. 修理後 L側終段ブロック裏。
CD1. 修理前 L側+終段基板
CD2. 修理(半田補正)後 L側+終段基板。 全半田やり直す。
CD3. 完成L側終段+終段基板 洗浄後防湿材を塗る。
CD4. 修理前 L側+終段基板裏
CD5. 修理(半田補正)後 L側+終段基板裏。 全半田やり直す。
CD6. 完成L側終段+終段基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CE1. 修理前 L側−終段基板
CE2. 修理(半田補正)後 L側−終段基板。 全半田やり直す。
CE3. 完成L側終段−終段基板 洗浄後防湿材を塗る。
CE4. 修理前 L側−終段基板裏
CE5. 修理(半田補正)後 L側−終段基板裏。 全半田やり直す。
CE6. 完成L側終段−終段基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CF1. 修理前 電源・整流部分
CF2. 修理後 電源・整流部分、 フイルムコンデンサー2個追加。
CG1. 修理前 VUメーター周り遮光スポンジ無。 影響無いのでこのまま。
CH1. 修理前 電源ケーブル。
CH2. 修理中 電源ケーブル取り付け穴加工。場所が狭い為、右方向へ広げる為、昔ながらのヤスリで削る。
CH3. 修理(交換)後 電源ケーブル。
CI1. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。 差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い。
           上のK線=巻き付いた端側、 下の白線=挿入した側。止めビスは未締結です。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI2. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い、反対側。
           上の白線=巻き付いた端側、 下のK線=挿入した側。止めビスは未締結です。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI3. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。 差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い。
           上のK線=巻き付いた端側、 下の白線=挿入した側。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI4. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い、反対側。
           上の白線=巻き付いた端側、 下のK線=挿入した側。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI5. 完成 3Pプラグにケーブル取り付。 奥までしっかり芯線が入っている。
CI6. 完成 3Pプラグにケーブル取り付、反対側。 奥までしっかり芯線が入っている。
CI7. 完成 3Pプラグにケーブル取り付。 被覆部も十分に差し込む。
CI8. 完成 3Pプラグにケーブル取り付、反対側。 被覆部も十分に差し込む。
CJ1. 修理前 入力RCA端子。
CJ2. 修理中 入力RCA端子取り付け穴加工。RLの間隔が狭い為、上下方向へ広げる為、昔ながらのヤスリで削る。
CJ3. 修理(交換)後 入力RCA端子。 WBT−0201に交換。
CJ4. 完成入力RCA端子、治具で十分締結する。
CK1. 交換部品
CL1. 修理前 上から見る
CJ2. 修理後 上から見る
CJ3. 修理前 下から見る
CJ4. 修理中 下から見る
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E1. 50Hz入力、R側SP出力電圧44V=242W出力、 0.055%歪み。
             L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.054%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E2. 100Hz入力、R側SP出力電圧44V=242W出力、 0.059%歪み。
              L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.059%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E3. 500Hz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.072歪み。
              L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.073%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E2. 1kHz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.072%歪み。
             L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.074%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E2. 5kHz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.057%歪み。
            L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.059%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E6. 10kHz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.042%歪み。
              L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.042%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E7. 20kHz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.020%歪み。
              L側SP出力電圧44V=242W出力、 0.024%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E8. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
E9. その時の出力メータ
Y. ユーザー宅の設置状況
Y1. 設置状況
S. McIntosh MC2255 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ MC2255
実効出力 stereo=250W+250W(1Ω〜8Ω)
mono =500W(0.5Ω〜16Ω)
入力感度/インピーダンス 750mV、2.5V/50kΩ(切換可)
入力レベル調整 左右独立連続可変
全高調波歪率 0.02%(0.25W〜実効出力時、20Hz〜20kHz)
混変調歪率 0.02%(0.25W〜実効出力時、20Hz〜20kHz)
周波数特性 20Hz〜20kHz +0 -0.25dB
SN比 95dB
ダンピングファクター 30以上
入力インピーダンス 50kΩ
入力感度 0.5V〜2.5V調整可
パワーガード 2%以下(1kHz、20dB)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 1.4kW(実効出力時)
外形寸法 幅411×高さ181×奥行368mm
重量 37.2kg
価格 1,098,000、1981年6月発売
                      2225-63c
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