Sansui AU−10000. 2台目修理記録 
16年7月29日到着  8月5日完成
  • A. 修理前の状況
      ドライブAMP基板不良
      整流・定電圧・プロテクト基盤不良
      EQ−AMP不良
      コントロール(低音+高音)基盤不良

  • B. 原因
      経年変化による劣化

  • C. 修理状況
      SP接続リレー・ラッシュカーレント抑制リレー交換
      メインAMPバイアス・バランス半固定VR交換
      メインAMP TR(トランジスター)交換
      コントロ−ルAMP TR(トランジスター)交換
      EQ−AMP、 TR(トランジスター)交換
      結合コンデンサー交換
      各種SW、VR清掃
      配線手直し、補強
      経年劣化による各部ハンダ補正


  • D. 使用部品
      P接続リレー・ラッシュカーレント抑制リレー            2個
      メインAMPバイアス/バランス半固定VR           2個
      TR(トランジスター)                         32個
      電解コンデンサー                          55個
      整流ダイオード                            6本
      フューズ                                2本
      フイルムコンデンサー                        18個

  • E. 測定・調整

  • F. 修理費  105 ,000円    オーバーホール修理。
  • S. Sansui AU−10000 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の点検状況
A1. 修理前点検  上から見る、埃が一杯!
A2. 修理前点検  放熱器にも、埃が一杯!
A3A. 修理前点検  底板にも、埃が一杯!
A3B. 修理前点検  底板清掃後、サビがあるので、黒ラッカーを吹きます
A4. 修理前点検  下から見る
A5. 修理前点検  清掃後上から見る
A6. 修理前点検  清掃後下から見る
A7. 修理前点検  大型電解コンデンサー点検 膨らみ、液漏れも無く綺麗
C. 修理状況
C1A. 修理前 終段TR(トランジスター)NPN側
C1B. 修理中 終段TR(トランジスター)NPN側 シリコングリスがパリパリ
C1C. 修理後 終段TR(トランジスター)
C1D. 修理前 終段TR(トランジスター)PNP側
C1E. 修理中 終段TR(トランジスター)NPN側 シリコングリスがパリパリ
C1F. 修理後 終段TR(トランジスター)NPN側
C2A. 修理前 ドライバー基盤
C2D. 修理後 ドライバー基盤 初段TR(トランジスター)4個、半固定VR2個
            電解コンデンサー16個、フイルムコンデンサー6個交換
C2E. 修理前 ドライバー基盤裏
C2F. 修理(半田補正)後 ドライバー基盤裏 全半田やり直す
C2G. 完成ドライバー基盤裏  洗浄後
C3A. 修理前 整流・定電圧・プロテクト基盤
C3B. 修理後 整流・定電圧・プロテクト基盤
            フューズ2個、SP接続リレー2個、電解コンデンサー23個 TR(トランジスター)2個、整流ダイオード6本交換
C3C. 修理前 整流・定電圧・プロテクト基盤裏
C3D. 修理(半田補正)後 整流・定電圧・プロテクト基盤裏 全半田やり直す
C3E.完成整流・定電圧・プロテクト基盤裏  洗浄後
C3F. 修理前 整流基盤
C3G. 修理前 整流基板裏
C3H. 修理(半田補正)後 整流基板裏 全半田やり直す
C3I. 完成整流基板裏 洗浄後
C4. 修理中 前面パネルを取り基盤を取り出す
C4A. 修理前 コントロール(低音+高音)基盤
C4B. 修理後 コントロール(低音+高音)基盤
                             TR(トランジスター)6個、電解コンデンサー4個、フイルムコンデンサー2個交換
C4C. 修理前 コントロール(低音+高音)基盤裏
C4D. 修理(半田補正)後 コントロール(低音+高音)基盤裏 全半田やり直す
C4E. 完成コントロール(低音+高音)基盤裏 洗浄後
C4F. 修理前 コントロール(中音)基盤
C4G. 修理後 コントロール(中音)基盤 TR(トランジスター)6個、電解コンデンサー4個、フイルムコンデンサー2個交換
C4H. 修理前 コントロール(中音)基盤裏
C4I. 修理(半田補正)後 コントロール(中音)基盤裏 全半田やり直す
C4J. 完成コントロール(中音)基盤裏 洗浄後
C4K. 修理前 メインVR基盤
