横河電機 VTV−112(JI−177B). 2台目修理記録
A. 修理前の状況。
  • 1台修理するも、2台修理するも同じなので、平成28年11月、オークションで購入
  • 電圧計断線、スクリーングリッド電圧(Esg)可変出来ず、コントロールグリッド電圧(Eg1)可変出来ず。
    ジャンク出品だったので、メーター動作(針が動く)を確認済みでしたが、断線していた。
    クレームを付けたが、ジャンク品で押し切られた!

B. 原因
  • スクリーングリッド電圧(Esg)可変VR断線。
  • コントロールグリッド電圧(Eg1)可変VR断線。
  • 電圧計断線

C. 修理状況
  • EG1_VR交換
    ESG_VR交換
    電源コード交換
    プレート・グリッドキャップコード修理
    メータに保護ダイオード取り付け。
    電源表示LED取り付け。
    整流管5Y3GT をダイオードに交換する(但し、改造・調整が必要)
    ショートランプは「12V10W」が丁度良いので交換
    7ピンMT、9ピンMT、8ピンUSソケットにアダプター取り付け。
    電圧計断線交換

CC. 寸評
  • 大型管の測定において、操作基準表から見ると、真空管メーカーの設定値とかなりの開きがある。
     6L6   Ep=150V、Esg=150V 一般には Ep=Esg=250V
     6DQ5  Ep=175V、Esg=125V 一般には Ep=Esg=250V
     807   Ep=150V、Esg=150V 一般には Ep=Esg=250V
     6146  Ep=120V、Esg=120V 一般には Ep=Esg=250V
    これらは、プレート電流の制限(60mA)による物なのか?

E. 測定

EE. Gm直読み最終校正・測定

EF. 高Gm管、高出力管のGm測定

EG. 最近の真空管のGm測定+波形確認

F. 変更回路図

A. 修理前の状況
A11. 外観 前から見る。
A112. 外観 前から見る。切れた取っ手。
A113. 外観 前から見る。切れた取っ手を接着材で接続するか、新規に製作するか?。
A12. 外観 前右から見る
A13. 外観 後から見る
A14. 外観 後左から見る
A21. 外観 上から見る。
A22. 外観 下から見る。
A31. 外観 下前から見る。
A32. 外観 下前左から見る
A33. 外観 下後から見る。
A34. 外観 下後右から見る
A41. 点検中 上蓋を開ける。
A42. 点検中 ジャンパー線。シールド付きジャンパー線が無。
A51. 点検中 操作パネル表。
A512. 点検中 操作パネル表。MT9ピンソケットが交換されてる。
A513. 点検中 操作パネル表。左側電圧計が断線している。
A52. 点検中 電源コードは経年変化で堅い。
A53. 点検中 パネル裏。
A532. 点検中 パネル裏。止めビスの回りが塗料が取られてある。
A54. 点検中 シャシ・パネル上から。
A55. 点検中 シャシ・パネル下から。
A56. 点検中 シャシ・パネル右から。
A57. 点検中 シャシ・パネル左から。
A58. 点検中 裏シャシ・パネルを倒す。
A59. 点検中 前シャシ・パネルと裏シャシ・パネルを倒す。
A61. 点検中 真空管への配線、シールドを施している。 TV-7やTV2の「フェライトビーズ」を挿入に相当。
C. 修理状況
C01. 修理中 取扱い説明書の入手。
C02. 修理中 操作基準表(チャート)の入手。
C03. 修理中 誤操作を防ぐ為、ジャンパー線を色別にする。赤=プレート、黄色=第1グリッド、白色=ヒータ、等。
C11. 修理中 E1GのVRを取り出す為、隣のEsgVRを緩める。 軸の作り精度が悪く軸受けが抜けない!
C12. 修理中 取り出した、E1GのVR。
C13. 修理中 取り出した、E1GのVR、密閉型なのですが?
C14. 修理中 取り出した、E1GのVR、密閉型なのですが、逆に湿気が隠り、腐食した可能性が大きい。
                         緑青が出ている所が断線ケ所、8ヶ所断線!
C21. 修理中 取り出した、ESGのVR。
C22. 修理中 取り出した、ESGのVR、開放型なので、腐食した可能性が大きい。
                         緑青は出ていないが断線ケ所、10ヶ所断線!
C−7C. 修理前 太く堅い電源コード。
C−7D. 修理(交換)後 柔らかいビニール電源コードを使用。
C−8A. 修理中 メータに保護ダイオード取り付け。 電源表示にオクタルソケットの中心にLED取り付け。
C−E. 交換した部品
C−H. 最終完成 
C−I. カラーツマミを付けて、最終完成 
E. 測定
E−1. 測定、6CA7(EL−34)を測定。
E−2. 測定、5AR4を測定。
E−3. 測定、ECC83(12AX7)を測定。
E5−2. 測定、 電力増幅管「6CA7(EL−34)」。
                     相互コンダクタンス=9000〜11000μmho(1960/1962ナショナル真空管ハンドブックより)
E5−3. 測定、  水平偏向発振・垂直偏向発振・出力用 双3極管「12BH7」。
                           相互コンダクタンス=3100μmho(1960/1962ナショナル真空管ハンドブックより)
E5−4. 測定、 高周波増幅用 双3極管「12AT7」。
                      相互コンダクタンス=3750〜6700μmho(1960/1962ナショナル真空管ハンドブックより)
E5−5. 測定、 高周波増幅5極管「6AU6」。
                      相互コンダクタンス=3900〜5200μmho(1960/1962ナショナル真空管ハンドブックより)
E5−7. 調整を終え完成、 真空管のデーターも豊富で使いやすい。
EE. Gm直読み最終校正・測定
     Hickok 600AはEp=150V、Esg=130V、eg1=2.5Vの固定で測定します。
     真空管メーカの規格表は6GB8やKT88等の大型の出力管はEp、Esgの電圧が高く、電流も多く流れる為、誤差がでます。
     TV球や後発の高Gm管は、eg1がもっと小さいので、誤差がでます。

