BOZAK Model 929 修理記録
同時修理 GAS THAEDRA. 8台目               平成29年7月24到着    月日完成
A. 修理前の状況
  • 先月アメリカ・ロスより購入しました「 GAS THAEDRA + BOZAK MDEL929」で音出ししました。
    大変満足な音でしたが、3時間程連続のCD演奏でBOZAK MDEL929のINDICANTランプが点灯、 右SPから音が出なくなりました。
     しばらくして再演奏すると、MDEL929の右CHのメーターが中ほどまで振れてブーッの音、 演奏音は右CHはかすかに聞こえます。 左SPは正常に聞こえます。
  • GAS THAEDRAのプリアンプの音は、初めて聞き、その濃厚な音が気に入りました。 御社の同型機種の修理内容を見させて頂き、かなり癖のある様ですので、いきなりの組み合わせがまずかったか?



B. 原因・現状
  • 各部劣化。


C. 修理状況
  • 初段TR(トランジスター)交換。
    SP出力リレー交換。
    半固定VR交換。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。
    電解コンデンサー交換(オ−ディオコンデンサー使用)。
    底足交換。
    電源コードを3Pインレットに交換。 FURUTECH製FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。
    RCA端子交換。
    各部止めビスが緩んでいるので、増締作業。


D. 使用部品

  • 初段TR(トランジスター)         個。
    半固定VR                 個。
    電解コンデンサー             個。
    フイルムコンデンサー           個。
    RCA端子                 個。
    出力リレー                    1個。
    底足                        4個。フイルムコンデンサー           2個。
    3Pインレット              1個 FURUTECH製FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。


E. 調整・測定

F. 修理費  0,000円   オーバーホール修理。。

Y. 納品後のユーザの使用状況

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A17. 点検中 上蓋を取り、上から見る。基板押さえのスポンジが大きくずれている。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A26. 点検中 上蓋、を取り、下から見。 底足比較。
A31. 点検中 SP接続端子。
A41. 点検中 入力RCA端子。
A51. 点検中 電源コード取り付け。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 修理中 基板を取り外す。
C1. 修理中 基板+終段Trブロックを取り外す。
C11. 修理前 R側終段TR(トランジスター)ブロック表。
C12. 修理前 R側終段TR(トランジスター)ブロック表。カバーを外す。
C13. 修理後 R側終段TR(トランジスター)ブロック表。
C14. 修理前 R側終段TR(トランジスター)ブロック裏。
C15. 修理後 R側終段TR(トランジスター)ブロック裏。
C21. 修理前 L側終段TR(トランジスター)ブロック表。
C22. 修理前 L側終段TR(トランジスター)ブロック表。カバーを外す。
C23. 修理後 L側終段TR(トランジスター)ブロック表。
C24. 修理前 L側終段TR(トランジスター)ブロック裏。
C25. 修理後 L側終段TR(トランジスター)ブロック裏。
C31. 修理前 ドライブ基板。
C32. 修理後 ドライブ基板。
C33. 修理前 ドライブ基板裏。
C34. 修理((半田補正))後 ドライブ基板裏。
C35. 完成ドライブ基板基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄後防湿材を塗る。
C81. 修理前 電源コード取付
C82. 修理中 電源インレット用穴明け加工。
C83. 修理後 電源インレット。 3Pインレットに交換。FURUTECH製FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。
C91. 交換部品
C92. 交換部品 コンプリメンタリーのロットが異なる。
C93. 交換部品、 使用したFET(電解トランジスター) 全てロット(53)が同じ。
CA1. 修理前 上から見る
CA2. 修理後 上から見る
CA3. 修理前 下から見る
CA4. 修理後 下から見る
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
   よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧15V=28W、 0.644%歪み。
             L側SP出力電圧16V=32W、 0.634%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧15V=28W出力、 0.748%歪み。
               L側SP出力電圧16V=32W出力、 0.754%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧16V=32W出力、 0.625%歪み。
               L側SP出力電圧16V=32W出力、 0.637%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧16V=32W出力、 0.529%歪み。
              L側SP出力電圧16V=32W出力、 0.542%歪み。
            「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧16V=32W出力、 0.583%歪み。
             L側SP出力電圧16V=32W出力、 0.511%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧16V=32W出力、 0.493%歪み。
               L側SP出力電圧16V=32W出力、 0.507%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、R側SP出力電圧15V=28W出力、 0.89%歪み。
               L側SP出力電圧15V=28W出力、 0.91%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E4. フルパワー出力なので、 24V高速フアンが全回転でクーリング。
E5. 24時間エージングで完成、 左は Sansui AU−X11. 5台目
Y. 納品後のユーザの使用状況、配置。
                               bozak929_p
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