Mark Levinson No.23.5L 修理記録
 2018/5/15到着  完成
A. 修理前の状況
  • SP接続端子交換と測定依頼。
    SPケーブル端子付け依頼。

T. 修理前点検測定

B.原因


C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。
    OP−AMP交換。
    終段TR(トランジスター)交換。2種20個購入して2種12個選別して使用する。
    前段TR(トランジスター)交換。
    終段TR(トランジスター)エミッター抵抗交換。


D.使用部品
  • SP接続端子                   4組、支給品。
    SPケーブル                    2本、支給品。
    フイルム・コンデンサ−              12個。
    半固定VR                      6個。
    終段TR(トランジスター)              12個。
    前段TR(トランジスター)              12個。
    終段TR(トランジスター)エミッター抵抗     6個。


E. 調整・測定

F.修理費   0,000円   オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Mark Levinson No.23.5L の仕様(マニアル・カタログより)


A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A122. 点検中 前右から見る。
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上から見る。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A31. 点検中 下から見る。
A32. 点検中 下蓋裏埃
A33. 点検中 下蓋裏、 電源トランスからのオイル漏れ跡
A41. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A42. 点検中 電源トランスからのオイル漏れ
A5. 点検中 SP接続端子。
A6. 点検中 入力RCA端子。
A7. 点検中 電源ケーブル取り付け。
T. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
T0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
T1. 1kHz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.072%歪み。
              L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.074%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
T2. 10kHz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.042%歪み。
               L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.042%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 R−AMP基板
C12. 修理後 R−AMP基板 TR(トランジスター)4個、OP−AMP、電解コンデンサー9個、半固定VR2個交換
C13. 完成R−AMP基板 洗浄後防湿材を塗る。
C14. 修理前 R−AMP基板裏
C15. 修理(半田補正)後 R−AMP基板裏。 全半田やり直す。
C16. 完成R−AMP基板裏   洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 L−AMP基板
C22. 修理後 L−AMP基板 TR(トランジスター)4個、OP−AMP、電解コンデンサー9個、半固定VR2個交換
C23. 完成L−AMP基板 洗浄後防湿材を塗る。
C24. 修理前 L−AMP基板裏
C25. 修理(半田補正)後 L−AMP基板裏。 全半田やり直す。
C26. 完成L−AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 定電圧・制御基板
C32. 修理後 定電圧・制御基板 電解コンデンサー11個交換
C33. 完成定電圧・制御基板 洗浄後防湿材を塗る。
C34. 修理前 定電圧・制御基板裏
C35. 修理(半田補正)後 定電圧・制御基板裏。 全半田やり直す。
C36. 完成定電圧・制御基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理前 VU−AMP基板
C42. 修理後 VU−AMP基板 電解コンデンサー9個交換
C43. 完成VU−AMP基板 洗浄後防湿材を塗る。
C44. 修理前 VU−AMP基板裏
C45. 修理(半田補正)後 VU−AMP基板裏。 全半田やり直す。
C46. 完成VU−AMP基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C51. 修理前  メータ・イルミネーション・ランプ基板。
C52. 修理(交換)後  メータ・イルミネーション・ランプ基板。
C53. 修理前  メータ・イルミネーション・ランプ基板裏
C54. 修理(半田補正)後  L側メータ・イルミネーション・ランプ基板裏。 全半田やり直す。
C55. 完成メータ・イルミネーション・ランプ基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C61. 修理前 Status・LED表示基板
C62. 修理後 Status・LED表示基板。 表示ランプ2個交換。
C63. 完成Status・LED表示基板 洗浄後防湿材を塗る。
C64. 修理前 Status・LED表示基板裏
C65. 修理(半田補正)後 Status・LED表示基板裏。 全半田やり直す。
C66. 完成Status・LED表示基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C71. 修理前 入力切替SW基盤
C72. 修理後 入力切替SW基盤 電解コンデンサー2個交換
C73. 修理前 入力切替SW基盤裏