EE−1A. 3000μmhoレンジでの「12BH7」測定=2600μmho、この試験の為、少しぼけた3000μmho以内のを使用する。
EE−1B.   6000μmhoレンジでの「12BH7」測定、 Gm=2600μmho
EE−1C.   15000μmhoレンジでの「12BH7」測定、Gm=2600μmho
EF. 高Gm管、高出力管のGm測定

EF−1A.  15000μmhoレンジでの高Gm管「6DJ8」測定、Gm==10250μmho。
       相互コンダクタンス=12500μmho「Ep=90V、Ip=15mA、eg1=−1.3V」(1960/1962ナショナル真空管ハンドブックより)。
       相互コンダクタンス=12250μmho(RC−30 Receiving Tube Manualより)。
       相互コンダクタンス=12500μmho「Ep=90V、Ip=15mA、Eg1=−1.3V、」(インプレス オーディオ用真空管マニアルより)。
       2.5Vの信号電圧では大きすぎて、誤差大きい。
EF−1B.  15000μmhoレンジでの高Gm管「6DJ8−2本目」、Gm=測定=12250μmho。
       相互コンダクタンス=12500μmho「Ep=90V、Ip=15mA、eg1=−1.3V」(1960/1962ナショナル真空管ハンドブックより)。
       相互コンダクタンス=12250μmho(RC−30 Receiving Tube Manualより)。
       相互コンダクタンス=12500μmho「Ep=90V、Ip=15mA、Eg1=−1.3V、」(インプレス オーディオ用真空管マニアルより)。
       2.5Vの信号電圧では大きすぎて、誤差大きい。
EF−1C. 「6DJ8−2本目」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧。
EF−1D.  15000μmhoレンジでの高Gm管「6RHH8」測定、Gm=8200μmho。
EF−1E. 「6RHH8」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧。
EF−2.   15000μmhoレンジでの高Gm管「6BQ5」測定、Gm=77250μmho。
       相互コンダクタンス=11300μmho「Ep=250V、Esg=250V、Ip=48mA、eg1=−7.3V」(1960/1962ナショナル真空管ハンドブックより)。
       2.5Vの信号電圧では大きすぎて、誤差大きい。
EF−3A. 15000μmhoレンジでの虎の子「6GB8」測定、Gm=9250μmho。
        コンダクタンス=20000μmho「Ep=250V、Esg=250V、Ip=140mA、eg1=−8V」(誠文堂新光社 実用真空管ハンドブックより)。
              電流容量が足りず、誤差大きい。
EF−3B.   15000μmhoレンジでの高出力管「6GB8」測定、「6GB8を挿入してから、Line電圧を設定する」
EF−3C.   15000μmhoレンジでの高出力「6GB8」測定、Gm=14500μmho
        コンダクタンス=20000μmho「Ep=250V、Esg=250V、Ip=140mA」(誠文堂新光社 実用真空管ハンドブックより)。
        かなり改善されましたが?
EF−4A. 15000μmhoレンジでの高出力管「KT88」測定、Gm=8700μmho。
        相互コンダクタンス=11500μmho「Ep=250V、Esg=250V、Ip=140mA」(インプレス オーディオ用真空管マニアルより)。
        電流容量が足りず、誤差大きい。
EF−4B.   15000μmhoレンジでの高出力管「KT88」測定、「KT88を挿入してから、Line電圧を設定する」
EF−4C.   15000μmhoレンジでの高出力管「KT88」測定=10500μmho