C4L. 修理後 メインVR基盤 TR(トランジスター)8個、電解コンデンサー6個、フイルムコンデンサー6個交換
C4M. 修理前 メインVR基盤裏
C4N. 修理(半田補正)後 メインVR基盤裏 全半田やり直す
C4O. 完成メインVR基盤裏 洗浄後
C4P. 修理中 メインVR清掃、カシメ構造なので此処まで
C4Q. 修理前 フイルター基盤
C4R. 修理後 フイルター基盤 電解コンデンサ−2個、TR(トランジスター)2個、フイルムコンデンサー2個交換
C4S. 修理前 フイルター基盤裏
C4T. 修理(半田補正)後 フイルター基盤裏 全半田やり直す
C4U. 完成フイルター基盤裏 洗浄後
C4V. 修理前 周波数切替SW基盤
C4W. 修理前 周波数切替SW基盤裏
C4X. 修理(半田補正)後 周波数切替SW基盤裏 全半田やり直す
C4Y. 完成周波数切替SW基盤裏 洗浄後
C4Z. 修理前 TapePlay切替SW基盤裏
C41. 修理(半田補正)後 TapePlay切替SW基盤裏 全半田やり直す
C42. 完成TapePlay切替SW基盤裏 洗浄後
C43. 修理前 TapeCopy切替SW基盤裏
C44. 修理(半田補正)後 TapeCopy切替SW基盤裏 全半田やり直す
C45. 完成TapeCopy切替SW基盤裏 洗浄後
C46. 修理前 InputSelectorSW基盤
C47. 修理前 InputSelectorSW基盤裏
C48. 修理(半田補正)後 InputSelectorSW基盤裏 全半田やり直す
C49. 完成InputSelectorSW基盤裏 洗浄後
C5A. 修理前 EQ−AMP基盤
C5B. 修理後 EQ−AMP基盤 TR(トランジスター)14個 電解コンデンサ−8個、フイルムコンデンサー4個交換 
C5C. 修理前 EQ−AMP基盤裏
C5D. 修理(半田補正)後 EQ−AMP基盤裏 全半田やり直す
C5E. 完成EQ−AMP基盤裏 洗浄後
C6A. 修理前 プリ・メイン切離SW基盤
C6B. 修理前 プリ・メイン切離SW基盤裏
C6C. 修理(半田補正)後 プリ・メイン切離SW基盤裏 全半田やり直す
C6D. 完成プリ・メイン切離SW基盤裏  洗浄後
C7. パネル、ツマミ清掃
C8. 交換部品
C9A. 修理前 上から
C9B. 修理後 上から
C8C. 修理前 下から
C8D. 修理後 下から
C9. 完成
E. 測定・調整
E1. 出力/歪み率測定・調整 以下全て、メインVRはMAX位置
    <見方>
     上左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
     上左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E2A. SP出力30V=112W 歪み率0.04% at=1000HZ AUX端子入力
E2B. SP出力30V=112W 歪み率0.03% at=400HZ AUX端子入力
E3A. SP出力30V=112W 歪み率0.05% at=1000HZ MM端子入力
E3B. SP出力30V=112W 歪み率0.06% at=400HZ MM端子入力
E4A. SP出力30V=112W 歪み率0.04% at=1000HZ MC端子入力
E4A.  SP出力30V=112W 歪み率0.04% at=400HZ MC端子入力
E5. 24時間エージング。 元箱付き!
S. Sansui AU−10000 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 ステレオプリメインアンプ AU−11000
パワーアンプ部
実効出力 110W+110W(両ch動作、20Hz〜20kHz、8Ω)
全高調波歪率 0.03%以下(20Hz〜20kHz、定格出力時)
周波数特性 5Hz〜100kHz(+0 -1.5dB、1W)
SN比 115dB以上(IHF)
残留雑音 200μV(8Ω)
プリ部
Phono入力感度 2、4、8mV(30、50、100kΩ)
Phono最大許容入力 1000mV(入力感度8mV)
RIAA偏差 ±0.2dB(20Hz〜20kHz)
SN比 75dB以上(Phono)
90dB以上(AUX)
全高調波歪率 0.01%以下(20Hz〜20kHz、1V出力時)
チャンネルセパレーション 60dB以上(Phono、AUX)
総合
外形寸法 幅460x高さ176x奥行407mm
重量 19.2kg
価格 ¥148,000(1977年頃)
                      10000-22d
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2022 Amp Repair Studio All right reserved.