C74. 修理(半田補正)後 入力切替SW基盤裏。 全半田やり直す。 フイルムコンデンサー2個追加。
C75. 完成入力切替SW基盤裏  洗浄後防湿材を塗る。
C91. 修理前 R側+終段出力TR(トランジスター)
C92. 修理中 R側+終段出力TR(トランジスター)、 放熱シリコングリスが少ない!
C94. 修理前 R側+終段基板
C95. 修理(半田補正)後 R側+終段基板。 全半田やり直す。
C96. 完成R側終段+終段基板 洗浄後防湿材を塗る。
C97. 修理前 R側+終段基板裏
C98. 修理(半田補正)後 R側+終段基板裏。 全半田やり直す。
C99. 完成R側終段+終段基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CA4. 修理前 R側−終段基板
CA5. 修理(半田補正)後 R側−終段基板。 全半田やり直す。
CA6. 完成R側終段−終段基板 洗浄後防湿材を塗る。
CA7. 修理前 R側−終段基板裏
CA8. 修理(半田補正)後 R側−終段基板裏。 全半田やり直す。
CA9. 完成R側終段−終段基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CB1. 修理前 L側+終段出力TR(トランジスター)
CB2. 修理中 L側+終段出力TR(トランジスター)、 放熱シリコングリスが少ない!
CB5. 修理(半田補正)後 L側+終段基板。 全半田やり直す。 エミッター抵抗3個交換。 
CB6. 完成L側終段+終段基板 洗浄後防湿材を塗る。
CB7. 修理前 L側+終段基板裏
CB8. 修理(半田補正)後 L側+終段基板裏。 全半田やり直す。
CB9. 完成L側終段+終段基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CC1. 修理前 L側−終段出力TR(トランジスター)
CC2. 修理中 L側−終段出力TR(トランジスター)、 放熱シリコングリスが少ない!
CC42. 修理前 L側−終段基板。 溶断したTR(トランジスター)。
CC5. 修理(半田補正)後 L側−終段基板。 全半田やり直す。 エミッター抵抗3個交換。 
CC6. 完成L側終段−終段基板 洗浄後防湿材を塗る。
CC7. 修理前 L側−終段基板裏
CC72. 修理前 L側−終段基板裏。 半田屑!
CC8. 修理(半田補正)後 L側−終段基板裏。 全半田やり直す。
CC9. 完成L側終段−終段基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
CD1. 修理前 電源・整流部分
CD2. 修理後 電源・整流部分、 フイルムコンデンサー2個追加。
CE1. 修理中 前パネルのスポンジ。 経年劣化でボロボロ!
CE2. 修理中 前パネル裏のスポンジ。
CE3. 修理中 前パネル清掃。
CC. 交換部品
CD1. 修理前 上から見る
CD2. 修理後 上から見る
CD3. 修理前 下から見る
CD4. 修理中 下から見る
CD5. 修理中 全負荷試験中に基板のTR(トランジスター)が死に交換しました。
CD6. 修理後 下から見る
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧44V=242W出力、 0.055%歪み。
              L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.054%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧44V=242W出力、 0.059%歪み。
               L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.059%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.072歪み。
               L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.073%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.072%歪み。
              L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.074%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.057%歪み。
             L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.059%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.042%歪み。
               L側SP出力電圧45V=253W出力、 0.042%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 20kHz入力、R側SP出力電圧45V=253W出力、 0.020%歪み。
               L側SP出力電圧44V=242W出力、 0.024%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
E4. その時の出力メータ
E5. 24時間エージング中。  右=QUAD QUAD−606. 4台目
Y. ユーザー宅の設置状況
Y1. 設置状況
S. Mark Levinson No.23.5L の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ No.23.5L
構成 デュアルモノ構成
ディファレンシャル入力回路搭載(BAL入力時)
大容量トロイダルトランス使用 
実効出力 200W(8Ω)/400W(4Ω)/700W(2Ω)
周波数特性 4〜140000Hz
SN比 104dB
入力インピーダンス 50kΩ
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 200W(8Ω・定格出力時)
外形寸法 W483×H210×D450mm 
重量 40.0kg
価格 1,450,000円〜1,522,500円、1991年発売
                      2225-5-3d
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