        相互コンダクタンス=11500μmho「Ep=250V、Esg=250V、Ip=140mA」(インプレス オーディオ用真空管マニアルより)
        かなり改善されました。
EF−5A. 15000μmhoレンジでの高出力管「6CA7」測定、「6CA7を挿入してから、Line電圧を設定する」
EF−5B.   15000μmho高出力管「6CA7」測定、Gm=8750μmho。
              コンダクタンス=11000μmho「Ep=250V、Esg=250V、Ip=70mA、eg1=−14.5V」(誠文堂新光社 実用真空管ハンドブックより)。
              誤差大きい。
EG. 最近の真空管のGm測定+波形確認
EG−1. 右のデジタルオシロはデモで拝借。  「YOKOGAWA DLM2024」
EG−2. JJ−ECC99、electro−harmonix12BH7AEH。  「購入先はこちら」 
EG−2B. 6000μmhoレンジでの「JJ−ECC99」測定、Gm=6000μmho。
EG−2C. 「JJ−ECC99」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧。
EG−2D. 6000μmhoレンジでの「electro−harmonix12BH7AEH」測定、Gm=3100μmho。
EG−2E. 「electro−harmonix12BH7AEH」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧。
EG−3.  JJ−ECC81、electro−harmonix12AT7EH。 「購入先はこちら」 
EG−3B. 6000μmhoレンジでの「JJ−ECC81」測定、Gm=5500μmho。
EG−3C. 「JJ−ECC81」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧。
EG−2D. 6000μmhoレンジでの「electro−harmonix12AT7EH」測定、Gm=4000μmho。
EG−2E. 「electro−harmonix12AT7EH」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧。
EG−3. electro−harmonix12AX7EH、SOVTEC12AX7WA、JJ−ECC83S。 「購入先はこちら」 
EG−3B. 3000μmhoレンジでの「electro−harmonix12AX7EH」測定、Gm=1550μmho。
EG−3C. 「lectro−harmonix12AX7EH」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧。
EG−3D. 3000μmhoレンジでの「SOVTEC12AX7WA」測定、Gm=1600μmho。
EG−3E. 「SOVTEC12AX7WA」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧。
EG−3F. 3000μmhoレンジでの「JJ−ECC83S」測定=1750μmho。
EG−3G. 「JJ−ECC83S」測定の入出力波形、赤色=グリッド電圧、黄色=プレート電圧。
F. 変更回路図
F−1A. 修理前 修理前 Emisson Measurement Circuit 「回路図は全て830Wより引用」
F−1B. 修理後 Emisson Measurement Circuit
F−2A. 修理前 Plate・Screen Supply Circuit
F−2B. 修理後 Plate・Screen Supply Circuit。
            プレート回路にゼナーダイオード挿入して、他の機種との同調の為、150V確定する。
                     vt122_2q
ここに掲載された写真は、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2016 Amp Repair Studio All right reserved.